画家レンブラントが転落するきっかけとなった名画“夜警”の謎に挑むミステリー
ストーリー:17世紀オランダ。肖像画家として成功を収めたレンブラント(マーティン・フリーマン)は、富と名声、さらに待望の男子まで授かり、まさに人生の絶頂にいた。ある日、彼の元にアムステルダム市警団の肖像画の依頼が舞い込む。下調べのために団員たちに近づいたレンブラントは、金と欲望にまみれた彼らの実態を知る・・・。
出演:マーティン・フリーマン、エバ・バーシッスル、ジョディ・メイ、エミリー・ホームズ、トビー・ジョーンズ、アガタ・ブゼク、ナタリー・プレス、フィオナ・オショーネシー、エイドリアン・ルキス
★★★★☆ 毒のある美しさ
『コックと泥棒・・・』でもそうであったようにこの監督の目指すものは究極の美。自身インタヴューで語っているように絵画の美を映画化するとこのようになるという映画を作りたいそう。なるほどこの映画の全てのシーンが息を呑む美しさ。危険で陶酔の匂いのする 毒のある美しさ。物語のプロットもややこしくこんぐらがっていて、映像の美しさと相まって見ているうちに自分が生きている時代がどこかわからなくなる。R-15指定が付いていましたが、どこのシーンが問題とかではなく、映像と物語のこの究極のからみを 理解できる年齢で と言うような気さえしました。小さなアート系シアターでしかきっと上演されないでしょうが、芸術性の高い作品だと思います。
作品の詳細
作品名:レンブラントの夜警 |
原作名:Nightwatching |
監督:ピーター・グリーナウェイ |
脚本:ピーター・グリーナウェイ |
公開:2007年 |
上映時間:134分 |
制作国:イギリス、フランス、カナダ、ドイツ、ポーランド、オランダ |
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