『狼の死刑宣告』
ストーリー:妻と二人の息子と幸せな生活をおくる普通の男:ニック(ケビン・ベーコン)は、立ち寄ったガソリンスタンドでギャングの襲撃に遭遇し、目の前で息子を殺されてしまう。心の傷も癒えぬまま裁判を迎えるが、納得のいく刑罰を与えることができないことを知り、法廷で裁くことをあきらめる。その後、怒りと悔しさから計らずも犯人の少年を尾行し、自らの手で復讐し、殺害してしまうが、その相手はギャングのボスのたった一人の弟だった。暴力の連鎖を止められなくなってしまったニックは、愛する家族までも巻き込んでギャングとの、“戦争”に陥っていく。
★★★★★ ケビン・ベーコンの演技が素晴らしい。
やられたらやり返す。これは人間の生理的な1つの側面だと思います。『狼よさらば』『ダークナイト』『グラン・トリノ』すべて鑑賞してきましたが、本作はケビン・ベーコンを主演に据えたことにより、一味違ったヴィジランテ・ムービーになっています。ストーリーの展開は単純ですが、ジェームズ・ワンの演出も手際よく、それがかえって本作にメリハリの効いたエネルギッシュな情緒を醸し出しています。「暴力の連鎖」と言うにはあまりにも切なすぎる作品ですが、ケビン・ベーコンの演技が素晴らしく、彼の表情の変化に焦点を絞ってみるのも一興かも知れません。暴力に対して暴力で答えるという方法論は誤りであると理解していますが、それでも暴力を伴う復讐映画が一定の評価と支持を得てきた事実を我々はもう一度見つめ直す必要があるのではないでしょうか。
★★★★★ シンプルだが
心に突き刺さり痛みや悲しみや虚しさがダイレクトに伝わる良作。内容は本当にシンプルで、正に「狼よさらば」である。ケビンベーコンが大好きなのもあるが周りの出演者の演技力の高さもかなり良くケビンベーコンの坊主頭とキレた演技も最高だった。骨太のストーリーだが昔懐かしいシンプルなストーリーでもある。チャラチャラした映画やCGバリバリの大作映画にはないリアルがこの映画には感じられる。観て損は絶対ない良作映画だと思いました。
★★★★☆ いいねいいね!
ぶっ飛んでていい!完全なアホ親父です。でもそれを貫いていていい笑!狂気がいい!よく「復讐では何も解決しない」とは言いますが、そんなことはない。やられっぱなしはどうしても嫌。どんどん復讐すべきですね!もちろん自分も堕落急降下ですが、それもまた人生!そして『タクシー・ドライバー』のデニーロを彷彿とさせるケヴィン・ベーコンの怪演!まあ、これがなかったらなんともしょうもない映画で終わっていた可能性は高いと思われます笑。
★★★★☆ ケビン・ベーコンが好き
『フットルース』でケビン・ベーコンが好きになりました。今頃になって彼が出演している映画を探して観ています。この作品に登場する彼の凄まじい姿はちょっと怖かったですが、ハラハラしながら夢中で観てしまいました。多彩な役作りで、楽しませてくれます。
作品の詳細
作品名:狼の死刑宣告 |
監督:ジェームズ・ワン |
公開:2007年 |
主な出演者:ケヴィン・ベーコン、ケリー・プレストン |
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『コロンビアーナ』
ストーリー:1992年、南米・コロンビア。マフィアの幹部を父に持つ9歳の少女カトレアは、マフィアの大物の差し金により、目の前で家族を惨殺される。必死に逃亡し、叔父を頼って米国シカゴにやってきた彼女は心に復讐を誓う。15年後、そんな思いを抱いて成長したカトレアは凄腕の殺し屋として暗躍。標的を始末する度に現場に残すカトレアの花は、憎き仇をあぶり出すためのアイテム。やがてマフィアが本気で彼女を追い込もうとしたとき、予期せぬ事件が相次いで起こる・・・。
★★★★★ 女優さんが素敵です(^_^)v
とても良い映画です\(^_^)/気持ちが解る応援したくなる映画です。アクションや銃撃戦も楽しめます。
★★★★★ アクション映画そのもの。
隠密スナイパーで終わるのかと思ったらマシンガン、ロケットランチャー、トラックでアタック、肉体バトルと後半は怒濤のようなアクション全部入りで復讐を果たし、あっという間に終焉となり、開いた口が塞がる暇がありませんでした。カトレア姐さん強すぎ。
★★★★★ タイトルを「マチルダ」として見ていても。
さすが!の一言。 この映画にクドクドした評価は不要。切れのあるアクション、黒豹のごとくしなやかに、静かに、そして獲物を仕留める女アサシン! レオン亡き後を継いだ、暗殺者マチルダの誕生 ?として観ていても違和感を感じさせない程です。間違いなくお勧めです。
★★★★★ 女ヒットマンには何故か魅了される
惨殺され孤児になったあどけない少女がアメリカの叔父にもとで成長し、美貌の暗殺者になり、両親を殺した仇である麻薬マフィアのボスに復讐する映画です。リュック・ベッソンの過去の監督映画『ニキータ』『レオン』『アサシン』、それにベッソンの物真似ですが『ハンナ』(2011年公開。ジョーライト監督)も女ヒットマンの系譜に属すると看做していいですね。これらを知る映画ファンには二番煎じと言ってしまえば、それだけの映画なのですが、あれれ、キャットウーマンのヒロイン「ハリー・ベリー」かなと、私は危うく錯覚しそうでした。美貌の暗殺者を演じるゾーイ・サルダナが、しなやかで細身の身体を、華麗に自在にシャープに大胆に、踊るようにアクションする姿は、キャットウーマンの後に、また新しくも魅力的なアクションヒロインが誕生したと思わせました。兎も角も、この映画の魅力は、間違いなく暗殺者のヒロイン・ゾーイ・サルダナの美しいアクションです。
作品の詳細
作品名:コロンビアーナ |
監督:オリヴィエ・メガトン |
公開:2011年 |
主演:ゾーイ・サルダナ |
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『レオン』
ストーリー:家族を惨殺された12歳の少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)は、隣の部屋に住む殺し屋レオン(ジャン・レノ)に助けを求める。戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。そこから二人の奇妙な共同生活が始まった。弟の仇を討ちたいというマチルダにしかたなく殺しのテクニックを教えるレオンと、読み書きもできないレオンに文字を教えるマチルダ。やがて二人の間には父娘とも恋人ともつかない愛情が芽生えていくが・・・。
★★★★★ もう一度観たい作品
私はLEONを視聴するまで、“殺し屋”という部分が大きな見所と思っていました。しかしこの映画はそれだけではなく“愛”というものを強く感じさせてくれる作品でした。上手くは言えませんがLEONを観てこの年代の作品でこんなにも素晴らしいものがあると知れ、今の最新映画ばかりではなくこの年代の他の作品も観てみようと思える作品でした。LEON、MATILDA、全く交わることのなかったはずの二人、そして魅力溢れる二人、是非観てみてください。
★★★★★ しばらくは他の作品を観たくなくなる程素晴らしい映画
ここの所暇に飽かせていろいろな映画を見ていて、何の気なしに「お、LEONか。いい映画だったし、久しぶりに観て見るか」と、軽い気持ちで見始めたのですが、完全版の所為か、レオンとマチルダの心の動きがワンシーンごとに胸にズシンと響き渡り、いつの間にかナタリー・ポートマンという役者が消えていて、僕の目の前には家族を惨殺されたマチルダという少女が、小さいながらも命がけで必死に生きていた。そしてその物語を、彼らのすぐそばでリアルタイムで見ているような錯覚に陥った。最初に観た時も相当なショックを受けたと思うのだが、ゲイリー・オールドマンの薬を飲み込む時の”怪演”だけが印象に残っていて、細かい内容は忘れていた。何かの映画で共演したハリソン・フォードが、彼のことを「彼の演技が怖くてさ、スケアリー・ゲイリー(恐怖のゲイリー)って呼んでたよ」と笑いながら、言葉遊びを交えて評していたのを、この映画を見てふと思い出した。マジで怖ぇよ、ゲイリー・・・。
★★★★★ やばい、切ない、胸が苦しい。
やばい、切ない、胸が苦しい。殺し屋は幸せになれない。それ以来どんな過ごし方をしても。ハッピーエンドを迎える映画ではないことは序盤で気づく。ただそれでも・・・。後半の銃撃戦のシーン、レオンが戦う意味がひしひしと伝わってくる。涙が溢れ出て来る。二人がお互いを思う気持ち、これは紛れもない愛だ。心が潰れそうなくらい、辛い愛だ。こんなもの見せられて泣く以外はできない。
★★★★★ 一番好きな映画
もう何度も見ていますが見る度にぼろぼろと泣いてしまいます。見た目だけ大人になって中身は子供のままのレオンと、大人になろうなろうと背伸びしているマチルダの、親子とも恋人とも言えぬ関係が素晴らしいです。ナタリーポートマンの演技力が凄まじい。ゲイリー・オールドマンのイカレっぷりも最高です。ハイになってる時の演技は脈や体温の上がり具合まで伝わってくる・・・。結末は悲しいですが、この終わり方だからこそ良い映画なのだと思います。
作品の詳細
作品名:レオン |
監督:リュック・ベッソン |
公開:1994年 |
主演:ナタリー・ポートマン、ジャン・レノ |
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『ブレイブワン』
ストーリー:ニューヨークの人気ラジオ・パーソナリティ、エリカ・ベイン(ジョディ・フォスター)。暴漢にフィアンセを殺され、彼女自身も命を落としかけたエリカは、絶望からもう一人の自分に目覚めてしまう。自分の中に他人がいるような感覚で銃を手に取り、復讐と魂の救済を求めるエリカ。「なぜ誰も自分を止めてくれないのか?」という矛盾した思いを胸に、今日も夜の街を彷徨うのだった・・・。
★★★★★ 官憲には果たせない正義
主人公が地下鉄で、素行不良の男たちを銃殺してから、かけがえのないパートナーの命を奪う重傷を負わせた男への銃撃に至るまで、主人公の執念と心の葛藤が描かれたよい作品だと思います。米国社会の,目をそむけたい、かかわりたくない現実的な部分をよくとらえている様子です。官憲では果たせない正義を主人公が,刑事の意外な協力で最後に実行できたのでしょう。勇気ある、そして勇敢な行動をとったのが、特別に身体能力に恵まれてもいない、ひとりの市井の人だったのですね。作品を見終えて、英語のタイトルが、なるほど,ぴったりあてはあるな。と自分なりに理解しています。
★★★★★ アカデミー賞にも名前が上がる俳優達の見事な競演
ジュディ・フォスターの美しさに女性として目が奪われます。歳を取っても美しい!! そしてテレンス・ハワードはHutsle & Flowとは真逆の警察官。どの役を演じてもセクシーです。ストーリーは刑事物だと思うといろいろ穴があると思いますが一人の女性の葛藤を見事に描いています。チープなサスペンスやアクションものではありません。エンディングは賛否両論あるでしょう。ジュディ・フォスターが演じる映画だけあります。
★★★★★ 『狼よさらば』女性版!
