スリラー

ドッグ・イート・ドッグ

喰うか喰われるか

容赦のない暴力・破壊描写とブッ飛んだトリップ映像とが混然一体(カオス)となった、衝撃のバイオレンス・アクション! 

ストーリー:長年の刑務所勤めを終え、シャバに出てきたトロイ(ニコラス・ケイジ)は、ムショ仲間だったコカイン中毒のマッド・ドッグ(ウィレム・デフォー)、巨漢のディーゼルと再会。お先真っ暗な人生とサヨナラしたい3人は、イカれた地元ギャングの首領から、ある仕事の依頼を受ける・・・それは借金を返済しない男の赤ん坊を誘拐すること。一見、簡単に見えた報酬75万ドルの大仕事だったが、事態は最悪な展開を招き、3人は追われる身になってしまう…。 まさに”喰うか、喰われるか”の状況のなか、果たして、生き残るのは誰だ! ?

出演:ニコラス・ケイジ、ウィレム・デフォー、クリストファー・マシュー・クック、オマー・ドージー、ポール・シュレイダー、ルイーザ・クラウゼ、メリッサ・ボローニャ、レイ・ガジェゴス、チェルシー・メルトン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 泣きそうになった

エドワード・バンカーの原作を若い頃に読んで、あまり印象に残らなかったのだが、ニコラス・ケイジとウィレム・デフォーが演じているならと観たら大当たりでした。「時給10ドルで働いたって意味はない」と一攫千金ばかり考えている犯罪者が、そのデタラメさにふさわしい人生をたどる。自分が歳をとったからか、いろいろと感慨深くて泣きそうになった。若い頃ならなんとも思わなかっただろう…当時はキャラクターの愚かさが他人事としか思えなかったから。いまでは、馬鹿なやつと断罪する前に哀れさを感じる。もちろん自業自得なんだが、そんなどうしようもない連中も、ほんの一瞬は腹の底から楽しいときや死ぬほど憧れた物事があったのだ。テンポよく進むから、ひたすら駄作としか思えない人も多いでしょう。しかし自分でもわけのわからない欲望や衝動に翻弄され破滅に突き進む悲劇として、とても心に残る作品です。表面はポップでありながら、映画全体にザラザラとした気持ちの悪さが漂い続ける傑作です。疲れた時に見ると、逆に元気や落ち着きを与えられるかもしれません。邦画で近いのは『仁義の墓場』とか根津甚八の『新・仁義なき戦い』でしょうか。こちらはハリウッドですから、観ていてあれほど疲れることはありません。強い酒でも飲みながら観るのにとても似合うと思います。『ジョン・ウィック』とか『イコライザー』がバカバカしくて観ていられない人はこれが好きでしょう。

★★★☆☆ ポール・シュレイダーは難しすぎる

『魂のゆくえ』でも思ったけど、ラストが支離滅裂すぎて個人的には理解できない。映画全体で言えば嫌いな方ではないのだが・・・とにかくニコラス・ケイジとウィリアム・デフォーで胸焼けしそう。

★★☆☆☆ 真面目に生きなきゃダメだぞというお話

時給$10じゃ未来はない・・・と考えるような人に未来はないってこと。いずれにしても困難でしかないので、そうなる前に真面目に生きろよというお話。映画にする意味あったのかな。ニコラス・ケイジは変な映画に出る確率高い。

作品の詳細

作品名:ドッグ・イート・ドッグ
原作名:Dog Eat Dog
監督:ポール・シュレイダー
脚本:マシュー・ワイルダー
公開:アメリカ 2016年11月4日、日本 2017年6月17日
上映時間:93分
制作国:アメリカ
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