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怖い女作品10選

『アウェイク』

公開:2007年

監督:ジョビー・ハロルド

キャスト:ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ

ストーリー

主人公クレイトンは若くして亡き父から大会社を受け継いだ青年。
何不自由なく暮らす彼にとって、目下の悩みは秘書サムとの身分違いの熱愛を厳格な母親に言い出せずにいること、
そして長く生きるためには心臓移植手術が必要であることだ。
友人の医師ジャックの根回しでドナーを得たクレイトンはサムに求婚し、満ち足りた気分のまま手術室へ運ばれた・・・。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

よく行くビデオ屋のサスペンスの棚は端から見てやろうと、予備知識なしで、手に取り、借りて見ました。これが、大当たり! これ、間違いなく、大傑作ですよ! まずは、術中覚醒というオリジナリティ。そんなのあるんだあ。ほおー。で、まずOK。で、~~(ネタバレしません)で、大びっくり。その手掛かりがきちんとあったのに、うまく誤魔化していて、その誤魔化し方にまた、感心。そして、いよいよ、主人公が、絶体絶命のピンチ。これ以上(以下?)ないくらいの危機で、さあ、脚本家よ、監督よ、ここから、どう主人公を救うんだい? お手並み拝見。と、見ていると、なーるほど、この手があったか! と、逆転技。これも、きちんと伏線が張られていたことを知り、またまた、感心。そして、ハリウッドだから、当然溜飲。そして、そして、ラストの一言。もう、鳥肌。背中を震えが何度もビンビン走ったぞ。面白い映画って、なかなかないもんだが、こういうのに、巡り合うと、幸せな気分になる。世のため、人のため、これは、いい仕事しましたよ! 映画って本当にいい!!

最初はぜんぜん期待してなくて、ながら見で観ていたのですが
途中から完全に映画に引き込まれてしまいました。
よくあるパニック、スリラー系の映画かと思わせつつ、徐々にサスペンス方面にシフトしていき
どんでん返しを含めて綺麗にまとまっている点が素晴らしいです。
やや影を残した終わり方で、考えさせられるような要素を含んでいるのも個人的には高ポイントです。
サスペンス、ミステリーに分類される映画の中では、正直傑作と言ってもいいくらいの出来だと思っています。
これは完全に個人的な意見になるのですが、欲を言えば主人公が胸にメスを入れられるシーン、
もっと痛々しく演技してくれてもいいなと思いました(笑)。

久しぶりに終わった後に「終わっちゃった」って思った映画でした。

手術中に眠りにつけず体は麻痺しているにも関わらず感覚はあるという術中覚醒をテーマにした作品。

テーマもよければ主人公の演技も我々の恐怖を煽る。

そしてまさかの真実。

そして母親の愛。

決して見て後悔しない作品だと私は思う。

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『ゴーン・ガール』

公開:2014年

監督:デヴィッド・フィンチャー

キャスト:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク

ストーリー

結婚5周年の記念日。誰もがうらやむような幸せな結婚生活をおくっていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。部屋は荒らされ、キッチンに残されたエイミーの大量の血痕から警察は他殺と失踪の両方の可能性を探る。憔悴した表情で行方のわからなくなった妻を心配する夫ニック、だが彼にも捜査の手が及び窮地に立たされる。妻エイミーに何が起きたのか・・・。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

★★銀行ゴーンガール事件のさなかに、この映画を観たというのも偶然でしたが、フィンチャーさんの相変わらずの歪んだ人間像を堪能させて頂きました。良かったー良かった!!こんなスーパーサイコ妻に出会わなくて、私は何て幸せなのだろうかと?ゴーンガールが生き返って、大衆の前に現れる場面は、野外劇を観る様な大げさな仕掛けが気になりましたが、セブンでも犯人が警察ロビーに血だらけで登場する場面があり、フィン様のお気に入りなのでしょう。しかし、ヒッチコック監督は、どんな惨たらしい場面であっても、何となくユーモアーとか優しさみたいな部分が残るのですが、フィン様には千切れた愛、渇いた愛の末路としての凄惨さだけが浮かんできて、とても怖ろしいのです。ですからこれは2度と観ない様にしましょう・・・

劇場公開時に映画館で観た時にはたいして面白く感じなかった。
D.フィンチャー監督作品ということで、勝手にハードルが高くなってたのかもしれません。
なんか昼ドラサスペンスみたいだなぁなんて…

