自分の不倫相手が惨殺された事件で逮捕され、容疑者にされてしまうエリート検事補に扮した本格法廷サスペンス
ストーリー:評価が高い検事補ラスティ(ハリソン・フォード)は、女性の検事補キャロリンがレイプされ、殺された事件を担当することになるが、内心激しく動揺する。ラスティは妻子がいながら、以前、キャロリンと肉体関係を持っていた。野心家のキャロリンは検事局のほかの男性たちとも関係を持っていたとはいえ、嫌な予感は的中し、ラスティは突然、容疑者として逮捕されてしまう。法廷でラスティは弁護士ラスティを味方に付け、自分の身の潔白を証明しようとする・・・。
出演:ハリソン・フォード、ボニー・ベデリア、ラウル・ジュリア、ブライアン・デネヒー、ポール・ウィンフィールド、グレタ・スカッキ、ジョン・スペンサー、ジョー・グリファシ、サブ・シモノ、ブラッドリー・ウィットフォード
★★★★★ アラン・J・パクラ監督作品
今まで一回ならずも複数回視ていて、面白かったという感触だけは覚えているもののプロットやストーリーは失念。改めて視聴して一本、否、三本、完全に取られた。法廷が、原告検察と被告弁護だけでなく、判事まで絡むストーリーは他に記憶がない。一段落してラスティ・サビッチ(ハリソン・フォード)が自宅の庭の木柵補修をしている際、真犯人が襲ってくるのではないかと思ったがそうではなかった。真犯人を知っている者が限られているという苦さは、例えようがない。各シーンが現実そのものを切り取ったように視せるアラン・J・パクラ監督は素晴らしい。
★★★★★ 感慨深い
全世界で1000万部以上売り上げたスコット・トゥローの同名小説の映画化。監督は陰謀やサスペンスが得意のアラン・J・パクラ。それだけで傑作が予想できるが、出来は当然傑作。全体的に雰囲気が薄暗く、湿った感じのする画のなか
徐々に深まる謎、ウイットの利いた法廷でのやりとりなど見所は尽きない。そして最後の最後のラスト10分は濃厚すぎる内容で、濁流のようにさまざまな感情が押し寄せてくる。映画の幕締め、ハリソン・フォード演じるラスティーのしみじみした言葉を最後に終わるだけだが・・・エンドロールで何かいいようのない気持ちになって考えさせられる。
作品の詳細
作品名:Presumed Innocent |
監督:アラン・J・パクラ |
脚本:フランク・ピアソン |
原作:スコット・トゥロー『推定無罪』 |
公開:アメリカ 1990年7月27日、日本 1991年6月8日 |
上映時間:127分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:2億2100万ドル |
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