ドラマ

あるスキャンダルの覚え書き

ストーリー:セント・ジョージ中等学校に新米の美術教師、シーバ・ハート(ケイト・ブランシェット)が赴任してきた。シーバは夫と二人の子供を持つごく普通の女性。あるときの放課後、帰り支度をしている彼女のもとに男子学生のスティーブンがやってくる。スティーブンは自分の描いた絵を見てほしいと言ってきた。美術の授業を受講していないことを理由にシーバは断った。すると彼は学習障害があるため美術の授業を受けることをまだ許されていないことを打ち明ける。不憫に感じたシーバは彼のために放課後に特別授業をしてあげることを約束した。それから2週間、休むことなくスティーブンはシーバのもとに通いつめた。自分を必要としてくれるスティーブンの真剣で純粋無垢な態度にシーバの心が揺れ動く。年の離れた夫とダウン症候群を持ち介護を必要とする息子のベンとの生活に苦しんでいたシーバは、いつしか心の中にあいた穴をスティーブンが埋めていると感じるようになった。

バーバラ・コヴェット(ジュディ・デンチ)はセントジョージ中等学校の歴史の先生でもうすぐ定年を迎えようとしていた。生涯独身の彼女は日記を書くことが趣味で寂れたアパートに一人で暮らしている。新学期が始まり彼女の前に新人教師のシーバ・ハートがやってきた。男子学生のケンカの仲裁をきっかけに二人は意気投合する。バーバラは教師としてのあるべき姿や生徒の前での立ちふるまい方をアドバイスしていく中でシーバに次第に特別な感情を抱くようになる。家族ぐるみの関係になっていく二人は何でも話し合える友人関係を築いた。

学校の演芸会が始まった。バーバラはシーバのために隣の席を取っていた。でもなかなか彼女は姿をあらわさない。心配になって校舎の外に出てシーバを探す。そして美術室の方から一筋の明かりが漏れていた。部屋を覗くとバーバラは恐ろしい光景を目にする・・・。

出演:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット、ビル・ナイ、アンドリュー・シンプソン、ジュノー・テンプル、マックス・ルイス、マイケル・マロニー、バングス – フィル・デイヴィス、ジョアンナ・スキャンラン、アンヌ=マリー・ダフ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 自覚のない欠如と孤立が生むスキャンダル

教育現場をめぐる欺瞞な表社会(モラル)に対する適応能力が欠如している自分に自覚がなく、退屈な人生の落とし穴にはまって孤立していく、二人の女教師が繰り広げるスキャンダル。不誠実な人間関係、イケてない日常生活で、年齢や性別や容姿に関係なく誰にでもこのようなスキャンダルが起こり得るようでゾッとした。ついに二人とも教師という表社会から解き放たれるが、欠如している自分に自覚がなくて…たくましく・・・新たなスキャンダルの予感を感じさせる、知的で不気味な名演サスペンス。

★★★★★ 中々見ごたえがあります

中々見応えがあります。現実の世界でもありそうなお話ですね。しかし・・・生徒と先生の恋ですから、映画とはいえ、上手くは行かないですよね。ケイトブランシェットが壊れて行く様が見事でした。パッケージのおばさん・・・、ホンと、現実の世界でもいそうです(笑)。なんか身近なテーマでここまで上手く纏まっている映画も久しぶりです。予告が気に入って見たのですけど、相当面白かったです。悲劇なのにおばさんがいるせいで、何だかコミカルな感じがしました。ケイトが綺麗なので、こういった内容でも重く感じられないですね。さらっと見れました。女性には映画として見る分にはお勧めです。このような世界に入り込んでしまってはヤバイですけどね(笑)・・・。

★★★★☆ 名女優二人の妖しい関係

映画『キャロル』(2015年)では、若い女を惑わす有閑マダムを妖艶に演じたケイト・ブランシェットが、ここでは夫と子どもを持つ若い女教師役で登場。ジュディ・デンチの甘い罠にじわじわと絡めとられていく。そのジュディ・デンチは老練にして上手い役者だけに、薄気味の悪さも一級である。冒頭の教室シーンで、ジュディ・デンチは宗教改革で知られるマルティン・ルターの講義をやっている。が、映画は、そういうカタイ授業をしているジュディ・デンチが、じわじわと怪しさを滲ませていく過程がとても怖い。

作品の詳細

作品名:Notes on a Scandal
監督:リチャード・エアー
脚本:パトリック・マーバー
公開:アメリカ 2006年12月25日、日本 2007年6月9日
上映時間:98分
製作国:イギリス
制作費:1500万ドル
興行収入:5000万ドル
Amazonで探す
Amazonプライムで視聴する(字幕版)
Amazonプライム30日間無料体験を試す

