スリラー

クロコダイルの涙

美貌の演技派ジュード・ロウの魅力に満ちた、ミステリアスなサスペンスロマン

ストーリー:美貌の青年医師スティーヴン(ジュード・ロウ)は、自分を愛してくれる女性の血を吸わなければ死んでしまう男だった。次々と女を誘惑してはその首筋に食らいつき完全犯罪を重ねていた。新たな獲物アン(エリナ・レーヴェンソン)と付き合い始めたスティーヴンであったが、彼女を本気で愛してしまい、彼女の血を吸うことにためらいを感じ始めていた。一方、警察ではスティーヴンの恋人たちが不慮の死を遂げていたことから、彼に疑いを抱いていた。アンの血を吸いかねているうち、彼の身体には限界が迫っていた・・・。

出演:ジュード・ロウ、エリナ・レーヴェンソン、ティモシー・スポール、ジャック・ダヴェンポート、コリン・サーモン、ヒトラー・ウォン、ケリー・フォックス、アナスタシア・ヒル、ニック・ラモントア、ジョセフ・オコナー、アシュレイ・アータス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 名作

ものすごく面白かった。『羊たちの沈黙』のレクター博士を思わせるジュード・ロウの演技。スリリングで美しい恋愛模様これぞ芸術です。

★★★★★ ジュード・ロウの美しさは当然ながら

ジュード・ロウ演じる肌に触れれば冷たいのではないかと思わせるほど体温を感じさせない主人公と、淡々と進む物語がとても良く合っている。まるでモノクロの映画を観ているような気分にさせられた。何の感情も無く獲物として女性を殺めてきた主人公の前に始めて心引かれる女性アンが現れる。血を飲まなければ生きていけないが血を得ようとすれば彼女を失ってしまうという矛盾を抱えた主人公の決断が心に痛い。しかし人間誰しもクロコダイルのように涙を流して生きてゆくのだろうと痛感させられた作品だった。

★★★★☆ ジュード・ロウの美しさ

心から愛した女性の生き血を飲まなければ生きていけないヴァンパイア。しかし、愛した女性の血を吸えば相手は死んでしまう・・・そんな矛盾を抱えた悲劇のヴァンパイアを、ジュード・ロウが好演しています。相手役のエリナ・レーヴェンソンも、どちらかと言えば童顔でありながらどこか大人の女性らしい雰囲気も醸し出しており、不思議な魅力を放っています。ストーリーは説明不足な点もいくつか見られますが、一つ一つのシーンが丁寧に撮られている印象で、好感の持てる作品に仕上がっています。ヴァンパイア好きな方は是非どうぞ。

★★★☆☆ ジュードの理想型

ジュードのジュードによるジュードファンのための映画。自分を愛してくれる人の血を飲まないと死んでしまうなんて、ジュードのためにあるようなシチュエーション。彼や彼女が住んでいる部屋のインテリアや、彼が働いている病院でのエピソードなど、細部に渡り神経を使って作られている。が、もう少し動きを加えればもっと面白くなったと思う。主人公を演じるジュードの魅力だけで引っ張られていく。故にジュードファンにとっては、とっても有り難い作品です。

作品の詳細

作品名:クロコダイルの涙
原作名:The Wisdom of Crocodiles
監督:レオン・ポーチ
脚本:ポール・ホフマン
公開:アメリカ 1998年11月27日、日本 2000年11月18日
上映時間:96分
制作国:アメリカ
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