今回見直すにあたって前の先入観は一切捨て去って臨みました。

これがなかなか面白い
2時間半くらいの尺をほとんど感じさせずに最後まで魅入ってしまいました。
逆にたいして派手なエピソードもなく、エグいシーンあるわけでもなく、死人も最小限で、巧妙な演出と役者さんの演技力だけで成立してるのが凄いとおもいました。
ドギツさやグロを求めていると完全に肩透かし食らうでしょう、最初私がそうだったように。

冒頭のシーンがプロローグとエピローグになっていて、なるほどなぁ〜と感心してしまいました。
あのエイミーのなんとも言えない表情…

見終わったあとの後味の悪さ、気持ち悪いのはいつものこと
これがすごく後を引くんですね、この人の映画。

また何度も見返したくなる作品になりました。

デビッドフィンチャーらしい陰鬱な最初のカットからもうガッチリと掴まれます。

しかしこの映画が変わっているのは物語の重要なオチが中盤には判明する点。

そのオチを引っ張って最後でドン!とカタルシスを持ってくることをしてないのです。
その中盤から後半にかけては盛り上りはしないけれど決してダレルこともなく、何かが起こりそうな不気味で張りつめたテンションを長時間に渡って維持しているんです。

「何かが起こりそう」というサスペンスには絶対に必要な空気感を作品後半にかけて長時間に渡って持続させたのは、もうさすがと言う他ないです。

一つ一つの画作りもすごいですが、一番凄かったのは上記の点。
そして張りつめた空気は弾けることなくエンディングを迎える。そのためこの映画が放った不気味なサスペンスの空気は見終わったともぼやーっと留まって、消えることが無いのです。

いい映画は見終わった後に色々と考えてしまうものですが、この作品程「この後どうなったんだろう」と想像を巡らす作品もなかなかないです。

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『あるスキャンダルの覚え書き』

公開:2006年

監督:リチャード・エアー

キャスト:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット

ストーリー

ロンドン郊外にあるセント・ジョージ総合中等学校。ここで歴史を教えるベテラン教師のバーバラは、厳格すぎるゆえに生徒ばかりか同僚教師たちからも疎まれる孤独な存在だった。そんなある日、美貌の美術教師シーバが赴任してくる。彼女との間にならば友情が築けると確信したバーバラは、以来シーバを秘かに観察し、それを日記に書き留めていく。そして、ある出来事をきっかけにシーバと親しくなったバーバラは、上流階級の幸せそうな家庭生活にシニカルな感情を抱きながらもシーバとの友情に喜びを感じていた。ところがある時バーバラは、シーバと男子生徒の情事の現場を目撃してしまう・・・。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

教育現場をめぐる欺瞞な表社会(モラル)に対する適応能力が欠如している自分に自覚がなく、
退屈な人生の落とし穴にはまって孤立していく、二人の女教師が繰り広げるスキャンダル。
不誠実な人間関係、イケてない日常生活で、年齢や性別や容姿に関係なく誰にでもこのようなスキャンダルが起こり得るようでゾッとした。
ついに二人とも教師という表社会から解き放たれるが、欠如している自分に自覚がなくて…たくましく…
新たなスキャンダルの予感を感じさせる、知的で不気味な名演サスペンス。

もともとケイト・ブランシェットが好きで購入したのですが、凄かった〜。
1時間半と短い長さではありますが、ミステリアスなBGMがとても印象的で映像や内容にマッチしていて、
普通にそこらへんで在り得そうな話にどんどん引き込まれます。

誰にも言えない秘密や、(みせかけの)友情、日々感じている悶々、さげすみ、嘲り、裏切り、怒り、崩壊、そんな人間の内に誰しもが持っていそうなダークで弱い面に感情移入でき、また共感も然り、それを二大女優が見事に演じていて、さらっと観終わってしまう。

決して楽しい部類の映画じゃないのに、ふと何度も見たくなってしまいます。
ケイトはファッション共に相変わらず素敵だし、そういったビジュアル的意味でも買ってよかった。

