『エル・シド』に続き、名匠アンソニー・マンが壮大なスケールで描くスペクタクル巨篇
ストーリー:西暦180年。賢帝とうたわれた時の皇帝、マルクス・アウレリウス(アレック・ギネス)が病で伏せることとなり、愚息のコモドゥスにローマ帝国の運命を委ねるのは危険と判断した彼は、信頼に足る武将のリヴィウス(スティーヴン・ボイド)に帝位を譲ることを決意。しかしマルクス・アウレリウスは政治的陰謀によって暗殺され、リヴィウスも帝位に就くことを辞退したため、先帝の遺志に反してコモドゥスが帝位に就くこととなる。やがてコモドゥスは暴政をふるうようになり・・・。
出演:ソフィア・ローレン、アレック・ギネス、スティーヴン・ボイド、ジェームズ・メイソン、メル・ファーラー、アンソニー・クエイル、クリストファー・プラマー
★★★★★ 壮大な規模の映画
五賢帝時代を継いだコモドゥス帝はローマの暴君の代表格だ。前代までが夢のような時代だったから、いっそうその愚かしさが目立ってしまう。帝国衰亡の兆しとなったその愚しさは歴史や文学で扱われただけでなく、映画のテーマにもなった(『グラディエーター』に出てくる皇帝もコモドゥス)。2作続けて視聴したが、こちらの方が面白かった。それにしても驚いたのは、ローマの神殿や大人数で戦うシーンのような壮大な画面を、CGの技術もない60年代に表現していたことだった。パッケージには「8000名を超えるエキストラを動員」と書いてあり、仰天してしまった。当時の映画は本当にしっかりと作られていた。そのことをつくづく思った。
★★★★☆ 歴史の場面のひとつとして
世界史で習ったかつての知識のままで見たので、タイトルのつけ方に疑問符がつきました。それでも壮大なロケだったことがよくわかります。見事な映像に,圧倒されます。繁栄を誇った帝国が衰退していく過程を描いた作品として観賞すると楽しめる作品です。
作品の詳細
作品名:ローマ帝国の滅亡 |
原作名:The Fall of the Roman Empire |
監督:アンソニー・マン |
脚本:フィリップ・ヨーダン、ベン・バーズマン、バジリオ・フランキーナ |
公開:アメリカ 1964年3月26日、日本 1964年7月18日 |
上映時間:194分 |
制作国:アメリカ |
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