今は亡き私好みの渋くてカッコいい俳優、男の中の男、チャールズ・ブロンソン主演「狼よさらば」の女性版ともいうべき作品。 愛する妻と娘を町のダニに殺され、警察も当てにならず、法で裁けない悪を自らの手で裁き、あの世へ送るというチャールズ・ブロンソンの当たり役を、チンピラに理不尽に恋人を殺され、自分自身も重傷を負ったラジオの人気DJ役でジョディ・フォスターが熱演! ラストで彼女が見事に復讐を果たすシーンには感動と共感を禁じ得なかった…! 不条理で理不尽な通り魔殺人が横行し、警察も当てに出来ない世の中、自分の身は自分で守り、殺されてしまった身内の復讐も自分自身の手でやり遂げるしかない…。 我が身に置き換えてみると共感せざるを得ないものがあり、心の芯に訴えて来る力作である!
★★★★★ アカデミー賞にも名前が上がる俳優達の見事な競演
ジュディ・フォスターの美しさに女性として目が奪われます。歳を取っても美しい!!そしてテレンス・ハワードはHutsle & Flowとは真逆の警察官。どの役を演じてもセクシーです。ストーリーは刑事物だと思うといろいろ穴があると思いますが一人の女性の葛藤を見事に描いています。チープなサスペンスやアクションものではありません。エンディングは賛否両論あるでしょう。ジュディ・フォスターが演じる映画だけあります。
作品の詳細
作品名:ブレイブワン |
監督:ニール・ジョーダン |
公開:2007年 |
主演:ジョディ・フォスター |
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『ダブル・ジョパディー』
ストーリー:ある日突然夫が行方不明になり、夫殺しの濡れ衣を着せられて有罪を宣告されてしまったリビー(シュレイ・ジャド)。しかし、実は夫が生きていて、息子を預けた親友と一緒に生活していることを知った彼女は、6年の刑を終えて出所し、「同一犯罪を犯しても2度は有罪にならない」という合衆国憲法で定められた法にのっとった復讐を開始する。しかし、彼女の前に保護監察官トラヴィス(トミー・リー・ジョーンズ)がたちはだかり・・・・。
★★★★★ アシュレイのファンになってしまいました
とても良かったです。ストーリーもテンポも映像も役者も音楽も。グズ野郎の夫に復讐する為、子供を取り戻す為、小さな体と頭を駆使して果敢に行動します。主演のアシュレイ・ジャッドを観るのは(たぶん)初めてでしたが、即ファンになってしまいました。小柄で日本人好みの役者さんではないかと思います。Xファイルでモニカ・レイエスを演じる前のアナベス・ギッシュが脇役で少し登場します。アシュレイの信頼できる友人と思っていたが・・・。ラストのシーンはアシュレイのストップモーションで終わります。とても良い表情です。ぜひ観てください。
★★★★★ 緊迫感があって面白かったです
夫殺しの犯人として妻がつかまってしまった。しかし、死んだと思われていた夫は生きていた。だまされたと知った妻は復讐を計画する。一度罪に問われたら同じ事件では罪に問われないという二重処罰の禁止を取り上げたサスペンスアクション。夫殺しの罪を着せられた主人公に『恋する遺伝子』のアシュレイ・ジャッド、彼女を追うのが『逃亡者』のトミー・リー・ジョーンズ。しっかりとしたサスペンス性があり派手なアクションはないものの緊迫感があってとても見ごたえがありました。それだけではなく、ドラマもしっかりと盛り込まれていて、とても感動できる。中身の詰まった映画です。
★★★★☆ ヒロイン冥利につきます。
こんなことはないでしょ、というような設定で、ストーリー展開はいたって普通でありながらも、なぜか引き込まれてしまう理由は、おそらくヒロインが美人であり、か弱くいながらも頑張る、絶妙な名演技なところではないかと思います。
作品の詳細
作品名:ダブル・ジョパディー |
監督:ブルース・ベレスフォード |
公開:1999年 |
主演:アシュレイ・ジャッド、トミー・リー・ジョーンズ |
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『ジョン・ウィック』
ストーリー:裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え、心の奥底に封じ込めた”殺し屋の魂”を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。
★★★★★ ジョンと裏世界専用ホテル
なるほどキアヌが久々にはまり役を得た、そんな感じですね。事前に耳に入っていた新アクション、ガン・フーはマトリックスのワイヤーアクション的な想像をしてたのでそこまでトリッキーではないものの、笑ってしまう程のテンポで(ちゃんとリロードもしながら)バッタバッタと敵を撃ち倒して行く爽快さは中々のものでした。しかしこの映画の世界でかなり気にいったのは例のホテルの存在ですね。もう黒人のフロントの方を含めホテルの存在そのものがめちゃくちゃ格好いいですね(笑)ジョンとホテルの信頼性も分かるし、掟を破った者は容赦無く葬り去られる。次の作品が楽しみになるジョンとホテルの面々ですが、さてチャプター2はどうなんでしょうか。殺伐とした展開が大半を占めますがラストシーンではほっこりして良い余韻。とても楽しめました。
★★★★★ わかりやすい復讐劇。ストレスの溜まらない展開がグッド!
亡き妻から託された犬の命をかつて「殺し屋」として所属していた組織のボスの息子に無残に奪われた男の復讐劇。とてもわかりやすい展開で途中ダレるようなこともなく、そのためかストレスが溜まることのない作品でした。ガンアクションにも力が入っており、アクション映画好きな自分にとってはとても楽しめる映画でした。新作公開記念で安価に購入できたのもグッド!
