スリラー

ブルーベルベット

世界中にセンセーションを巻き起こした鬼才デイヴィッド・リンチの衝撃の問題作!

ストーリー:赤いバラ、白いフェンス、青い空。絵葉書のようなアメリカの典型的な田舎町ランバートン。病院に父を見舞った帰り道、大学生のジェフリー(カイル・マクラクラン)は、野原で切り落とされた人間の片耳をみつけた。その耳の真相を追い求めていくうちに、謎めいたキャバレーの女性歌手ドロシー(イザベラ・ロッセリーニ)の存在を知り、次第に犯罪と暴力、SEXとSMのアブノーマルな世界に足を踏み込んでいく・・・。

出演:カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ、デニス・ホッパー、ローラ・ダーン、ジョージ・ディッカーソン、ディーン・ストックウェル、ジャック・ナンス、ブラッド・ドゥーリフ、プリシラ・ポインター

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 青い色

不思議な雰囲気の作品ですね。 それが心地よかったりする人には 好まれる作品かと思います。まともな登場人物は1人も出てこないし、 カイル・マクラクランの主人公も変な人。そのまま「ツインピークス」の捜査官に なったようです。

★★★★★ ひたすら異常で、心地いい。

デニスホッパーの悪役ぶりが、メチャクチャいい味を出している。そして可憐な青年、カイル君がいじめられるいじめられる。《善人を装った世の中の暴力と不条理》なんて、小難しい理屈はなしにして、状況と画面構成に酔っ払いましょう。だって、普通ならありえない死体とかでてくるんですぜ。

★★★★☆ デビッド・リンチ監督のファン限定

『マルホランド・ドライブ』を見て、デビッド・リンチ監督に興味を覚え、見てみましたが・・僕はマルホの方がずっと面白かったです。本作品は、ちょっと不気味でえぐく、デビッド・リンチ監督のファン限定作品といった感じです。

★★★★☆ 倒錯的世界

デヴィッド・リンチが自身の作風を確立させ再スタートを切った作品であり以降の作品世界への扉がデビュー作『イレイザー・ヘッド』以来、再び開かれたリンチワールド本当の始まりで二つ目の扉の入り口。デヴィッド・リンチの愛する50s(フィフティーズ)の雰囲気が《ブルー・ベルベット》から色濃く漂ってきます。このアメリカの良き時代を象徴する50年代の色合いの趣味嗜好を感じさせる(今、現在の)日常の風景に潜む人間の暗部や(以降の超自然な)異世界が何気ない平穏な生活感に絡む事で、この世は光と闇の二面性が常に隣り合わせの対である事をリアルなシュールにシュールがリアルに恐ろしく感じさせます。これが独特の空気感リンチ風フィルムノワールとなって中毒になるファンを産む要因の一つになります。

作品の詳細

作品名:ブルーベルベット
原作名:Blue Velvet
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ
公開:アメリカ 1986年9月19日、日本 1987年5月2日
上映時間:121分
制作国:アメリカ
製作費:600万ドル
興行収入:860万ドル
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