この街のどこかに、きっと愛してくれる人がいる
ストーリー:11月のロンドン。ソーホーのカフェで働くウェイトレスのナディア(ジーナ・マッキー)は、伝言ダイヤルで恋人を募集中。姉のデビー(シャーリー・ヘンダーソン)はバツイチの美容師で9歳になる息子ジャックと暮らしているが、夜遊びに余念が無い。元教師の妹モリー(モリー・パーカー)はもうすぐ出産。でも夫のエディ(ジョン・シム)は、なぜか最近うかない顔。そんなある日、ナディアは、伝言ダイヤルで知り合ったカメラマンのティムとデートするが・・・。
出演:ジーナ・マッキー、シャーリー・ヘンダーソン、モリー・パーカー、イアン・ハート、ジョン・シム、スチュアート・タウンゼント、キカ・マーカム、ジャック・シェパード、エンゾ・チレンティ、サラ=ジェーン・ポッツ、デヴィッド・ファーム
★★★★★ 特別なドラマではないのに輝いている
『ピアノレッスン』、『ガタカ』で有名なマイケル・ナイマンのベストスコアなのではないかと思われる見事なサントラが印象的な映画です。内容こそ深いものはないのですが美しい映像は音楽を引き立てていて音で感動できる映画となっているように思いました。普通の起承転結とか勧善懲悪とかを求めるなら避けた方がよい映画ですが美を求める心がある方にならお勧めします。
★★★★☆ マイケル・ナイマンが素晴らしい
原題「Wonderland」マイケル・ウィンターボトム監督の佳作です。私はこの作品を音楽を聴くために見ます。ウィンターボトムの映像を見ながら聴くマイケル・ナイマンは贅沢です。「この街のどこかに、きっと愛してくれる人がいる」がこの作品のキャッチコピーですが、映像と音楽のハーモニーがこれほど効果的な作品は少ないでしょう。冴えない人々の中に燈る愛情や希望、そんな想いを映像にしています。その映像・想いをナイマンが音楽でナレーションしていくような展開です。お勧めです。
作品の詳細
作品名:ひかりのまち |
原作名:Wonderland |
監督:マイケル・ウィンターボトム |
脚本:ローレンス・コリアット |
公開:イギリス 2000年1月14日、日本 2000年9月2日 |
上映時間:108分 |
制作国:イギリス |
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