愛する家族と幸せになりたいのに不器用にしか振舞えない、天気予報士の日常をユーモアたっぷり描いた傑作
ストーリー:人生は予測困難な天気予報と同じ。風向きひとつで全てが変わる・・・。シカゴのお天気キャスター、デイヴ・スプリッツ(ニコラス・ケイジ)は1日2時間勤務で24万ドルを稼ぎ出す男。さらに彼には全国ネットの仕事への誘いも。だがそんな誰もが憧れるようなビジネスの成功も、私生活での失敗を前に輝きを失っている。離婚。自分から離れていく子供たち。そしてピューリッツァー賞受賞者である父親(マイケル・ケイン)からの信頼も得られない・・・。
出演:ニコラス・ケイジ、マイケル・ケイン、ホープ・デイヴィス、ジェメンヌ・デ・ラ・ペーニャ、ニコラス・ホルト、ギル・ベローズ、トム・スキリング、ジュディス・マクコーネル、マイケル・リスポリ
★★★★★ 嫌味なく心に浸みる人生訓
「天気予報」は当てにならない代物。相手は風。どっちへどう吹くか、そんな事は誰にも判らないのだから。思うようにならない「天気」と重ね合わせることで、嫌味なく見事に「人生」が語られている。そういうものだと判ってはいても、自分が思い描いていた人生、予想していた人生、期待していた人生と異なる人生を受け入れるのは楽じゃない。登場人物たち、それぞれその時その時を一生懸命に生きているのになぜか笑える。しかしその笑いには哀しさがある。終盤、主人公が流した涙には心打たれるものがある。父親役マイケル・ケインの何気ない台詞が心に浸みる。ニコラス・ケイジをはじめ、登場人物たちが実に個性的。特にシェリーちゃん、あなたの「タフ」の解釈は素晴らしかった。この手のコメディーにはニコラス・ケイジの持つほのぼのとしたキャラクターがぴったりはまっていた。実に心温まるストーリーだった。
★★★★★ 人生はうまく行かないもの
夢を追いかけ、少しづつ夢を諦め、夢を捨てる。人生はそんなものだが、最後に残る確かなものは親心。マイケル・ケインが素晴らしい。ニコラス・ケイジが素晴らしい。地味ですが本当にいい映画だと思います。娘、息子もいい味を出しています。素晴らしい脚本と演技演出が織りなす傑作です。
★★★★☆ 心に響くいい映画でした♪
この映画に思いっきり共感しちゃうっていうのは、自分の人生、下り坂だったと認めていることなのか?デイヴ(ニコラス・ケイジ)が、年収はすごいが人間くさいダメオヤジで、とてもいい感じだった。「人生はクソだ。クソだから捨てるものは多い」お父さんのセリフに妙な安堵感を覚えホッとする。頭の中では分かっていても、実際に行動することは別なんだと、出来なかった理想をいくつも捨てた。何かしら諦めながら前に向かって進んでいくって、辛いけど、人生ってそんなものかもしれない。山あり谷ありな大人の方に向いていると思います。じんわり心に響くいい映画でした♪
★★★☆☆ 嫌いじゃない
内容を確認せずにニコラス・ケイジの新作って事で借りてしまった。コメディかと思ったら意外に重い内容。ブラックコメディとあるけど、それともちょっと違うかなって思った。なーんでこんなに人生うまくいかないのだろうと思うくらい不運続きだけど、人生を見つめなおす、というような作品なのかな?ニコラスのお父さんがいい演技を見せてくれてちょっとしんみり来ちゃいます。
作品の詳細
作品名:ニコラス・ケイジのウェザーマン |
原作名:The Weather Man |
監督:ゴア・ヴァービンスキー |
脚本:スティーヴン・コンラッド |
公開:アメリカ 2005年10月28日 |
上映時間:101分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2200万ドル |
興行収入:1900万ドル |
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