★★★★★ ryo
ようやく買えました。お安くなっていたので助かりました。確かに内容はシンプル。でもそのシンプルさが良い。何回観ても飽きない。キアヌ、アクション復活映画ですね!!さらに言うと、香港ルノアールこと、「アメリカン・ルノアール」ですね。内容は違うけど、銃撃戦は確か。二挺拳銃の代わりに最新のアサルト・ライフルを撃ち、ピストルと交互に使い分けさらに現実味を出す為か防弾ベストも着用の殺し屋。架空とは言え、孤独を愛する者や殺し屋・映画好きにはたまらない1本でしょう。ガン・フーという新しい技法。監督もマトリックスの生みの親。現在チャプター2が公開中ですが、どれもおススメです!!全部で3部作。内容は「普通に暮らす者を怒らせるとこうなる」が個人的な感想です。観れば誰でもそう思うハズ。「家に侵入=リンチ=愛犬を殺す=車をパクる=売る」じゃあ、誰でも。しかも相手をよく見ないでそういう行動に移るアホさ加減がこの映画の醍醐味の1つ。是非、観てみて下さい。
作品の詳細
作品名:ジョン・ウィック |
監督:チャド・スタエルスキ、デヴィッド・リーチ |
公開:2014年 |
主演:キアヌ・リーブス |
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『ゆりかごを揺らす手』
ストーリー:第2子出産が間近のクレア(アナベラ・シオラ)から猥褻な行為をしたと訴えられた産婦人科医が自殺。残された医師の妻ペイトン(レベッカ・デモーネイ)はショックで流産してしまう。夫もそして子供も、幸せな生活と全てを失ったペイトン。半年後、無事出産を終え幸福の絶頂のクレアの前に、復讐を誓ったペイトンがベビーシッターとして現れる。理想的なベビーシッターに見えたペイトンが狂気の殺意を抱いていることにクレアが気づいた時、彼女はすでにペイトンが仕掛けた恐ろしい罠にかかっていた・・・。
★★★★★ 本当に怖い物
恐怖映画特有の刺激的シーンがおさえられていることで、個々人の心情が静かに察知でき、考えることができました。悪役の方の人生が結果的に奈落の底なのを見て、悪の感情にとらわれやすい人情の悲しさと、最も恐ろしい物は人情であるということを同時に感じました。カメラワークも綺麗でクレバーな映画だと思いました。
★★★★★ 悪女なのに魅力的
壇れいと仲間由紀恵の 美しい隣人の基になった作品です。美しい生活の中に入り込む狂気は毎回はらはらします。緊張感が走り 自分自身の生活もひきしまります。ビデオでもみていたのでもう10年も見続けています。
★★★★★ 「自分の子供」を抱いた女の悲しすぎる嫉妬
こういう形で子供を失った女性がこういう犯罪に走る理由、充分理解可能。しかしこれは「逆恨み」と言う言葉で言い表される犯罪行為。
しかし尚、同情を禁じえない。当然ながら被害者の立場も良くわかる。観る者の感情を、加害者被害者、双方に感情移入させてしまうという驚きの手法で、ストーリーに引き込む作品。一級のサスペンスドラマ。レベッカの押さえた演技が光るが、観る者を楽しませるツボをよく心得ているカーティス・ハンソン監督もほめるべきだろう。彼はこの作品の5年後『L.A.コンフィデンシャル』を世に送りだしている。
作品の詳細
作品名:ゆりかごを揺らす手 |
監督:カーティス・ハンソン |
公開:1992年 |
主演:レベッカ・デモーネイ、アナベラ・シオラ |
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『バレンタイン』
ストーリー:ペイジら幼なじみの5人はV.D.が近づき心浮かれていた。ある夜、無気味な愛のメッセージカードを受け取った仲間のひとりが何者かにナイフで首を掻き切られ、惨殺される。カードの差出人は”J.M.”。心当たりを探り始めたペイジらは13年前に参加したバレンタイン・パーティでの、ある悲劇を思い出す。そんな中、他の仲間たちにも次々とカードが送りつけられ、ひとりまたひとりと正体不明の殺人鬼J.M.の餌食となっていく・・・。
★★★★★ 面白い
前にテレビで見て、展開が好きで購入。『ラストサマー』、『スクリーム』などと似たタイプの作品だが、その中でも感情表現などが一番良くできていて、また良い意味で気味が悪い。ラストのオチが好き。
★★★★★ ぜひ見て下さい。
是非見て下さい。話はそんなにめっちゃ!!って言うほどでもないし話もハッピーエンドじゃないんですけどやっぱり出演者さんが綺麗&可愛い!!オレ的にはマーリー・シェルトンが可愛いです!!
★★★☆☆ 珍妙で滑稽な仮面殺人鬼が登場するスラッシャー映画怪作。
ジェイミー・ブランクス 監督による、天使の仮面を被った謎の連続殺人鬼が登場するスラッシャー映画(2000年製作)。少年時代にいじめられっ子の男の子を振った幼馴染の女の子達が、大学生になった頃、突然勃発する連続殺人事件を描く。殺人鬼の個性は面白く淡々とした雰囲気を持ち、スタスタと歩き動作が機敏、犯行時に仮面の鼻から鼻血を垂らす特異なキャラだ。凶器もナイフは勿論、弓矢、アイロン、斧、ガラスの破片、電動ドリル等、素敵なグッズが続々登場する。スプラッター色や残酷描写は抑え気味だが、凝ったカメラワークで見せる殺人場面は、殺人鬼のキビキビした犯行手口が面白く、犠牲者を矢の連射で階上から転落させたり、顔面に押し当てたアイロンをコードを持って振り回し、撲殺したり、飄々とした雰囲気で凶行・殺人ぶりを繰り返す姿が、滑稽ですらある。
★★★☆☆ 別に「エロティック」ではないですから
デニース・リチャーズを筆頭に、色香漂いまくりの女優陣!目の保養になるのは間違いないです(笑)粗筋は正体不明の殺人鬼が次々に美女を惨殺、はたしてその正体は?・・・といったもので、新鮮味はないですね。とは言いつつ、「つまらない」と一蹴されてしまうようなものでもないです。実際、結末では自分の予想は裏切られました(笑)「う〜ん・・・伏線の回収はどうしたんだ?」と思うような場面もありますがこのジャンルが好きならば、観るに値するとは思いますよ。
作品の詳細
作品名:バレンタイン |
監督:ジェイミー・ブランクス |
公開:2001年 |
主演:マーリー・シェルトン、デニス・リチャーズ |
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『サベージ・キラー』
ストーリー:結婚式を控えた美しい聾唖の女性ゾーイは一人旅の道中、少年を家畜のように殺そうとする地元のギャングに遭遇する。ゾーイは少年を助けようとするが失敗し、ギャングに拉致されてしまう。待っていたのは凄惨な暴力の嵐。野獣と化した男たちに心ゆくまでレイプされ、肉体も精神も踏みにじられてゆく。そして、ゾーイは瀕死の状態で生き埋めにされてしまうのだった・・・。
★★★★★ 主演女優のアクションが素晴らしい
ネタバレ控えて書きます。未視聴の方向けにまず言っておくと、ところどころかなりグロいです。あと序盤に、女性にとってキツめな表現があるので、そういうの弱い方も注意です。絶望的な状況から救われた…?と思いきや・・・意外な展開でした。主演のアマンダ・エイドリアンさんのアクションは素晴らしいですよ!序盤の弱々しさとの演じ分けもすごい。骨太なアクションから、恋人に後ろ髪を引かれる切ないシーンと、緩急の付け方も良い。ラストバトルで使った武器は「それ?w」と思わず言ってしまいましたが、定番ともいえるし…うんwクズ野郎が死ぬ瞬間は本当にスカっとしますね・・・。ただクズなりにかなり強いので、ずっとハラハラドキドキ、ゾーイを応援してました。アメリカ先住民がテーマで多少現実離れした描写も出てきます、ごく一部CGがチープだったりしますけど十二分に他が補っています。アクションものが好きな人、特に女性主人公のアクションが好きな方には特におすすめな映画です。
★★★★★ 切なくて、可哀想な映画。
とても可哀想な映画です・・・。ゾーイは優し過ぎると思いました、車の男の人が前に飛び出て来ても、車から降りたら、絶対駄目だったんだと思いました!!それから、ゾーイの写真好きには解らなくもないですが、運転しながらは、危ないし、やめた方が良かった。もしも、写真に目が行ってなければ、あの男性が飛び出て来ても回避出来たし、やはり車を降りる必要性も無かったと思います。追記ですが、私だったら、降りないし、怖いから通り過ぎる、片手でスマホは見ないです。なんにしても白人のギャング達が苛つく映画でした。ここまでする意味って何?って思いました・・・。とても悲しい映画です、切なかったです。
★★★★☆ 切ない
ホラー?みなさんが言うように、オカルトという表現の方がいいかも。グロいのダメな人はやめた方がいいかも。あんなにずっと監禁されて強姦に暴力、心も体も傷だらけ。かわいそう耐えられない。始末は埋められて。復讐心でなんかの亡霊に魂を売って皆殺しやっと恋人が助けに来た時にはもう体は腐り、戦いの果てにぐちゃぐちゃ。最後は恋人に葬ってもらった彼女は何も悪いことはしていないのに。ギャングたちに腹がたつ。ラストシーン死ぬほど泣いた。グロいのとか大丈夫なら見てみるといいかも。
★★★☆☆ オカルトなのに切ない
あまり期待せずに観たらやられた。途中のグロいシーン見るとやはりオカルトなんですが、怖いとかおぞましいだけの映画ではありません。結末の主人公があまりにも切なくて、物悲しい。
作品の詳細
作品名:サベージ・キラー |
監督:マイケル・S・オヘダ |
公開:2013年 |
主演:アマンダ・ |
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『キル・ビル Vol.1』
ストーリー:主人公ザ・ブライドは、エリート暗殺集団DiVAS(毒ヘビ暗殺団)の元一員。組織から足を洗って幸せな生活をおくるはずだった結婚式当日に組織の裏切りにあい襲撃を受ける。夫とお腹の子供までを一度に失ったものの九死に一生を得たブライドは、昏睡状態に陥るが4年後に奇跡的に目覚める。そして、自分を裏切った組織のボス、ビルと昔の仲間たちへの復讐を開始する・・・。
★★★★★ 面白い!
