人間の狂気の壁を鋭くえぐる巨匠R・オルドリッチ、戦慄のサイコ・サスペンス! !
ストーリー:子役スター”ベビー・ジェーン”として一時代を画したジェーン(ベティ・デイヴィス)、遅咲きながら実力派女優として名を馳せた姉ブランチ(ジョーン・クロフォード)。だが、その人気絶頂期にブランチが車の事故で下半身不随になって以来、姉妹は人目を避けるかのようにふたりきりで暮らしていた。その孤独な日々の中、ジェーンは過去の栄光を追い、次第に奇行が目立ち始める。歩けないブランチを精神的に追い詰めた彼女は、ついに暴力をふるって姉を部屋の中に監禁するのだった・・・。
出演:ベティ・デイヴィス、ジョーン・クロフォード、アンナ・リー、ヴィクター・ブオノ、メイディー・ノーマン、マージョリー・ベネット
★★★★★ 二大女優の哀しくも不滅の密室恐怖映画。
エスカレートする密室での虐待の恐怖の中で、二大女優の演技力に火花が見える感じがしました。高齢長寿の現代社会においてこそこの恐怖は倍増していると思いました。優れたミステリアスなサスペンスドラマです。
★★★★☆ 狂気は凶器である
ベティ・デイビスの54歳のときの怪奇映画である。美人女優だったら、こんなこわいメーキャップでおばあさん役はできないが、喜んで出ているところがすごい。ベティ・デイビスはとことん姉のジョーン・クロフォードをいじめ抜くが、ここまでやると爽快というか、無邪気でたのしげにさへみえる。オルドリッチ監督も、ここまでやるかと唖然とするような徹底振りで、やはり只者ではない。謎はさいごに種明かしされたが、わたしは完全にだまされた。しかし、観客に肩透かしを喰わせるためのどんでん返しとはちがう。きたない手を使われたとはおもっていない。サスペンスに富むホラー映画として中々おもしろい。
作品の詳細
作品名:何がジェーンに起こったか? |
原作名:What Ever Happened to Baby Jane? |
監督:ロバート・アルドリッチ |
脚本:ルーカス・ヘラー |
公開:アメリカ 1962年10月31日、日本 1963年4月27日 |
上映時間:134分 |
制作国:アメリカ |
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