ドラマ

ミニヴァー夫人

平穏な日常を打ち破る、「戦争」という不幸を描いた感動の名作

ストーリー:イギリス郊外の平和な村にミニヴァー夫人(グリア・ガーソン)は幸せに暮らしていた。村の行事でもめたことをきっかけに、長男ヴィンはキャロル(テレサ・ライト)と知り合い、恋におちた。やがて第二次大戦が勃発し、ヴィンの航空隊への入隊をきっかけに、二人は正式な婚約。不安な日々を送るうち、突然の悲劇が一家を襲った・・・。

出演:グリア・ガーソン、ウォルター・ピジョン、テレサ・ライト、メイ・ウィッティ、レジナルド・オーウェン、ンリー・トラヴァース、リチャード・ネイ、ヘンリー・ウィルコクソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 反独感情を煽る映画かな

戦争プロパガンダ映画らしいですが、明らかに戦意高揚を狙っているのはラストの牧師の説教ぐらいで、どちらかというと反独を煽る映画かなと感じました。クリストファー・ノーランの「ダンケルク」を見たことがあるのでミニヴァー氏がダイナモ作戦に動員されたシーンは既視感があってワクワクしましたが、キャロルがドイツ機の銃弾で命を落とすシーンは正香の展開でショックでした。ミニヴァー家に押し込んだドイツ兵の感じの悪さも相まって映画を観る人の反独感情が高まったのではないでしょうか。

★★★★☆ その時を悔いなく生きることの大切さ

第二次世界大戦勃発の頃のイギリスのある田舎の町の物語。戦争色が色濃く出ているが、テーマは戦争ではなく、その時を悔いなく生きることの大切さだと思う。戦争に行く者しかり、本土も空襲されるため家を守る者もしかり、独自のバラを丹精込めてつくる駅長もしかり。バラづくりで町一番の定評のある有力者で厳格で負けず嫌いで高齢のベルドン夫人が、このバラをどう評価するかが最大の見所だと思う。そこには駅長、ベルドン夫人の心のとても大切な部分が凝縮されていると感じた。ミニヴァー夫人は確かに美しいが、本当に美しいのは、美しいものを見て感じる人の心だと感じた。空襲で爆弾が投下されてから爆発するまでのヒューという音がしている数秒間が、何とも長く感じ、戦争の恐怖感を象徴している。戦争高揚場面が最後に出てくるのは、時代背景からいって止むを得ないことだと思う。

作品の詳細

作品名:ミニヴァー夫人
原作名:Mrs. Miniver
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:アーサー・ウィンペリス、ジョージ・フローシェル、ジェームズ・ヒルトン、クローディン・ウェスト
公開:1942年7月22日
上映時間:123分
制作国:アメリカ
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