それでも私は満たされない・・・4人の男女 心と身体が絡み合う スキャンダラス・ラブストーリー!
ストーリー:郊外に住む平凡な専業主婦エディス(ナオミ・ワッツ)。夫ハンク(ピーター・クラウス)は大学教授で、その同僚ジャック(マーク・ラファロ)と妻のテリー(ローラ・ダーン)とは夫婦ぐるみの親しい付き合いを続けていた。ところが、なぜかその幸せな生活に満たされないエディスは、密かにジャックと関係を持ってしまう。それを知ったテリーは、怒りにさいなまれ、ハンクに慰めを求め出す。交錯する感情を抱えながら、狂おしく求め合う男と女。そして、ふたつの家庭は崩壊の道を辿って行く。エディスが愛と欲望の終わりにくだした決断とは・・・?
出演:マーク・ラファロ、ローラ・ダーン、ピーター・クラウス、ナオミ・ワッツ
★★★★★ これこそ本物の秀作・傑作です。
この作品の解釈は視る人達によってそれぞれなのでしょうが。まず演技をしている役者たちのうまさには感心します。特にピーター・クラウスが演じているハンクという人物は大変に難しい役回りだと思います。この映画は日本に配給されたのでしょうか。二組の、しかも親友同士の不倫が、この映画の表面に流れるストーリーなのでしょうが、映画の底流というか根底はひじょうに深い、人間のある種の本質を描いているのだともいえます。親友であるハンクとジャックの友情は、いったい何なのでしょうか。この二組の夫婦は、ジャックはハンクの妻と不倫関係にありますけど、そしてハンクもジャックの妻と肉体関係を作ってしまいますけどこの作品を視ていて感じる、いいえ確信していることは、二組の夫婦がもし離婚になったとしても、ハンクとジャックの友情には何等の変化も起きないということです。名作という他に、この映画には他の表現は必要ないと思います。ピーター・クラウス、この役者はなんですが。リチャード・バートンやローレンス・オリビエ、そしてマルチェロ・マストロヤンニ等がグレートアクターというならば、ピーター・クラウズはミラクルアクターとしか言いようがありません。見事な傑作作品だと私は思います。ぜひ一度視ていただきたい名作です。
★★★★☆ 女優二人が魅力的です
友達づきあいをしている夫婦同士が不倫をするダブル不倫の話です。男は肉欲で不倫をし、女は愛を求めて不倫をするという男女の違いは結構よく描けていると思います。『マルホランド・ドライブ』のナオミ・ワッツと『ジュラシック・パーク』のローラ・ダーンの女優二人がとても魅力的でしたね。それと比べて男優二人はいまひとつ魅力を感じられませんでした。この映画はアメリカ・カナダ合作映画ですが、結末を曖昧に描く手法はヨーロッパ映画的ですね。しかしその曖昧さがよい余韻を残したとは思えません。映画の演出自体は良いだけに、この後味の悪い結末は残念な点でした。
★★★☆☆ エディス(ナオミ・ワッツ)が夫にいう言葉・・・強烈でした
この邦題・・・何とかならなかったでしょうか?原題をそのまま訳して「もうここには住めない・・」とかいうほうが、まだ良かったような?!まぁそれはさておき、この内容、う~~~む、私だったらこんなことできない、と思う反面、それぞれの人たちの気持ちがわかるなぁ、と思うところも多々あり。特にローラ演じる妻テリーの気持ちが、かなりわかる!って思っちゃいました。これってまずいかも・・・?でも、演技的にも彼女が一番良かったな、と思いました。結婚も10年以上経つと、こうなるのがわかるっていうか、すごく身に詰まされるっていうか・・・。 気持ちが理解できない部分も勿論ありましたがやっぱりなんとなくわかっちゃう。この映画見て、なにこれ?こうなるの結婚って?嘘でしょ~って思って、未婚の人たちが結婚ってかなり難しい?って思っちゃったら困るなぁとも思いました。でも、なさそうでありそうなお話だったです。
作品の詳細
作品名:夫以外の選択肢 |
原作名:We Don’t Live Here Anymore |
監督:ジョン・カラン |
脚本:ラリー・グロス |
原作:アンドレ・デビュース |
公開:アメリカ:2004年8月13日 |
上映時間:99分 |
制作国:アメリカ、カナダ |
製作費:300万ドル |
興行収入:300万ドル |
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