『ピラニア』のバーバラ・スティール、『エルム街の悪夢』のヘザー・ランゲンカンプほか歴代恐怖映画クイーンが共演を果たしたサイコスリラー!
ストーリー:可憐な独り暮らしを営む老女アン(バーバラ・スティール)。ショッピングモールで泣いていた少女アリス(ジュリア・パットナム)に声をかけたことがきっかけで、アリスは度々アンのアパートを訪れるようになる。実はアリスは婦人の厚意を利用していたのだが、10代少女特有の魅力にひかれたアンは彼女に母のような愛情を持ち、彼女の自慢でもある美しい蝶の標本が並ぶ「蝶の部屋」を見せるのだった。だが、アリスが別の婦人とも同様の関係を築いていることを知ってショックを受けた時、アンの心に長年封じてきたある感情が再び芽生え始める。そしてアリスの身に不幸が襲いかかる・・・。
出演:バーバラ・スティール、レイ・ワイズ、エリカ・リーセン、ヘザー・ランゲンカンプ、カミール・キートン、エイドリアン・キング、P・J・ソールズ、エラリー・スプレイベリー、ジュリア・パットナム
★★★★★単純だけど面白かった。
どのキャラも個性が強い。取り分けアン役の女優さんの【厳格で情が深いけど危ない系のおばさん】の演技が上手い。情の深い独身の子供好きの婦人を次々騙していくアリス。これ一つ間違えるとロリコン好きの男にモテ遊ばれる展開になってしまうんだけど。そっちの方が自然だと考えちゃうけど、この映画では子供好きの婦人が主役。愛情の裏返しなのかなあ。かつて娘に厳しくしたため失ってしまった罪悪感なのか、母親に見捨てられてる子供を見ると放っておけない。マナーに関しては厳しいけど、それ意外は普通に優しいと思うんだけどなあ。と言うか、アンの回りは娘より自分の事ばかり考えてる母親ばかり。アンをどう見るかは人其々だけど、無差別に殺してる訳じゃ無いからサイコパスとは違うような。
ちょっと気の毒だなあと思った。ラストのオチはいいですね。あぁ確かにそういう事あるかもってなります。
★★★★☆ 歪んだ愛情の果てに・・・
子供に対して異常な愛を向ける女。彼女の歪んだ正義が次々と惨劇を生んでいきます。緊張感のある演出に加え、バーバラスティールの狂気に満ちた演技は一見の価値あり。ただ、ストーリーに救いがないのが残念。人によっては見終わって暗い気持ちになってしまうかもしれません。親に虐待された経験のある人は絶対観ない方がいいです。
★★★☆☆ モラハラな母親を象徴化した映画
この映画に出てくる蝶おばさんのような毒親はいっぱいいます。自分の理想の子供であってほしいとマインドコントロールを強制し、心の奥底に深い傷を残すのです。蝶おばさんはサイコパスなので現実とは関係ないと思われるかもしれませんが、大筋で毒親と変わらない存在です。毒親は男性より女性の方が多いです。終始胸くそ悪い気持ちで、最後の最後まで不快でした。良かったのは映画ではあまり観られない生理のシーンを描写したことですね。こういうのはもっと漫画や映画に取り入れた方がいいです。
作品の詳細
作品名:バタフライルーム |
原作名:The Butterfly Room |
監督:ジョナサン・ザラントネロ |
脚本:ジョナサン・ザラントネロ |
公開:イタリア 2013年6月6日 |
上映時間:87分 |
制作国:アメリカ、イタリア |
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