人間であるならば一度は感じた事があるであろう
心理がきめ細かに表されてて謎の感動を覚えました
脚本家の方には敬意を表したい。

昼ドラを短時間にまとめたような感じだったので
ぞくぞくした楽しさでした。

しかし自分や身内に起こった事ならば大変にこした事は無いのですが
こうして遠くのしかも映画で表現されると何故こうも面白く見てしまうのか…

この映画は実在した事件を元にしたそうですが実際日本でも
こうゆう事が起きたら半場楽しく報道を見るんだろうな自分は…

しかし本当にどこの国でもマスコミの下劣さや社会の荒廃は共通していて
むしろ日本はまだマシな方?ともふと思ったりして…
自分もそうだし他人も含めて人間ってしょうもない生き物と思いました。

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『ワイルド・シングス』

公開:1998年

監督:ジョン・マクノートン

キャスト:ケヴィン・ベーコン、マット・ディロン、デニス・リチャード、ネーヴ・キャンベル

ストーリー

まばゆい陽光降り注ぐフロリダ州エバーグレーズのブルー・ベイ。
美しく広がる海のある町でその夏起きた事件は、高級ヨット・クラブに集う名士たちの眉をひそめさせる、スキャンダラスなものだった。
良家の子女が通うブルー・ベイ高校の女生徒ケリー・バン・ライアンが進路指導教諭サム・ロンバートからレイプされたと訴えられたのだ。

だがそれが単なる始まりに過ぎないことを知る者は、その時点で誰もいなかった。すべてを計画した者を除いては・・・。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

どんでん返しに次ぐどんでん返し。はらはらドキドキ。ちょっとドキッとする場面もあるので男にはお得。バックから流れてくる音楽がなんともけだるい〜。あ〜、U.S.A.のこの雰囲気が好き!と思わせてくれた作品です。続編もぜひ!

どんでん返しに次ぐどんでん返しで、休む暇も無いままラストまで突っ走ります。
ラストのラストでは、「やられた~」と脱帽。
観終わった後の爽快感が凄い。
とにかく最初から最後まで観客を釘付けにする脚本が素晴らしいです。

サスペンス作品としては、シックスセンス、ユージュアルサスペクツと並ぶTOP3の一角と言えるでしょう。

ケヴィン・ベーコン、マット・ディロン、ビル・マーレイといった名プレイヤーを贅沢に使い、ミステリアスなネーブ・キャンベルにセクシーなデニス・リチャーズ。
キャスティングも完璧です。

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『ディスクロージャー』

公開:1994年

監督:バリー・レヴィンソン

キャスト:マイケル・ダグラス、デミ・ムーア

ストーリー

ハイテク企業ディジコム社、トム・サンダースは内定していた副社長ポストにかつての恋人メレディスが就任したことを知る。そして彼女に呼び出され、誘惑される。唇を奪われ、下半身を愛撫され、思わず欲情するトムであったが、かろうじて理性を取り戻し部屋を出るのだった。「もどって私を抱きなさい!」、と呼ぶ彼女を後にして。ところが事態は思わぬ展開を見せる。彼女はトムにレイプをされそうになった、と訴えたのだ。地位も名誉も家族をも失いかけたトムは、逆に彼女を訴える。だが、このとき彼は気づけなかった。野望渦巻く企業のパワーゲームに巻き込まれ、自らその火蓋を切ってしまったことを。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

スカーレット・レターを見たすぐ後だったので役柄があまりにも対照的だったのですが、デミ・ムーアの演技力に改めて感心しました。
ものすごい「嫌な女」を演じてます(笑)
メレディスは目的のためならなりふり構わず女を武器にしていく女性です。
嘘を言うのも平気だしヤバイところをつかれても開き直るし。
嫌な女ですが少し見習いたいくらい強い女性です。

逆セクハラで会社の仕事に支障をきたした中年男性が主人公。
女性上司が元恋人でセクハラを強要。それを拒んだ主人公が逆に
セクハラしてきたと上司から訴えられるという、社会的な内容だった。

一見R指定のようだが、中見は深いと思った。こんなこと実際にあったら
絶対どうしようもないと思った。女性がセクハラされるのは多々ある
ようだが、斬新な見方で見ることが出来てなかなかよく出来た映画だ。

まずは出演者・スタッフの豪華さが目を引きます。企業買収にからむ作品といえばマイケル・ダグラスははまり役ですね。デミ・ムーアのずるがしこい女の演技もかなり印象的でした。バリー・レビンソンはじめ有能なスタッフにより作られた作品なのでつまらなはずがありません。