作品に出てくる英語

pubescent:【形】思春期に達した、年ごろの
prole:【軽蔑的】プロレタリア階級の人
confiscate:【動】(所持品を)没収する
wank:【俗】自慰行為をする
mag:magazineの略
lob:【動】投げ入れる
crack of dawn:夜明け
wispy:【形】かすかな、うっすらとした
novice:【名】新米、初心者
disheveled:【形】(髪型、服装が)乱れた
tramp:【名】放浪者、売春婦
tweedy:【話】カジュアルな、ツイードの
abhorrence:【名】忌み嫌う、嫌悪感の対象
fey:【形】愚かな、頭がおかしい
glory be:これは驚いた!
ripple:【動】さざ波を立てる
limp:【形】弱弱しい
pounce on:【動】~にとびかかる
dubious:【形】半信半疑な、あやふやな
lad:【名】青年、少年
carnage:【名】大虐殺
whatsit:【代名】その何とかいうもの
bloke:【名】やつ、野郎
devise:【動】考案する
inert:【形】のろまな、生気のない
castrate:【動】去勢する
bang out of order:全く受け入れられない
tart:【俗】尻軽女
testosterone:男性の性ホルモン
filling:詰め物
console:【動】元気づける
gem:【名】宝石、いい人
beguile:【動】楽しませる、魅了する、騙す
requisite:【形】必須の、不可欠な
heft:【名】重要性、影響力
chunky:【形】太っている
bowel:【名】腸、はらわた
bang on:【形・副】正しい、正確に
knackered:【形】壊れた、疲れた
posh up:めかしこむ
suave:【形】温厚な
poppet:かわいこちゃん
patriarch:【名】家長、家父長
court jester:(中世の)宮廷の道化師
rogue:【形】(自分勝手に)行動する
hubby:【名】夫 husbandと同じ
pruney:【形】しわしわの
purse:【動】口をすぼめる
mortifying:【形】腹立たしい
refuge:【名】隠れ家
vibrant:【形】(色が)あざやかな、強烈な
sod-all:【英俗】なにも~ない
roll on:時がたつ
feral:【形】野生化、野蛮な
vile:【形】不道徳な、非常な
jettison:【動】捨てる
incautious:【形】無謀な
utterly:【副】完全に、すっかり
candid:【形】率直である
novice:【名】新米、初心者
imperative:【名】義務、責務
quotidian:【形】平凡な、日常の
telling-off:小言
ticking-off:叱責
unravel:【動】破綻する、白紙にする
sack:【話】解雇
transgress:【動】(制限・限界)を超える
none of one’s beeswax:【同】none of one’s business
ballock:(英・卑俗)きんたま、睾丸
aphrodisiac:媚薬
reciprocate:【動】報いる、返礼する
solemn:【形】まじめな、厳粛な
leprechaun:(アイルランドの伝説の)妖精
complicity:【名】共謀、共犯
nibs:【名】ご主人様
row:【名】口喧嘩
dodgy:【形】信用できない
bin:【英】すてる
snobbery:【名】俗物根性、鼻にかけること
chap:【話】男
inexorably:【副】容赦なく、冷酷に
go off:興味がなくなる
acutely:【形】激しく、敏感に
pry:【動】詮索する、首をつっ込む
soppy:【話】感傷的な
compulsion:【名】(抑えられない)強い欲望、衝動
pull through:(危機を)乗り越える
expel:【動】退学させる、除名する
kipper:【名】薫製の魚
mope:【動】塞ぎこむ、落ち込む
paramour:(不倫としての)愛人、恋人
dalliance:(男女の)いちゃつき
sham:【名】偽物、ごまかし
forge:【動】(努力して)構築する、築く
chummy:【形】仲良し
alarmingly:【副】注意が必要なほどに、驚くほど
deluded:【形】裏切られた、欺かれた
languish:【動】恋焦がれる、惨めに暮らす
as opposed to ~:~とは対照的に
coven:【名】魔女の集まり
sufferance:【名】辛抱、忍耐、苦痛
imposition:【名】義務、負担、押し付け
clandestine:【形】秘密に行われる
flirty:【形】気のあるそぶりの
stickler:【名】こだわる人
suss:【英】~を調べる
jolt:【名】振動、動き
groin:【名】股間
slug:一杯のウィスキー
disabuse:【動】(人の心の迷い・誤解)解く、開放する
confidante:【フランス語】友人
reproach:【名】非難、叱責、恥辱
solicitor:【英】専務弁護士
lair:【話】隠れ家
specter:【名】不安の元、悪影響
stringent:【形】厳しい
cuckold:【名】妻を寝取られ夫
tantrum:【名】かんしゃく
pluck:【動】引き抜く、摘む
tweezer:【名】ピンセット
loathe:【動】ひどく嫌う
divine:【形】素晴らしい
furtive:【形】コソコソした

関連作品

  1. いつか晴れた日に

  2. アドリフト 41日間の漂流

  3. E.T.

  4. 17歳 体験白書

  5. シルヴィア

  6. だれもがクジラを愛してる。

PAGE TOP