あなたが、言葉もわからぬ見知らぬ土地で、突然、異常な事件に捲き込まれたとしたら・・・
ストーリー:パリの朝。アメリカ人旅行者の夫婦があるホテルに到着した。長旅の疲れをとるためシャワーを浴び、ホッとするひととき。だが、夫がバスルームから出たとき、妻の姿が部屋から消えていた。誘拐されたのか・・・。夫はホテルの中を探しまくるが、妻の姿はない。誰かに聞こうにも言葉が通じない。ようやく街のバーで、英語のわかるバーテンを通し、妻の拉致現場を目撃したという男をみつけたが、その男もそれ以上のことは知らない。警察へ通報しても、アメリ力人の彼にはパリ警察の態度がのんびり見えすぎる。外国では、警察さえも頼れないのか・・・。
出演:ハリソン・フォード、エマニュエル・セニエ、ベティ・バックリー、ジョン・マホーニー、ジミー・レイ・ウィークス、ジェラール・クライン、ドミニク・ピノン
★★★★★ ポランスキー!モリコーネ!
ミステリー映画としては、最上級の作品ではないでしょうか。官能的で哀愁漂うなテーマ曲も最高です。緊張感の中にも、奇妙なユーモアを散りばめた雰囲気が、いかにもポランスキーの映画という感じです。
★★★★★ 印象に残る
終わり方はスッキリしない。こういうのをフランス映画的というのでしょうか。観て2日経ちますが、まだエンディングロールの音楽が頭から離れません。暫く余韻に浸りたい人にはオススメ。
★★★★★ 物悲しいメロディが心に残る
音楽はエンリオ・モリコーネが担当している。音楽は門外漢なので専門的なことはわからないが、ネットで調べて見ると映画音楽ではかなりの大先生らしい。多くの人がこの映画の音楽のよさをあげている。アルゼンチンタンゴ風(間違っていたらごめんなさい)のメロディーがいつまでも心に残る。ハリソンフォードは最初は小娘扱いしているがエマニュエル・セイナーが非常にいい。モリコーネ大先生の音楽に乗せて踊る姿は妖艶である。トラブルに巻き込まれて、ドタバタと孤軍奮闘するハリソンフォード映画のいつものパターンだが、トラブルに正面から向き合い、解決に向かう強い意志は、前向きな考え方をする多くのアメリカ人に支持される理由だと思う。カッコよくはないが、彼の一生懸命な姿に共感してしまう人は少なくないと思う。個人的には思い出の映画でもあり、評価は甘めだが星5つとした。
★★★☆☆ 冗長
ヒロインの魅力、ときおり挟まれるギャグなどは楽しいし、導入はヒッチコック的で面白いのだが、中盤から冗長でだるくなる。最後のバッドエンドもバッドエンドのためのバッドエンドのようで・・・。天才ポランスキーにしては凡作といった仕上がりか。妻ミッシングものは好きなのですがね。
★★★☆☆ 軽く見る分にはよろしいかと
パリに来たアメリカの医師が、誘拐された奥さんを助けたいのだが、パリ警察やアメリカ大使館は本気で取り合ってくれない。空港で取り間違えたスーツケースに残された手がかりをたどって自力でなんとか頑張ってる映画。無駄なシーンが結構あったりするし、都合よく各団体さんが出てきたりと締まりのないところもあるが、パリのくたびれた感じがよく出ているし、軽くまったりと見る分には、なかなかよろしいのではないでしょうか。ポランスキー映画として期待すると外れるかも。
作品の詳細
作品名:フランティック |
原作名:Frantic |
監督:ロマン・ポランスキー |
脚本:ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブラッシュ |
公開:アメリカ 1988年2月26日、日本 1988年7月9日 |
上映時間:120分 |
制作国:フランス、アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:1700万ドル |
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