逆セクハラをテーマとして話題となった作品ですが、企業内の権力闘争や裏工作、家族愛、さまざまな人間関係、時間との戦いなどたくさんのテーマが盛り込まれており、非常にテンポの良い作品です。ただ、テーマが多すぎるせいか、見終わった後結局何をいいたい作品なのかという印象が少しぼやけた感じがしたのが残念です。とはいえ、あっという間に見終わってしまうとてもスリリングで面白いお勧めの作品です。

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『推定無罪』

公開:1990年

監督:アラン・J・パクラ

キャスト:ハリソン・フォード、ボニー・ベデリア

ストーリー

不倫関係にあった同僚(グレタ・スカッキ)が殺害され、その第一容疑者とされたエリート検事補。
自らの潔白を証明しようと闘う彼は、やがて様々な嘘や思惑、情念が渦巻く世界に呑み込まれていく。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

今まで一回ならずも複数回視ていて、面白かったという感触だけは覚えているもののプロットやストーリーは失念。改めて視聴して一本、否、三本、完全に取られた。法廷が、原告検察と被告弁護だけでなく、判事まで絡むストーリーは他に記憶がない。
一段落してラスティ・サビッチ(ハリソン・フォード)が自宅の庭の木柵補修をしている際、真犯人が襲ってくるのではないかと思ったがそうではなかった。真犯人を知っている者が限られているという苦さは、例えようがない。
各シーンが現実そのものを切り取ったように視せるアラン・J・パクラ監督は素晴らしい。

推定無罪、うたがわしきは罰せず。いい言葉である。
大学教授の夫が浮気相手の殺人の疑いをかけられる、妻は、博士論文を執筆中、夫の浮気には
気づいている。あなたならどうしますか?夫が浮気したら、家庭と幸福をまもりぬくには
知らないふりをすればいい。男は浮気をするものだ、覚悟していた。
その時間の経験はありますか? 苦しい、重い、時間の繰り返し、夫の前では幸福な妻の顔を
守り抜く、家庭は静かに 何事もない姿を崩さない。
その時、夫が浮気相手を殺した犯人の疑いをかけられる。妻は夫を信じつづける。
夫にアリバイはない。けれど、はっきりとした証拠もない。
裁判の結果は、無罪。あくまでもグレーの無罪。夫は殺人をしていない。では、だれが・・・
いいですよ。一生持っているつもりの映画です。女は女同士超えてはいけないルールがある。
ルールをやぶれば 地獄に行くしかない。女のじーまは拍手喝采、男の夫は黙り込む。
そんな映画です。いいですよ。女性必見。

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『愛という名の疑惑』

公開:1992年

監督:フィル・ジョアノー

キャスト:リチャード・ギア、キム・ベイシンガー、ユマ・サーマン

ストーリー

魅力的な、しかし謎めいた過去に縛られる女性ダイアナの精神分析医アイザックは、ある夜彼女の姉ヘザーと出会う。ダイアナの不幸な過去を聞き、衝撃を受けながらも、アイザックは人妻ヘザーに魅かれていく・・・。そして数日後、もはや感情をコントロールできない2人は激しく求め合い、貪り合うが・・・。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

観ている途中に、あれっと感じるところが、ひとつ出てきます。その不自然さに気がつけば、疑惑のネタがばれてしまいます。気がつかなければ、大丈夫。最後まで、サスペンスを味わえるでしょう。しかし、いつも思うのですが、人の精神異常さ加減が本当に理解できる医者などいるのでしょうか?カウンセラーにかかる人など、所詮金持ち連中で、別にほっといても大した害はない。犯罪に走る人のほとんどは、金がないからであって、カウンセリングを受けられるのは、犯罪を犯した後、罪から逃れる為に、精神病院でである。しかも、演技さえ上手ければ、見破ることが出来ないときている。その判断に自信がない為、長引いている事件も多々ある。とまあ以上のことを踏まえて観ると、なかなか奥が深い作品と思えるのだが、どうだろうか?

