キリストが処刑時に身をまとっていた「聖衣」をめぐり、その愛にふれ、真実の信仰に目覚めたローマ護民官の姿を壮大なスケールと、荘厳なストーリーで描き出した感動巨編
ストーリー:ローマ帝政時代、キリスト教弾圧の手先となって働いていた貴族のマーセラス(リチャード・バートン)は、キリスト処刑の際に聖衣に触れたことから神の愛に目覚め、やがて恋人のダイアナ姫(ジーン・シモンズ)とともにローマ皇帝の意に逆らうようになり・・・。
出演:リチャード・バートン、ジーン・シモンズ、ヴィクター・マチュア、マイケル・レニー、ジェイ・ロビンソン、リチャード・ブーン、トリン・サッチャー、ドーン・アダムズ
★★★★★ キリストを処刑した護民官の物語
子供の頃観ましたが何も覚えていません。今観ても子供には理解できない内容と分かりました。確か最初のシネマスコープ映画だったと思います。聖衣とは、キリストが処刑される直前に着ていたガウンと分かりました。クリスチャンの弾圧は、日本でもありましたが、時の権力者ではない別の存在を絶対者として崇める姿勢を権力者として許せないものと推察します。一般に、善悪の判断は難しく、権力者は自分の考えが善であり、自分に逆らう意見は悪と考える傾向にあるようです。宗教人は全てを神に委ねますが、その信仰の深さによっては、自分の命をも捨てて神に従う姿勢を見せます。映画のラストで、自ら死刑を望んで歩いて行く二人の姿に胸が打たれました。
作品の詳細
作品名:聖衣 |
原作名:The Robe |
監督:ヘンリー・コスター |
脚本:フィリップ・ダン、アルバート・マルツ、ジナ・カウス |
公開:アメリカ 1953年9月13日、日本 1953年12月26日 |
上映時間:124分 |
制作国:アメリカ |
製作費:410万ドル |
興行収入:3600万ドル |
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