タランティーノ関係の映画はあまり性に合ってないらしく、面白いと思うものがありませんでしたが、これは超面白い。ストーリーもあるのですが、なんかどうでもいいくらい視覚だけで行けてしまう。オマージュだらけで、こんな映画もありかなと。終盤に行くに従って盛り上がっていくし、見応え十分。日本刀手荷物で飛行機乗れるんですね・・・。
★★★★★ GO! GO! 夕張!?
最近ではまれに見るすばらしい題名。キル!ビル!という歯切れのよい響き。(「ビルを殺せ!」という意味になるが)内容を全く知らなくても題名だけで興味を持ってしまう。栗山千明がルーシ・ーリューのボディーガードとして女子高生のミニスカート姿で大立ち回りを演じてくれます(バトルロワイヤルのキャラクターとほとんど同じなので、BRで栗山ファンになった人は必見)。MTVムービー・アワードで日本人初の賞(ベストファイトシーン)も取ったということで栗山ファンにはうれしい限り(ただGOGO夕張という役名だけは勘弁してください?!)。今回のもう一方の主役であるルーシー・リューもグッド!。「ヤッチマイナ」などの片言の日本語がミスマッチでいい味を出している。現在までの生い立ちがアニメで挿入されているのも新鮮で、これだけでも作品として成り立つほど高い完成度で仕上げられている。
★★★★★ 面白い&グロい!
最高です。さすがR15だけのことはありました。エグいです。しかし、それがこの映画のいいところだと思います。タランティーノだからできる作品ですよね。もしもこれが血も飛ばないただのアクションだったら、普通のアクション映画ですよ。さすがベテランですね。これほどまで自分の味を出せてるのは尊敬します。ユマも美人でスタイルよく、かっこよく決めていい味出してます。ユマの『ドウモ!』の言葉の可愛さには惚れ惚れ。どの事に関しても『凄い!』の一言です。この作品はかなりの賛否両論ですが、私的には超オススメのエンターテイメントです。見る価値はかなりあります。
★★★★☆ キル・ビル
タランティーノのお遊び満載の作品。『パルプ・フィクション』から、これはといった作品がなかったから、久々の一本です。最近の女性アクションばかりのものとはちょっと違う楽しさを味わえます。タランティーノファンならなおさらです。色々なところで、色々なことを発見すればそれも面白いので、2度観て、3度観て楽しめると思います。
作品の詳細
作品名:キル・ビル Vol.1 |
監督:クエンティン・タランティーノ |
公開:2003年 |
主演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー |
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『ブルー・リベンジ』
ストーリー:とあるビーチで廃車同然の青いセダンにひっそりと暮らす、ホームレスのドワイト。ある日、警察に呼び出された彼は、そこで衝撃の事実を告げられる。彼の両親を殺害した犯人が司法取引に応じ、刑期満了を前に、釈放されるというのだ。あまりのショックに我を失ったドワイトは、オンボロの青いセダンを走らせると、釈放された犯人のもとに向かう。ただ一人、金も地位も理解者もないまま、「復讐を果たす」という、唯一の目的のためだけに・・・。
★★★★★ 結局、人は自分の知っている事でしか物事を判断出来ない。
報復の連鎖の果てに、主人公はある真実を知りますが暴力の連鎖は終わらない。復讐の果てに始めた暴力を暴力でしか終わらせる手段を見出せないのです。端的に911以降のアメリカの戦争を描いているとも言えます。結局、人は自分が知りえた情報や受けた傷でしか物事を判断出来ません。この映画を観て教訓だと思えもしますが、同時に人とはそういう物だとも受け取れます。派手な演出は一切無い分、効果的に恐怖や不気味さ、人間の無情さを上手く演出しています。スリラー映画としても素晴らしい作品です。個人的に定期的に観たくなる好きな映画です。
★★★★★ 復讐は醜い。だが。
主人公の生きざまは、あたかも過去に捕らわれた亡者のようです。ただ復讐するためだけの人生。全てを捨て去って、報復する為だけに生き永らえた人生でした。真実を知っても尚、復讐の連鎖を断ち切るために、後ろにしか進めない。愚かで悲しい選択なのかもしれません。でも彼には、それしか選べなかった。家族に対する愛や、人生のけじめとして。復讐は醜い。何の価値も無い。だがしかし、高評価を付けている方々は私と同じように復讐に殉じた彼を、潔いと思ったのかもしれません。胸がスッとするような爽快感は皆無です。ただただ、哀しさと、寂しさだけが残る。良い映画を観ました。★5つ。
★★★☆☆ ストレートに淡々と進行する、破滅に向かうドライブ
原題はBlue Ruin。”青い破滅”。邦題にもある”Blue”はストーリーの要所に出てくる青いセダンを象徴していると考えられます。イマイチなのは”リベンジ”で、このタイトルを聞いてしまうと当然主人公の復讐劇を想像するわけですが、それはあくまでも側面でしかなく、この作品で言いたいのは復讐ののちに待ち構えている、つまり破滅かと思います。両親を殺した犯人の刑務所の出所以来、長きに渡り棲み処としてきた青いセダンは移動手段となります。その青いセダンが移動するたびに、一人また一人と犠牲者が増えていきゆっくりと破滅に向かって進んでいきます。進行につれて垣間見える、主人公ドワイトの心境の変化が見どころかと思います。
作品の詳細
作品名:ブルー・リベンジ |
監督:ジェレミー・ソルニエ |
公開:2014年4月25日 |
主演:メイコン・ブレア |
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『ビッグ・ドライバー』
ストーリー:人気推理作家のテスは、講演旅行の帰途、タイヤがパンクし人気のない田舎道で立ち往生してしまう。通りかかったトラックに助けを求めるが、それが悪夢のはじまりとなった。トラックのドライバーは、旅行者を監禁して暴行・殺害を繰り返す異常犯罪者だった。何度もレイプされ、死の淵をさ迷いながら生き延びたテス。この悪夢を消し去るには、復讐しかない。そしてテスの、孤独な戦いがはじまった・・・。
★★★★★ 上手く仕上がってる。
キング氏の短編ものは、長編もの特有の間の抜けただらだらとした展開にストレスを感じる事なく、プロットとしての奥行きとスピードのバランスがとれてて秀作揃いが多い。勿論、このビッグドライバーも例外じゃない。シンプルな展開なのにサスペンスとしての奥行きも十分だ。原作の鮮度を損なうことなくDVD化するとなれば、長編ビデオ風に仕上げるのかなと思ったら、100分前後に纏めてる。小説はディテイルが命だし、映画は映像が全てである。たった100分の映像でどれだけ原作に近づけるのだろうと興味を持った。観てみると、実に完璧に仕上がってる。サスペンスとしての奥行き、キング氏特有の匂いと色合い、殆ど原作を損なうことなくシンプルに巧みに仕上がってる。本当に恐れ入りました。DVDでなく4kブルーレイで観たいと思わせる作品だ。『火星の人』を全く不完全燃焼のSF超大作だとこけ下ろしたばかりで、ハリウッドの大作には何時もうんざり三昧だが、このビッグドライバーは傑作に限りなく近い秀作だろう。観る人によれば、地味なサスペンスにしか映らないだろうが、キング氏贔屓のファンなら観て損はないと胸を張って言える。つくづくアメリカって、広いだけでなく奥の深い国だなって、感嘆し感服してしまう。
★★★★☆ 復讐劇