前半は悪女2人の意図どおり事は運ぶ。キムとギアは蜜月ムード。2人のベッドシーンは惚れ惚れする程セクシー。キムの美しさが光る。夫役のエリック・ロバーツは、こういうワルをやらせたら天下一品。この作品でも期待を裏切らない憎たらしさ満点。ギアのみならず、観ている者のキムへの同情も高まる。

ギアが2人の企みを察知してからの後半は、キムの表情が一転して般若と化す。「きれい」とは程遠い表情を見せる彼女に「真の女優魂」を見る思いがした。ギアのキムに対する態度の180度転換も見事。2人の両極端の表情と演技がこの作品の一番の見所。

特に後半の流れは、ヒッチコックの作品を彷彿とさせる。スリルとサスペンスをかもし出す作品を失敗なく作ろうとすると、ヒッチコック風になってしまうのは仕方ないのかもしれない。

新鮮味はないながらも意表をつく展開と、贅沢な配役陣に満足した。

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『誘う女』

公開:1995年

監督:ガス・ヴァン・サント

キャスト:ニコール・キッドマン、マット・ディロン、ホアキン・フェニックス

ストーリー

スーザンはテレビの花形キャスターとして有名になることを幼い頃から夢見ていた。そんな野望を実現するためには夫の存在が邪魔になると考えたスーザンは凶悪な計画を実行にうつす。取材で出会った高校生を誘惑してセックスの虜にさせ、自分の思いどおりに夫を殺させるという計画を・・・。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

1990年に実際に起きた事件を題材にした、ジョイス・メイナードの1992年の小説『To Die For(『誘惑』(講談社文庫 1993年))』 の映画化作品。
派手な服に身を包んだ、ニコール・キッドマン演ずるお天気キャスターによる女性版アメリカンドリームの顛末。
少し下品なアメリカンジョークたっぷり。
エンドロールで、凍った川の上をスケートするジャニスが最後しだいに遠く小さくなり画面を外れていく。そのエンドロールを流れるドノバンの「魔女の季節」が最高。

それまでのニコ-ル・キッドマンって、”キレイだけで感情の乏しい女優”というイメ-ジがあったんです。が、しか~し。このス-ザンが見事ハマり役。彼女の感情の乏しい美貌が、このブラックコメディと見事に調和。周りの俳優人もいいですが、とにかくニコ-ルのよさが際立つ映画だと思いました。
似合うんです。バカバカしいくらいのバ-ビ-コ-ディネ-トが。
この映画から、ニコ-ルの大ファンになってしまいました。特に、ニコ-ル・キッドマンが苦手な方にお勧めしたい1作です。

 

「テレビに出て一人前。人が見てなきゃ、何事も意味がない!!」

私には何故、スーザンが夫を殺してまで有名になりたいのかが分からなかった。
スーザンが有名になることに執着する幼少の頃からの理由などが描かれていればこの物語に深みが出たかもしれない。
ニコールが人形みたいに美しいけれど、人を軽蔑しきって笑わない冷たい目付きが恐ろしい。この映画の見所は、ニコールのイヤな女加減、どうしょうもないホアキンのバカっぽさ。実際にホアキンみたいな犯罪者が、存在してそうなところが怖いです。

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『氷の微笑』

公開:1992年

監督:ポール・バーホーベン

キャスト:マイケル・ダグラス、シャロン・ストーン

ストーリー

元ロックスターのナイトクラブ経営者がベッド上でアイスピックで刺されて殺害された事件を捜査していたサンフランシスコ市警察の刑事ニックと相棒のガスは、被害者の恋人で美人女性作家のキャサリンを尋問する。ニックはキャサリンの妖艶な魅力に次第に翻弄されるようになり、捜査を続行するうちに不可解な事件が頻発する。ついには同僚のガスが何者かによってアイスピックで殺害され、ニックはキャサリンに疑惑を抱きながらも深みにはまっていくのだった・・・。

作品の詳細

視聴者の声:【Amazonレビューより】

色々な解釈が出来る映画で、それがこの映画の一つの魅力であると思う。初めてこの映画を観たときには、スピーディーな展開とショッキングな内容に圧倒され何がなんだか分からないという感想を持った。見た人それぞれが、これってああいうこと?!という疑問を持つに違いない。但し、例えそう思ったとしてもシャロン・ストーン、マイケル・ダグラスの二人の演技により消化不良には陥らない。その良く分からない感も計算されたものに違いない。
だから、オリジナルタイトル、BASIC INSTINCTの意味するところが何であるのか、今回久しぶりに観て漸く合点が行った。
愛するものを殺害してしまう女、また、すぐに発砲してしまう刑事、そうしたどうしようもない本能を持つ二人。ニックは自分がいつかキャサリンに殺されることを、またキャサリンもいつかニックを殺すであろうことを、それぞれ予感して映画は終わる。今後の展開を観客に委ねる、素晴らしい幕切れだ。
最後に、キャサリン役にストーンが決まる前、ジュリア・ロバーツ、メグ・ライアン他数人にオファーされたと言うが、ストーンでなかったら、このような魅力はだせなかったと思う。
白いドレスを着て事情聴取を受けるシーンは短いセリフでキャサリンというキャラクターのすべてを表現し尽した素晴らしいシーンだ。

