独裁者が書き残した世界崩壊のシナリオ
ストーリー：公演のためロシアへやってきた英国人歴史学者”フロック”ケルソ博士(ダニエル・クレイグ)は、謎めいた旧ソ連秘密警察(NKFD)将校から、スターリンに関するある秘密を打ち明けられる。 それは、独裁者が最後まで手放さなかった1冊のノートの事だった。 後日、その元NKVD将校が死体となって発見されたとき、フロックはそのノートに隠された秘密を知ろうと真実を探し始める。フロックは亡くなった元将校の娘ジニーダの協力を得て、少しずつ真実へと近づきつつあったが、ある時ふたりにロシア情報部、そして社会主義復活を掲げる極左テロリストたちが襲いかかるのだった・・・。
出演：ダニエル・クレイグ、エカテリーナ・レドニコワ、ガブリエル・マクト、レフ・プリグノフ
★★★★★ 冬のロシアで見つけた秘密
BBC製作。3つのエピソードから成り立つ。舞台は冬のロシア。力強い男声合唱が「ロシア」らしさを強調。エピソード1：スターリン死亡の目撃者が殺される。事件に巻き込まれる歴史学者のケルソ。エピソード2：ジニーダと共に行動開始。「ノート」を発見。アンナが男の子を産み、養子へ出されたことを知る。エピソード3：人里離れた森の中で純朴な青年と会う。彼には大きな野心があった。その野心実現を心待ちにする者と阻止したい者が・・・。見所はなんと言っても「エピソード3」。ケルソは歴史学者でありながら、雰囲気も動きも既にジェームズ・ボンドに近いダニエル・クレイグ。ジェームズ・ボンドを重ね合わせる勝手な自分に苦笑。
作品の詳細
| 作品名：アークエンジェル |
| 原作名：Archangel |
| 監督：ジョン・ジョーンズ |
| 脚本：ロバート・ハリス、ディック・クレメント、イアン・ラ・フレネス |
| 公開：2005年3月19日 |
| 上映時間：124分 |
| 制作国：イギリス |
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