女作家がレイプされ、復讐に燃えるストーリー。キング原作にしては題材が「何故今?」感が脳裏を過りますが、女作家が書いた小説の登場人物と会話したり、『ナイトライダー』の如くカーナビが女流作家を気遣い、友人の様に語り掛けたり、死人と会話をする等はさすがモダンホラーの帝王、S・キング、最後まで安定してました。が、お勧めポイントも特に無い感も否めないのです。とは言うものの、悪くも無い。正直、平均点ラインですが、時折香るキング臭にクラクラします。エロ、グロ、Fワードこの3点外しでホラーを成立させる(ほぼ。ほぼ、ね(笑)これまでも、本作も、これからもきっとそう。キング氏がモダンホラーの帝王と言われ続けているのも頷けるが、本作は正直に言うと観ないと損するぞ!って程では無い・・・でも、観ても損は無いです。(笑)
★★★★☆ チェリーボム!ならぬレーズンボムっ!て感じ。
ネットの批評サイトとか見ると、主人公がババアで萎えるとか書いてあって…あ〜さすがロリコン大国日本ですねってなる。そこじゃ無い!むしろ、この作品には素敵な熟女達が出てくる出てくる!男性より女性が楽しめる作品ですね。とりあえず私は十二分にドキドキハラハラ楽しめましたよ。そしてジョーンジェットがいい味出してる〜!見終わった後スカッとするけど…自分の中の強暴性に気づかされてモワモワ〜となりました笑
作品の詳細
作品名:ビッグ・ドライバー |
監督:ミカエル・サロモン |
公開:2014年10月18日 |
主演:マリア・ベロ |
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『トゥルー・グリット』
ストーリー:マティ・ロス(ヘイリー・スタインフェルド)は信念の強い14歳の少女。ある夜、父親が雇い人のチェイニー(ジョシュ・ブローリン)に無惨にも撃ち殺された。逃亡者となったチェイニーは、ネッド率いる悪党たちの仲間に入る。一方、父の形見の銃を受けたマティは仇討ちを誓い、連邦保安官コグバーンに犯人追跡を依頼。別の容疑でチェイニーを追っていたテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)も加わり、3人の過酷な旅が始まる。そして遂に、真の勇気“トゥルー・グリット”が試される運命のときが訪れた・・・。
★★★★★ ジョン・ウェインの古き良きウェスタンをリメイク
ジョン・ウェイン主演のオリジナルについては、実は見たことないです。その先入観を無しで観ると、なんと言うか派手さは無いけれど見せる映画だと思います。父親を殺された少女が敵討ちに奮闘するありきたりのストーリーなんですが、ジェフ・ブリッジスとマット・デイモンが主演格、敵役もジョシュ・ブローリンという豪華な配役で見せてくれます。ジェフ・ブリッジスは、こういう飲んだくれたキャラも上手いですね。今は亡きロビン・ウィリアムスと共演した『フィッシャー・キング』でも飲んだくれの演技を見せていましたが、この映画でも見事な汚れ役です。ストーリーとしては敵討ちにのめりこむ少女のために、悪党たちとはいえ死人が続出するとんでもない展開ですが、主役格三人のやり取りで上手く重くならないように作られています。ぜひ、CG満載のアクションだけがアクション映画ではないということをこの映画を観て感じて欲しいですね。
★★★★★ 黒澤明の映画!?ってくらい良い!
開始35分位で「俺はものすごい映画を見ているぞ!」と鳥肌が立った。グイグイと引き込まれれていく。映像の美しさ!リアルさ!細部に渡る丁寧さ!少年少女よ!いや、おっさんおばさんよ!この映画はおとなになって忘れていた「何か」や失った「何か」ではなく持っていなかった大切な「もの」を刻んでくれる映画って本当に良いものですね!
★★★★☆ 懐かしい感じ
CGバリバリのアクション映画が多い中、とてもよかったです。事の発端からすれば、また時代背景からすればこういう展開なのでしょうが、もうちょっとだけ娯楽に酔ってくれてもよかったかな。でもそうすると、この映画の良さや余韻は死んでしまうのかも知れません。
作品の詳細
作品名:トゥルー・グリット |
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン |
公開: 2010年12月22日 |
主演:マット・デイモン、ヘイリー・スタインフェルド |
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『クロッシング・ガード』
ストーリー:小さな女の子が交通事故で命を落とした。事故を起こした男は刑期を終えて6年目のその日、出所する。心の傷は深く刻まれたままだが、両親や友人に暖かく迎えられ新たな人生を踏み出すはずだった。娘を失った父親は絶望から立ち直れずにいた。現実から目を背けつづける彼を許せず、妻は息子を連れて彼のもとを去っている。場末のストリップ・バーに入り浸り、自暴自棄の生活を送っている彼を支えてきたのは、ある決意だけだ。彼からすべてを奪った男を自らの手で裁くことだ。カレンダーに✖印をつけて待ち続けたその夜、父親は銃を手にする。二人は向かい合わなくてはならない。魂の決着をつけるために。
★★★★★ 記憶が曖昧だけど・・・。
めちゃくちゃ、いい映画だと思った記憶がある。立場の問題じゃないだろうか。幼い娘を事故で失った時の、「父親」の心境とは、何なんだろうか?一方、法的には「過失」でも、主観的には「罪びと」としての自分。加害者と被害者の、どうにも動かし難い、その後の日常・・・。こんな世界は「日常茶飯事」にある。一瞬で、そんな人生を甘受?せねばならない人間の在り様・・・。立ち直れるタイプと、立ち直れないタイプがあるだろう、とも思う。一体自分は、どちらのタイプなんだろうか?人生は、時間さえ経過すれば、結局は「忘却」しきれるものだろうか・・・!?私は「両者」の立場に追い込まれてしまっっていた、とうな気がする。「赦す」って何なのだろうか?
★★★★☆ ストーリーを聞いて観るとがっかり
監督は『アイ・アム サム』や『デッドマン・ウォーキング』で役者としての評価も高いショーン・ペン。主演はすっかりおじさんになってしまったジャック・ニコルソン。ストーリーは娘を交通事故で失った父親が、娘を轢いた相手に家庭も自分の人生も投げ出して復讐しようとし、轢いてしまった男は罪の意識に悩まされ、お互い何かの喪失感を抱え最後に対決に至る、というのもの。しかし実際の内容は同じ監督作品『プレッジ』と同じく、後半にかけてストーリーから外れて、娘を殺された怒りというより元から潜んでいた狂気にとりつかれて復讐をしている感が強くなっていった。これだと(私はDVDのパッケージ裏面を読んでツタヤでかりたが)ストーリーの簡単な説明を読んだ人は実際の内容とのひらきにがっかりするだろう。喪失感というよりも家庭がうまくいかない仕事がうまくいかない、そして鬱屈を抱え込んでそこからどうしていけばいいのか、娘=純粋さはどこへ行ってしまったのかということをテーマにしているように私には思えた。どことなく『ブレードランナー』に似ているかもしれない。作品自体のできは決して悪くはなく映像はきれいでエンディングで使われている曲も素晴らしい。『プレッジ』も同じだったがサスペンスやヒューマンドキュメントだと思って見ると最後のほうで、何だこれは?という感じになるが、見方を少し変えるとこの映画の良さがわかるだろう。
★★★☆☆ プリシラ・バーンズの肢体が女神級
1995年。 ショーン・ペン監督作品第2作。交通事故で愛する娘を失った男と、その罪で6年間服役した男が、それぞれ憎悪と罪悪感を抱えたまま対峙し、魂の決着をつけるまでの3日間を、サスペンスフルに描いた人間ドラマ。主演のジャック・ニコルソンがいい味出してる。 娘を失った悲しみを若いストリッパーとファックしたり酒飲んだりして誤魔化しているのだが、終盤それが露わになる。 それにしてもその若いストリッパー役のプリシラ・バーンズのなんと美しい事か。女神級です。ニコルソンの憎しみとひき逃げ犯の苦悩が交錯する、ちょっとグダグダだけど興味深いドラマでした。