小説に似た殺人事件が連続して発生し容疑者として美人作家、その美人作家のレズビアンの女、曰く付きの精神科医どの女にも殺人の動機がありそうで複雑な要因が絡み容疑者を決定づけられない。
それと疑いながらも容疑者の妖しい罠に魅せられていく刑事との駆け引きは非常に見もの。
最大の見せ場はやはりセックスシーンだろう。始めは男が激しく責め立てる。しかし立場が逆転し女が上になる。つかさず男は女の胸を貪ろうとするが女に手首を掴まれ押さえ付けられる。その瞬間男の表情が一変。すると女はスカーフを取り出す。男は「殺される…」と恐怖の表情に一変。またたく間に女は男の手首を縛り付けにかかる。男は激しく抵抗する。しかし男は女の力に屈し縛り付けられる。男は殺されるのを覚悟した表情のように見えた。見ている自分も殺されると思った。

犯人は誰かということより激しく常軌を逸したセックスシーンが一番の見せ場の映画という印象を受けた。

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『白いドレスの女』

公開:1981年

監督:ローレンス・カスダン

キャスト:ウィリアム・ハート、キャスリーン・ターナー

ストーリー

サウス・フロリダに事務所を構える弁護士ネッド・ラシーンは、ある暑い晩、白いドレスの美しい女に出逢う。彼女の名はマティ・ウォーカー。その日以来どうしても彼女を忘れられないネッドはついに彼女を探し出し、互いに激しい欲望をぶつけ合う。誰にも知られることのない情事は、やがてマティの20歳も年上の夫の殺人計画を紡ぎ出していく・・・。

作品の詳細

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夏風の気だるさが似合うアメリカの高級住宅地で起こる不倫サスペンス。ウィリアム・ハートとキャサリン・タナーが織りなす後半の愛憎劇は、遺産を巡る遺書の偽造と裁判を通じてますますエスカレート。最後は女をボートハウスごと爆死させてしまった。・・・と思ったが巧妙な大どんでん返しがあった。男ってやっぱり女に弱いね。ラストは女の勝ちなのだ。不倫はドラマにはなるがホントに怖い。タイガー・ウッズがいい例だ。「危険な情事」とはちがった楽しみ方ができる映画です。

俳優もいい、音楽もいい、映画全体がとにかくいいとしか言いようがない。
どこまでも計算づくの犯罪なのだろうが、出会った時と同じ白いドレスを着て最後にやって来たのは愛があったからだろうか、などとも考えてしまう。いやいやそんなあまちゃんじゃないだろう、とかとか、あれこれ思わされてしまうのは、悪女ぶりがそんな域にまで達しているせいだろうか。それとも、ラストでのマティ(?)の表情にはやはり哀しみが読みとれるか。
悪が勝利する結末の映画ながら、決して後味は悪くなくて、何度でも繰り返して観たくなる。
映画評論家が高得点を与えるかどうかは知らないが、これは名作といってもいい作品なのではないかと思う。

公開当時は無名だが将来性豊かな俳優の出世作に出会うのは嬉しい。本作の場合は主演のキャスリーン・ターナーとウィリアム・ハートの主演カップル、そして脇役だが爆弾オタクを演じて強い印象を残すミッキー・ローク。3人の出世作になった。

裏返せば、有名俳優・監督の作品でなかったのに、日本でも劇場公開され、2006年に特典映像まで作られたのは、映画自体の出来が良いから。私が映画で観た知能犯の悪女の中で本作のキャスリーン・ターナーはトップ・クラスだ。たまらない色香には、W.ハート演じる弁護士でなくても悩殺されるだろう。ジットリ汗をかく真夏の暑さが拍車をかける(もっとも撮影は寒さに耐えて行ったようだが)。「フォロー・ミー」のジョン・バリーの音楽が雰囲気を盛り上げる。

官能的な場面が多いので家族向きの作品ではないが、まさにフィルム・ノワールの世界。愛は完全に虚飾だったのかは、特典映像を加味して各自ご判断下さい。

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