ドラマ

アンナ・クリスティ

伝説の大女優グレタ・ガルボの最初のセリフは、「ウィスキーをちょうだい、ジンジャーエールを添えて」

映画がトーキーになったとき、憧れのスターがどんな声を出すかファンは胸をときめかせた。多くの人気スターは声ゆえに姿を消した。はじめて聞こえたガルボの声は人気を倍増させ、のちに映画『ガルボ・トーク』の題名にもなった。

出演:グレタ・ガルボ、チャールズ・ビックフォード、マリー・ドレスラー、リー・フェルプス、ジョージ・F・マリオン

視聴者の声【Amazonレビューより

★★★★☆ ガルボの中庸

アメリカ最大の劇作家であるユージン・オニールはピュリッツァー賞の戯曲部門を四度受賞していてこの記録は現在も破られていない。原作はその二回目か、一回目の受賞作だったはずである。それを名脚本家のフランシス・マリオンが脚色している。観終わって感じたのは、ガルボの初のトーキーの題材がこれになったのは幸か不幸かよくわからない事だった(同時代にはヘレン・ヘイズやエセル・バリモアがいる)。クラレンス・ブラウンの演出は、演劇を意識した構図がタイトで、ガルボはその中でかなり大きな身振りで演じている。ただし、それは大袈裟で時代がかった「グランド・ホテル」の時の演技とは異なり、一応不幸な女性の感情を的確に表現しえたといってよく、まあ大方の期待に答えた出来だろう。ただ、この映画のわずか7年後に、「椿姫」でみせた神品と言っていい演技には及ぶべくもない。容姿も、サイレント期ほどではないが比較的時期が早い出演作なのでまあきれいな方。チャールズ・ピックフォードは後年の渋い役柄しか知らなかったが、ここでの直情的で野卑な演技はややいただけない。シナリオがそれを要求していたのかもしれないが、もうちょっと何とか演じ様もあっただろうと思わせられる。父親役の俳優や、マリー・ドレスラーも演劇的な隈取りの濃い演技だ。

作品の詳細

作品名:アンナ・クリスティ
原作名:Anna Christie
監督:クラレンス・ブラウン
脚本:フランセス・マリオン
公開:1930年2月21日
上映時間:89分
制作国:アメリカ
製作費:37万ドル
公開:149万ドル
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