作品の詳細
作品名:クロッシング・ガード |
監督:ショーン・ペン |
公開:1995年11月16日 |
主演:ジャック・ニコルソン |
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『オールド・ボーイ』
ストーリー:1993年10月8日、ジョー・デュセットの人生は、はてしない悪夢にのみ込まれた。真夜中の街をさまよっていた彼は、泥酔して意識が混濁するなか、見知らぬ部屋に閉じ込められてしまったのだ。何者かの監視下に置かれ、ひたすら単調に時間が流れる絶望の日々。理由も分からない監禁生活がついに20年目に突入したある日、ジョーは突然外界に解放された。監禁中に妻殺しの汚名を着せられたジョーは、休む間も惜しんで猛然と動き出す。愛娘ミナとの再会を果たす前に、何としても自分を陥れた男を捜し出し、復讐を成し遂げねばならないのだ。「お前は誰だ! 」「いったいなぜ俺を20年も監禁した??」
★★★★☆ いい意味でのハリウッド的なリメイク作品
本作ハリウッドリメイク版を初見、直後にオリジナル映画版である韓国版を観た後での視聴後感としてはこちらのほうが好みでした。原作未見のためどちらがどれほど忠実かはわかりませんが、登場人物の行動原理が割とすんなり呑み込めたのは本作のほうでした。韓国版よりも解釈の多様性は低いですが、その点も含めていい意味でハリウッド的な好リメイク作品だと思います。マリーがソーシャルワーカーという職に就いていることもあって、ジョーと関わりを持つきっかけも割と自然ですし、愛情というレベルを遥かに超越した家族環境に囲まれて育ったエイドリアンの異常性もよく表れていました。なおアジア人はタコを食す文化がありますが、欧米人はタコはほとんど食べません。中華のテイクアウトは欧米でもメジャーですし、映画でもよく見る”Chinese Take Out Box”という白いテイクアウト用の箱やツォ将軍のチキンなどといった独自の中華料理文化までもを築き上げています。このような文化的、地理的相違点を楽しめるため、本作ご覧になった方は是非韓国版もご覧になることをお勧めします。
★★★★☆ テンポ良くサクサク観れて悪く無い。ストーリーも明快で脳味噌使わず観れて良い。
原作、韓国版は観ていないので知りません。話の筋はシンプルなので、脳味噌使わずサラッと観れて良かった。積極的にお勧めできる程ではないけど、私的には★4程度かな。
★★★☆☆ リメイクの意味とは
内容もほぼ同じでオリジナル版を見た人は見る必要の無い作品かもしれない。(でもオルセンちゃんの美乳は見る価値あり。)オリジナル版視聴済みの人はオチも予想できるので特に衝撃は無いだろう。アメリカ社会ではポルノですら近親相姦ネタはご法度のようだが今作品の評価はどのようなものだったのだろう。ハンマー片手に戦うシーンは必要性を感じない蛇足描写であった。
作品の詳細
作品名:オールド・ボーイ |
監督:スパイク・リー |
公開:2013年11月27日 |
主演:ジョシュ・ブローリン、エリザベス・オルセン |
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『復讐の十字架』
ストーリー:解体作業員のマルキーは地元のカトリック教会の建て替えに伴う取り壊し作業に従事していた。何かに取り憑かれたかのように夢中になって教会を破壊していくマルキー。日に日に彼の暴力性は増大していき、年老いた母や恋人のエマとの関係にも溝が生まれてゆく。ある日、新設された教会に司祭が赴任する。それは忘れもしない25年前、少年だったマルキーに今なお消すことのできない忌まわしき記憶を焼き付けた張本人だった。激しい復讐心に突き動かされ、マルキーはハンマーを手に教会へと向かうのだが・・・。
作品の詳細
作品名:復讐の十字架 |
監督:ルドウィッグ・シャマジアン |
公開: 2017年6月1日 |
主演:オーランド・ブルーム |
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『リコシェ 炎の銃弾』
ストーリー:新米警官ニック(デンゼル・ワシントン)の放った一発の銃弾は、凶悪な殺人犯ブレイク(ジョン・リスゴー)を刑務所へ送った。ニックは一夜にして英雄となり、異例の昇進を果たす一方、ブレイクはニックへの復讐に執念を燃やし続け、遂に7年目に脱獄。そして、この日からブレイクの恐るべき復讐劇が始まるのだった・・・。
★★★★★ 30代、若いデンゼルの良さが前面に出ている映画
ストーリーの展開が早く、飽きさせないサスペンス。さすが、SEXIEST MANに選ばれるだけのことはあるデンゼル。友人役で出演しているアイス-Tが好演、もちろんラップも聞かせてくれます。リンゼイ・ワグナーが地方検事というお堅い役柄で出演しています。
★★★★★ 狂気溢れるジョン、若くエネルギッシュなデンゼル。見ものです!
『ケープ・フィアー』の復讐鬼デ・ニーロも狂気そのものだったが ここでのジョン・リスゴー扮する悪役も尋常じゃなくCRAZYだ。このテの”逆恨み復讐劇”は数あるが それ故に悪役のキャラクターが最大のポイントとなる。勿論、復讐の手口も見所の1つだ。ジョンは『ミッドナイト・クロス』でも不気味な殺人鬼をCOOLに演じていたが 本作の徹底した復讐鬼の怪演ぶりは見事だ。ワルっぷりがハンパではない。ジョン演じる”ブレイク”は凶暴なだけでなく頭もキレる。デンゼル演じる血気盛んな新米警官”ニック”に逮捕された事からブレイクは復讐の鬼と化すのだが その冷酷かつ巧妙に仕掛けられた罠に次々にハマって追い詰められるニックが可哀そうでしょうがない。監督の思うツボだ(笑)。ニックによってプライドをボロボロにされ屈辱に顔を歪めるブレイクに対してニックはブレイク逮捕をキッカケに検事補まで出世する。そんな事をブレイクが許せるはずはなく、脱獄して自分に見せかけた身代わりを殺し、自由の身となる。そこから執拗なブレイクの復讐が始まる・・。とにかくジョンの狂気じみた演技が圧巻で、主役のデンゼルを喰ってしまっている。今となっては大物俳優とそれこそ大出世したデンゼルだがここではまだ若々しく勢いのある演技を披露している。緊張感溢れるSTORYの展開もテンポよく、退屈させない。反撃に出るニックに手を貸す友人役でラッパーのアイス・Tが顔を出している。地方検事役のリンゼイ・ワグナー!久しぶりに見ましたね。製作はヒット・メーカーのジョエル・シルヴァー、監督は「ハイランダー」のラッセル・マルケイ。疾走感あるCRAZYなこの作品、私にはたまらない一枚です。
作品の詳細
作品名:リコシェ |
監督:ラッセル・マルケイ |
公開:1991年10月4日 |
主演:デンゼル・ワシントン、ジョン・リスゴー |
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『ギャング・オブ・ニューヨーク』
ストーリー:1861年、ニューヨーク。縄張り争いを繰り広げる移民同士の抗争により、目の前で父親を殺された少年アムステルダム。自らも投獄された、15年の時を経て、父を殺したギャング組織のボス、ビルへの復讐を誓い、この地に帰ってきた。素性を隠し、ビルの組織に入り込んだアムステルダムは、そこで美しくも謎めいた女ジェニーに出会い、許されない恋に落ちる。
★★★★★ ダニエル・デイ=ルイスのカリスマ演技!
