ドラマ

猿の惑星: 新世紀

共存か、決戦か

あの衝撃のエンディングから10年後・・・。地球の支配者を賭け、猿と人類の戦いが始まる

ストーリー:あれから10年後。天性のリーダーシップを備えた猿のシーザー(アンディ・サーキス)は、より勢力を拡大し、手話と言語を操る猿たちは、森の奥に文明的なコロニーを築いていた。一方、約90%が絶滅した人類のわずかな生存者グループは、荒れ果てた都市の一角に身を潜め、希望なき日々を過ごしていた。そんなある日、人間たちがエネルギー資源を求めて猿のテリトリーに足を踏み入れたことから、一触即発の事態が勃発。シーザーと生存者グループの穏健派マルコム(ジェイソン・クラーク)は和解の道を探るが、憎しみを抑えられない両陣営の対立は激化していく。共存か、それとも闘いか。最終決戦へのカウントダウンが刻まれるなか、シーザーは生き残るための重大な決断を迫られていくのだった・・・。

出演:ジェイソン・クラーク、アンディ・サーキス、トビー・ケベル、ジュディ・グリア、ゲイリー・オールドマン、コディ・スミット=マクフィー、カーク・アセヴェド、ジョン・アイズ、エンリケ・ムルシアーノ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 猿の惑星の中でも一番の作品です😆🎵🎵

とにかく見て下さい!見ないで評価は出来ません。アクション映像、最高です!特に3Dは 立体間バッチリでもう一度見たいって感じ!猿の表情なんか ビックリします!次回作 期待したいですね!

★★★★★ 悲しいね「人」って。

自分が「人」のワクにあり、「日本人」のワクにあり、現在は「大人」のワクにあり、「男」のワクにあるという「現実」を痛感させられる作品でした。「罪を憎んで、人を憎まず」とは美しいが、作品の中にもある「ウィルスを憎んで、それをまき散らすものを憎まず」なんという事が、自分にできるのだろうか?今、現在ですら他国からもたらされる「病原体」に「怒り」を持ってしまうのに・・・。絶対ムリ。そのうえ、家族や国。世界まで死滅したのに「免疫を持てたが故に、生き地獄で生きていかなければならなくなる怒り」は「どうすればいいのか?」肌の色や言語。習慣や宗教。理解しあおうとする男・女ですら「一つの物事」についての「行動」も「心象」も違うのだから「人」は「たちが悪い。」この作品は「人」だけではなく「新人類(猿)」も同じジレンマを抱えて生きている。」とする現在の「他民族」との間の「危ない関係」を描いている。旧シリーズでもそうした「人の他者に対する恐怖」が見事に表現されており、過去の製作者サイドから「猿」の代名詞だった「我々」は逆説的視点で「猿の…シリーズ」を「楽しんだ」のだけれど、この作品のラストシーンの「淘汰されるまで終わることのない現実への覚悟」は、とても悲しい。*個人的に「いかにもCG満載」というのは”好きではない”のだが、この作品は前作こみこみで「大好き」です。ティムさん以外の作品はみな★5。

★★★★★ 見ごたえある大作

凄い映画だ。「猿の惑星」は何度もリメイクされているのだが、それはこの映画に深く普遍的なテーマがあるからだと思う。今作はそれを丁寧に描きながら、同時に娯楽アクション大作としても成り立つ絶妙な展開で、傑作に仕上がっている。森に住むエイプの集落は生命に溢れている。エイプたちは平和を望み、信頼するボスに従順ゆえ社会は完全な秩序が保たれているが、その秩序はボスに100%依存するという脆弱さを抱えている。一方、ヒトの社会は成熟した文明生活を経験した者たちゆえ、絶滅に瀕している状況の割に人々の不平は多く、そこでのリーダーの統率力は良好ではない。この2つの社会は,言うまでもなく人間の持つ両面性の暗喩である.どちらが善い悪いというわけではないし,対立する必要もない。しかしお互いは、異なる教理に対し不信感と恐怖を抱き、それは戦争までに発展する。まさに我々人類が何度も犯してきた失態だ。この映画はこういう本質的な問いかけを、3時間の文芸大河ドラマにせずとも、じっくりと繊細に、しかし楽しく解りやすく訴えてくる。ラストのシーザーの眼力は、彼の未来へ向けた雄心であるが、同時に今の人間社会へ疑問を投げかけ「どうなんだ君たち?」と語っているように心に響いた。

★★★★☆ 理屈抜きで面白い

前作の続きですがより猿との関係が よる濃密に描かれ ドラマチックに CGも見ごたえがある。

★★★★☆ 胸苦しい

前作から約10年たった世界が舞台です。猿と人間、互いに共存の道を探るもの、憎しみ、偏見を持ったもの・・・。それぞれのちょっとした行き違いから決定的な事態へと展開する。その時、互いの指導者たちはどんな選択をするのか共存を望む猿のリーダー、シーザーの苦悩や葛藤が痛々しいほどに伝わり、胸苦しくなります。アクションやエンターテインメント色は強くありませんが、十分に楽しめます。

★★★☆☆ 製作者達の努力はすさまじい

生き物が集団になると色々な考え立場の者が現れ、完全な統制は取れないというのは人間以外の他の生き物でも多く見られ、現実的に猿、類人猿でも起こりうることを示していると感じられた。現在世界中で起きている国々の対立なども単純なものではないことを分かれば「敵国」などと簡単には言えないと感じられる。早く人間は成長してこの映画のような事態に陥らないように努めなくてはならない。

★★☆☆☆ 期待ハズレ

共存か、決戦か…この映画はその通りで鑑賞前からストーリーがわかってしまう大きな欠点がある。猿のメイキングや特撮は秀逸なのだが、展開が単純で迫力不足かつ平板的で盛り上がりに欠ける。第一作と第二作の存在が今にして非常に大きいと判断できる。

作品の詳細

作品名:猿の惑星:新世紀
原作名:Dawn of the Planet of the Apes
監督:マット・リーヴス
脚本:リック・ジャッファ
公開:アメリカ 2014年7月11日、日本 2014年9月19日
上映時間:130分
制作国:アメリカ
製作費:1億2000万ドル
興行収入:7億1000万ドル
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