真っ黒に血塗られたあの夏の日、少年に残されたのものは破滅だけだった・・・
ストーリー:1965年夏、ニュージャージー州の保養地スパルタで、地元の不良青年レイ(マーク・センター)はキャンプをしていた二人の女子大生に向け、面白半分に発砲した。一人はその場で絶命、もう一人も意識不明のまま4年後に死亡した。4年後の夏、レイはまだ捕まらないでいた。刑事チャーリーはこの事件の再捜査を決意し、レイに圧力をかけて進展開を図ろうとする。麻薬とセックスを生きがいとする鬱屈した若者レイは、追い詰められた末に破滅へと向かっていく・・・。
出演:マーク・センター、シェイ・アスター、アレックス・フロスト、マイケル・ボーウェン、ロビン・シドニー、ミーガン・ヘニング、エド・ローター、ケイティ・キャシディ、ディー・ウォレス、エリン・ブラウン
★★★★★ 個人的にはベスト映画にランクインする
主人公の最後のぶちぎれっぷりが爽快ですね。見栄っぱりで自分を大きく見せようとして無茶苦茶な事を平気でやらかしまくる男の話。終盤までの過程ですべてが吹っ切れた小悪党のやりつくした後のフィナーレは華々しく星を7個付けたい程の作品だと思います。DVDは家宝にします。
★☆☆☆☆ まさにLOST(浪費された)
原作はともかく、本作の仕上がりは典型的なC級映画。バイオレンスでもなく、スプラッターでもなく、スリラーでもなくもちろんサスペンスでもありません。脚本は悪くないのに描き方がすべて中途半端です。殺人者の心理描写を深くするとか、犯人を追い詰めるプロセスをもっと具体的にするとかの工夫が見られません。あたり一面血の海にするのもひとつの方法かも・・・そんな映画を最後まで見た私も私ですが、怖さが全然無いので頭を空っぽにしてお気楽に観るのもいいかも知れませんね。
作品の詳細
作品名:ザ・ロスト 失われた黒い夏 |
原作名:The Lost |
監督:クリス・シヴァートソン |
脚本:クリス・シヴァートソン |
公開:アメリカ 2008年2月11日 |
上映時間:119分 |
制作国:アメリカ |
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