「この復讐が終われば愛だけに生きると誓う」ディカプリオ様の女性ファンを呼び寄せるようなラブストーリーぽいキャッチコピーだけど、そんな映画ではない。ディカプリオとダニエル・デイ=ルイスの2人の血で血を洗う闘いが主題となっている。アイルランド移民とネイティヴアメリカンとの民族的な抗争を背景にした壮大な歴史物語でもあり、スコセッシ監督ならではの作品。ディカプリオ様とキャメロン・ディアスの愛の物語なんてオマケ的なものでしかないのです。 物語の中心は、そのディカプリオとデイ=ルイスの二人なのだが、それぞれの脇を固める役者が印象薄で残念だ。デ・ニーロが出演の候補に挙がっていたが、デ・ニーロとかハーベイ・カイテルとかジョー・ペシとかクリストファー・ウォーケンもっと味のあるスコセッシ映画に相応しい大物に脇を固めて欲しかった。 ひとりかっこよかったのはダニエル・デイ=ルイス。このおっさんは異常にかっこいい。目つきがニヤケてて鋭くて、非常に魅力的なのだ。狂気と人格を兼ね備える驚くほどのカリスマ演技を見せてくれました。
★★★★★ 映画なのだから
主演や賞も気になりますが、あの混沌としたアメリカができる時代背景を、人間的にあくまで良い悪い抜きの人間的な表現で上手く仕上がっていると思う。私はすごく感動して、心が踊りました。そして、ため息をもらしました。レオもこの役の為に体重を増やし、体を鍛えたからこそ、あのシーンが成立ったのだと感心します。
★★★★★ 見たことのない映画アメリカの歴史
衣装、美術、風俗など、これまで描かれたことのないようなニューヨークの一時代が、統一された時代考証と世界観によって緻密に描き出されている。スコセッシ監督の円熟した演出手腕と情熱が画面の隅々にまで行き渡っている。そして、ディカプリオ、ダニエル・デイ・ルイス、キャメロン・ディアスなどの俳優らの、瑞々しくも充実した演技が見られる。それは監督も俳優も、当時のこの年齢で、尚かつこのタイミングだからこそ生み出せた化学反応ではないだろうか。また、アイルランド出身のリーアム・ニーソンが(彼はアイルランドの著名な独立運動家を描いた映画『マイケル・コリンズ』(1996年・ニール・ジョーダン監督)で主役(マイケル・コリンズ)を演じている)、ここでは物語の支えともなるアイルランド系移民のギャング集団の長を演じており、非常に説得力がある演技を見せている。あくまでも個人的に好きだからこんなことを言ってしまうのだが、本当に映画らしく見応えのある、奇跡のような作品だと思う。
★★★★☆ ギャング・オブ・ニューヨーク
この作品は2回以上見てから評価を下して欲しい!そうでないとラストの「ギャング同士の抗争」「市民の反乱」「政府軍の砲撃」といった三つ巴を見事に編集した心地よさを堪能することはできまい。音楽のテンポと良くあった前半の乱闘シーンも美しい!抑えた血の色が雪にまざり、絵画のような構図。高揚感を覚える。しかしながら、見た後に何か物足りなさを覚える。それは、主役の薄さであろう。ディカプリオが悪いのではない。彼は丁寧に回りの大芝居につられることなく繊細に演じている。少し繊細過ぎたかもしれない。アカデミー賞などでダニエルが主演男優賞にノミネートされたことでも分かるように、本来はアムステルダムが主役の話ではないのだ。おそらく脚本は、デニーロあたりを考えて書かれたのであろう。しかし、この予算の懸かる作品成立にはレオが必要で、かなり無理してアムステルダムの役を膨らませた。アムステルダムは話の運び役で、本来なら無名の俳優の役どころ。人気スターには観客はどうしても感情移入する。いくらレオが頑張っても台詞がないのでは、説得力に欠いてしまう。つまりバランスが崩れているのだ。ダニエルを主役にするなら、アムステルダムはもっと無名の俳優を。レオを主役にするのなら、もっと悪でも善でもヒーローにすべきだった。彼は力量がある俳優なので、かなりもどかしい気がした。もっとも、スコセッシが描きたかったのは、悪しくとも活気のあるアメリカの成り立ちと、隠しておきたい歴史上の事実。ちょい欲張りすぎた傑作ではあるけれど、その成り立ちがちょっと不幸で、不純だったような作品。
作品の詳細
作品名:ギャング・オブ・ニューヨーク |
監督:マーティン・スコセッシ |
公開:2002年11月9日 |
主演:レオナルド・ディカプリオ、キャメロン・ディアス、ダニエル・デイ=ルイス |
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『ノクターナル・アニマルズ/夜の獣たち』
ストーリー:スーザン(エイミー・アダムス)はアートギャラリーのオーナー。夫とともに経済的には恵まれながらも、心は満たされないという日々を送っていた。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワード(ジェイク・ギレンホール)から、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。精神的な弱さを軽蔑していた元夫の小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか・・・。
★★★★★ 素晴らしい作品です
彼女に送られてきた小説の内容は妻子を殺された男の話で、彼自身も最後は死んでしまうというとても暴力的で悲しい内容です。20年前にこの小説の作者である男と結婚していましたが、彼女はこの男を捨てました。お腹にいる子供も堕胎して他の男と結婚しました。しかし、この小説を読み続けるうちに彼女は何かを感じ取っていきます。そして、彼との再会をするであろうレストランで急に映画は終わってしまいます。私は、作家の元夫がなかなか来ない、最後のレストランのシーンでの彼女の微かな表情に気づきました。急に何かに気づいたような表情。この表情に何らかの監督の意図が伺えます。小説上の妻子は別れた妻、堕胎された子供、そして作者本人のようにも思えます。そして小説上の本人も亡くなるので、作者自身も無くなるのでは….. そういった恐怖感の彼女の表情であったのかもしれません。この小説の作者は復讐を考えたのか、いまだに消えぬ愛を伝えたかったのか。何れにしても彼女の心を動かしたことには違いありません。レストランに会いに行く前、自宅で結婚指輪を外します。これは、彼へのどのような配慮であったか。今は幸せではないというサインか。彼を少しでも傷つけたくないという配慮か。この映画は心理描写が多い作品ですので、細かく見る必要がありますが、そこがこの映画の芸術性を高めています。さすが、数々のマミネートと受賞、評価をいただいただけある、素晴らしい名作と言えます。映画は芸術とお考えの方にぜひオススメです。
★★★★★ 卓越したストーリーテリングにより、過去の傷跡を深くえぐる心理サスペンス
本作はファッションデザイナーのトム・フォードの監督第二作。アメリカの作家オースティン・ライト(1922 – 2003)が1993年に発表した小説『ノクターナル・アニマルズ』(映画公開に合わせて日本で2017年に再販されたさいの邦題。原題は “Tony and Susan” で、もともと1997年に『ミステリ原稿』というタイトルで邦訳刊行されていた)を映像化した、サスペンス映画です。フォードの一作目『シングルマン』がとても良かったので、本作も期待していたのですが、想定以上のものを食らいました。まず、デヴィッド・リンチを彷彿させる、シュールレアリスティックかつグロテスクなオープニングシーン。はじめ自分が今なにを見つめているのか認識が追いつかず、美醜の価値判断に混乱をきたすくらい、ぶっ飛ばされました。物語は入れ子構造になっています。大枠は、中年女性スーザン(エイミー・アダムス)をめぐる現状。彼女が別れた夫エドワード(ジェイク・ギレンホール)から小説の原稿を読んで欲しいと手紙をもらい、小説を読み進めます。劇中劇として、スーザンが読むエドワードの小説〈ノクターナル・アニマルズ〉(「夜行性の獣たち」の意)の物語。くわえてスーザンが小説を読むことで、記憶を刺激され、蘇る過去。それら三つの物語が錯綜し、からみ合いながら進みます。エドワードの小説で描かれるのは、登場人物トニー(ギレンホールが二役)の受難。トニーは良識や常識が通用し、法やモラルが支配する、いわば日が射す世界に暮らす、善良な男。そんな昼の世界の住人が、良識や常識は顧みられず、法やモラルもおよばない、野蛮で暴力的な夜の世界に引きづり込まれたとき、いかに脆く無力なのか。生々しくあぶりだされます。とくにトニーの前半パートは、近年のどのホラー映画でも味わったことのない恐怖を覚えました。劇場公開時に騒がれていた危険運転を連想させることもあり、自分がいつ襲われてもおかしくない悪意をまざまざと見せつけられたようで、心の底から動揺しました。じつは残虐でショッキングな描写はほほ直接的には描かれてないにもかかわらず、しかもスーザンが頭のなかで小説をイメージしているだけという体裁をとっているにもかかわらず、不快な緊張感と不吉な予感だけで、あれだけの恐怖と不安を煽ることができる映画監督としてのフォードの演出力には感服します。自分たちが信じている世界のルールといったものは、絶対的かつ確固として存在しているわけでなく、みんながルールを共有してくれるだろうという漠然とした共同幻想を前提にしているにすぎない。しかもルールというのは必ずしも公正ではなく、それを遵守する人をつねに守ってくれるとはかぎらない。けれど自らひとたびルールの外にはみだしてしまえば、その保護を受けることもできない。自分が誰かに危害を与えることを許すのは、自分が誰かに危害を与えられることを認めてしまうのと同義だからです。トニーの物語はそんなジレンマを鋭利に突きつけます。本作の非凡さはそこで終わらないところ。劇中の小説〈ノクターナル・アニマルズ〉は、トニーが「夜行性の獣たち」に痛ましく傷つけられ決定的に損なわれていく物語を語りかけることで、「読み手=スーザン=観客」にトニーに対する共感と同化を促し、「獣たち」に憎みの刃を向けるよう仕向けます。