ドラマ

ワイルドライフ

父の失業。母の浮気。別離、そして新たな道・・・。壊れゆく家族の姿を14歳の息子の心情を通して描く、切なくも優しい物語

ストーリー:1960年代、カナダと国境にほど近いモンタナ州の田舎町。14歳のジョーは、ゴルフ場で働く父ジェリー(ジェイク・ギレンホール)と、母ジャネット(キャリー・マリガン)の1人息子。引っ越してきたばかりの生活がようやく軌道に乗り始めていたのもつかの間、父が職場から解雇されてしまう。さらに、ジェリーは命の危険も顧みず、山火事を消しに行く出稼ぎ仕事に旅立ってゆく。残されたジャネットとジョーは働くことを余儀なくされ、母はスイミングプール、息子は写真館での職を見つけるが、生活が安定するはずもない。やがてジョーは、優しかった母が不安と孤独にさいなまれ、生きるためにもがく姿を目の当たりにすることになる・・・。幸せだった家族がしだいに壊れていく姿を息子ジョーの目線から静かに深く映し出してゆく『ワイルドライフ』。母との関係、父との関係、そして夫婦の関係は、もうもとに戻ることはないとわかっていても、それでもジョーの胸には家族が紡いだ愛情が今も残る。変わりゆく家族の形に戸惑いながら、父と母の姿を見て、ジョーも大人になっていく・・・。

出演:キャリー・マリガン、ジェイク・ギレンホール、エド・オクセンボールド、ゾーイ・マーガレット・コレッティ、ビル・キャンプ、ダリル・コックス、モリー・ミリガン、トラビス・ブリュイヤー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 鼓動

うまく言えないのですが、心臓の鼓動・脈と同調するかのようなテンポの作品。家族を演じる俳優陣の演技力に魅せられます。私は最後のシーン。あのワンカットに・・・言葉がありません。素晴らしい作品だと感じます。

★★★★★ 14歳の時 俺はこんなに大人じゃなかったな

長回しが多用されていて1960年代という時代性を静かに描き、心情に残る確かな映画となっていました。勝手気ままな親ってどこにでも居るわけで、そんな両親をも見限らずじっと耐える14歳の主人公ジョーの姿は見てて切ないです。監督はポール・ダノで『スイス・アーミーマン』でダニエル・ラドクリフくんと共演してた子で本作ではゾーイ・カザンと共同執筆して初監督作品となっています。2人はプライベートでもパートナーで画像検索すると2人一緒で写って出てきます。話の二面性で言うのなら母ジャネットの事でしょうか。優しい家族思いの母の顔から一変して不安に慄く姿と理性と本性の板挟みでもがく見境のない女の姿が家族の崩壊とともに描かれていて息子ジョーと同じく不安な気持ちになってしまいました。母親役を演じたキャリー・マリガンは圧巻の演技をみせていて終始目が離せません。憐れな主婦が抱えるジレンマを見事に表現していました。

★★☆☆☆ 何を感じれば良かったか?

淡々とした物語?2人の間の子供目線・・・盛り上がりも無く、ハッピーエンドでも無く、悲惨な感じでも無く、何を伝えたいのか、何を感じて欲しいのかが、私には、全く分からなかった。夫婦役の2人は、大好きな役者だけに残念な感じ。

作品の詳細

作品名:ワイルドライフ
原作名:Wildlife
監督:ポール・ダノ
脚本:ポール・ダノ、ゾーイ・カザン
公開:アメリカ 2018年10月19日、日本 2019年7月5日
上映時間:104分
制作国:アメリカ
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