ところが小説を読み終えると一転し、今度はその「読み手」に「自分こそが残忍な獣ではないのか」「自分に都合の悪い記憶を忘却していたのではないか」と疑念を抱かせ、自分自身に刃を向けるよう誘導します。作者エドワードと登場人物トニーが同じ俳優が演じている点で、そのメッセージの意図は強化されています。若いころはさほど自覚しないのですが、歳を重ねることで意識のうえに浮上し、あつかいに困るのは、「人から傷つけられた痛み」よりも「人を傷つけてしまったことによる痛み」。「人から傷つけられた痛み」はたとえつらくとも、そして解消されなくとも、怒りや憎しみの矛先を誰かに向けられます。しかしながら「人を傷つけてしまったことによる痛み」は、その矛先を自分に向けなければなりません。自分がしでかした愚かで浅はかな言動を直視するのは、なによりたえがたい。本作は卓越したストーリーテリングによって、そんな隠しておきたい醜い傷跡を深くえぐります。人を傷つけた者の傲慢さ、無神経さ、無自覚さ。評者は主人公スーザンに強く同化して観てしまったため、そうした彼女のふるまいを自分自身の忌まわしい古傷であるかのように見つめてしまい、鑑賞後しばらく抜け殻のような状態になりました。原作とは大筋では同じですが、ややニュアンスが違うところもいくつか。映画では原作より、スーザンの加害性と元夫エドワードの被害性がはっきりと際立っていること。人間に対して距離をとったアイロニカルかつシニカルな観察眼、メタ小説(暴力を読書=エンタメとして消費してしまうことへの疑義といった読書論等)の要素が薄められて、もっと感情移入しやすいドラマにされていること。保守的な価値観による教育、ゲイをめぐる環境、自分が嫌悪する親の性格を受け継いだことへの絶望、ブルジョア的生活へのアンビバレンス、ミドルエイジクライスなど。それら映画のなかで強調されたり追加された要素を考えると、監督フォード自身が自らを重ねながら本作を撮ったのでしょう。ビジュアル面でも、どのショットを切り取っても耽美的。ファッションと美術がすばらしく、ゴージャスでエレガント。エンドロールを見るかぎり、協力しているブランドも超一流ばかり。劇中に使われるアート作品も想像力をかきたててくれます(フォード自身の所有作品もあれば、わざわざ本作のためにつくった映画オリジナル作品もあるそう)。眼福でした。
★★★★☆ 悲しみ
まったく陳腐な話ではあるんだけど、とてもいい映画だったと思う。大切なものがわかってはいるのに、結局そうなってしまうという人間の弱さと強さを、最後まで引っ張って見せてくれた。いろいろな余韻が残る。あんまり若い人には向かない映画かもしれない。
★★★★☆ 良い意味で期待を裏切られた
一言で感想をのべるなら、間違いなく”面白い”。あらすじでは気になっていたけれど、トム・フォード監督作品ということで、なんかアート色強そうだなぁと敬遠していてようやく鑑賞。良い意味で裏切られました。練られたプロット、心理やシーンに合わせた演出、手堅い役者陣、飽きるどころか最後まで目が離せず、そして秀逸なラストには良い観了感を味わえました。色んな解釈とか考察とか、レビューを見る前に観ることをオススメしたい作品です。
★★★☆☆ このエンディングのような目にはあいたくない
復讐の怖さが極まる。彼は彼女にここまでひどいことをされたと思ってたんだな思ってたというのがみそです面白く観たのだが点が低いのはもう一度は観たいと思わないからです。
作品の詳細
作品名:ノクターナル・アニマルズ/夜の獣たち |
監督:トム・フォード |
公開:2016年11月18日 |
主演:エイミー・アダムス、ジェイク・ジレンホール |
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『完全なる報復』
ストーリー:フィラデルフィア。愛する妻と5歳になる娘に囲まれ幸せに暮らしてきたエンジニアのクライド・シェルトン(ジェラルド・バトラー)は、ある夜侵入してきた二人組みの強盗に目の前で妻子を惨殺され、自らも瀕死の重傷を負う。犯人はすぐに逮捕されたが、検事ニック・ライス(ジェイミー・フォックス)は、担当事件の有罪率を上げようと主犯の男と司法取引をし、犯人は極刑を免れてしまう。10年後、クライドは出所してきた犯人を殺害するが、彼の復讐はそれだけでは済まなかった。彼は罪を認めて投獄されるが、司法制度の不備を是正しなければ、裁判に関わったもの全員を殺害すると予告した。やがて、犯人側の弁護士や判事、検事達が次々と謎の死を遂げ、街は恐怖に包まれていく。実行犯はどこに? 連続殺人を止める手立てはあるのか?そして、物語は異様な緊張感とともに驚愕のクライマックスへと突き進んでいく・・・。
★★★★★ どんでん返し
いつもの正義役の方が、復讐役に、どんでん返しが大変面白かった。
★★★★★ 家族を愛する父親の物語。
どう考えようとも、主人公の行動は間違っていないと言えるだろうか?邦題は非常にセンスが悪く、これではこの映画が何を伝えたいのか?伝わってくるだろうか?タイトルを忘れ、この映画が何を伝えたいのか、よく考える必要がある。痛みは必ず、我に帰る。それでも、ラストの獄中の表情は素晴らしかった。
★★★★★ 不完全なる結末
アメリカ独特の司法取引をテーマにした作品。司法制度の問題点を鋭く提起した事に賛辞を贈りたい。取り調べの検察官と主人公クライドのやり取りは緊迫感に満ちており見ごたえがある。犯行を認めながらも、制度の盲点を鋭く突いた法廷での論理展開は知的満足を与えてくれる。反語的な制度批判という点では、今までに無かった種類の映画だと思う。クライドが殺人を重ねて行く毎に、観る者に制度の欠陥を訴えかけてくる。アメリカの弁護士は法律をうまく利用し金儲けをする商売人になり下がっているし、そこに正義感など存在しない。方や検察官も犯罪人を如何にうまく作り出そうと努力するビジネスマンだ。日本でも同じような事件が最近あったが・・・この国の司法は何処か間違っている。クライドは報復に10年の歳月を費やし準備を整えた。あきらめ泣き寝入りする人が多い中で、その執念は怒りの大きさを物語っている。最後の結末部分の陳腐な描き方を差し引いても、久しぶりに緊張感を持続して観れた映画だ。
★★★★☆ ジェラルド・バトラー映画ではかなり好きな一本
何度も見ていますが、あらためて見てもやっぱり面白い。復讐劇だけど、本当に報復すべき相手が司法制度という無茶な戦いには、ジェラルド・バトラーの異様な戦闘力が光りますね(笑。ただ、結果的に主人公を復讐に駆り立てた検事に対しては、そんなに目的を果たせていない感じが残念ではあります。
★★★★☆ これはこれで良いラスト。
展開が非常に良く、実際の上映時間ほど長く感じさせません。シナリオもとても分かり易くなっていて、誰が見ても極悪人の悪役を出しておいて、観る者に主人公の復讐劇が正当なものであるとの印象を持たせ、それ以後の復讐劇を復讐者側の立場で見せる。しかし、途中で「やり過ぎ」なシーンを繰り返し見せ、もう一人に主人公(復讐を阻止する側)の立場に次第に移行させる。そして、最後は・・・いや、十分に面白いですよ。ラストに関して色々意見があるようですが、意見が出てくるということ自体、映画の出来が一定水準を超えないと出ないものですから、本作が面白い映画であると評価しても問題ないでしょう。これがTVドラマで、何クールも放送されるものでしたら、いろんなラストの展開も考えられるでしょうが、2時間で話をおさめるとなれば、これでも充分では?ジェラルド・バトラーは、間違いなく名優ですね。裸で筋肉を見せびらかす役でも、なかなか魅せてくれますが、本作のような元々普通の家庭の夫・父親が恐るべき復讐者になる役も、見事に演じきってくれています。(ただし、素っ裸になるシーンもありますが…)この男は、少々うらぶれた役の方がいい味を出します。今後の活躍が期待されますね。途中、少々?グロいシーンもありますが、作品の品格を落とすようなものではありません。ストーリ上、必要なものですし、なかなか上手く演出されたシーンもあります。観て損は無いでしょう。お奨めします。
★★★★☆ 自称「正義」をやっつける悪人
自らが「正義」だと勘違いした司法関係者に対し、法律の抜け穴と頭脳でもって報復していく勧善懲悪もの作品。個人的にはラストがしっくりこなかったのですが、途中までは自称”正義の味方”がバッタバッタと倒されていくのでスカッとしました。「私が正しく、あなたは間違っている。」のだと自惚れている人がときどきいますが、所詮そんなものは法律上の正義でしかなく、法律では解決できないものもときにはあるのだと教えてくれる作品です。残酷なシーンがあるので血を見るのが苦手な方はご注意を。
★★★☆☆ 傑作の一歩手前
しいというほかない。凝りに凝ったストーリーで観る者の心を鷲掴みにする復讐劇だが、クライマックスがよろしくない。もう少し工夫はなかったのかな。バトラー扮する父親の心情的には理解できるが無理のある正義感と、弁護士の小賢しく矮小な正義感の闘いにおける、決着も分かりづらい。残念
★★★☆☆ 鑑賞者を不快にさせるのが狙いの作品!?
サスペンスとしては一級な展開と思えるこの作品。しかしながら大多数が感じたであろう、不快極まり無い終盤。とここで、2度観てふと思えた。これは作り手側の狙いなのでは無いだろうか。どんな理由があるにせよ、最後は法が勝利するこの世の不条理さ。これを訴えたかったのではないだろうか。そうなると不快に思った人にとっては、ある意味作り手の訴えが伝わっている良作となる。
作品の詳細
作品名:完全なる報復 |
監督:F・ゲイリー・グレイ |
公開:2009年10月16日 |
主演:ジェイミー・フォックス、ジェラルド・バトラー |
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