ドラマ

ロスト・エモーション

ここは、感情のない“ユートピア”

巨匠リドリー・スコット×世界的建築家 安藤忠雄、スタイリッシュな映像美による新たなSF傑作!

★世界的建築家 安藤忠雄による建築物にインスパイアされ、日本を中心にロケを敢行!

安藤氏デザインによる迷路のような「淡路夢舞台」や水を多用した「大阪府立狭山池博物館」などが異世界を象徴するガーデンシティとして登場。また、長岡造形大学では千人規模のロケが敢行され、日本の斬新なデザイン建築が大いに活用され、幾何学的な近未来都市の世界観をよりいっそう際立たせている。

ストーリー:人類史上最大の世界戦争によって地球の陸地の99.6%が破壊された近未来。破壊を免れた土地に生き残った者たちは「人類を滅亡させる最たる原因は感情だ」という考えのもと、人類が平和的に生き残れるよう遺伝子操作を施した感情のない人間の共同体<イコールズ>をつくった。そこで暮らす全ての人間は管理され保健安全局の監視下に置かれ、愛情や欲望などの感情を“発症”してしまった者は「欠陥者」と見なされ、DENと呼ばれる隔離施設へ強制的に送られて安楽死させられる。自分のなかに感情が芽生え始めていることを自覚したサイラス(ニコラス・ホルト)は、医師の診察を受け抑制剤を服用していた。あるとき、職場の同僚であるニア(クリステン・スチュワート)もまた、自分と同じ感染者であることを知る。秘密を共有した二人は互いに惹かれ合い、かけがえのない存在となる。だが、共同体にいればやがてつかまってしまう。悩んだ末、二人は外の世界へ脱出することを決意するが・・・。

出演:ニコラス・ホルト、クリステン・スチュワート、ガイ・ピアース、ジャッキー・ウィーヴァー、トビー・ハス、デヴィッド・セルビー、オーロラ・ペリノー、スコット・ローレンス、ベル・パウリー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ある意味、

気楽な世界だなぁーと思った。静かで羨ましいと思った。しかしこの二人は決して他人事ではない。大好きな恋人と別れたときの苦痛などは、誰しも大体経験してる思う。其の時の苦痛や悲しみ、寂しさは本当にきつい。それを薬で綺麗に忘れることが出来たらどれだけ静かな世界になるだろうなーと思った。感情の起伏が激しい自分にとってはある意味羨ましい世界だな。ずっと静かな世界で急に恋愛を知ったらもう前の世界は氷のようにつまらない世界に感じるだろうな。静かな世界から暖かい世界に行き、そして真っ暗な洞穴に永遠に閉じ込められたような。ありきたりかもしれないがいい映画だった。それはそうとこの女優は本当美人だなー。

★★★★★ 美しい映像と美しい音楽と深い内容

いま自分が正しいと信じて生きていることが、実は正しくないのではないか。そんなふうに深読みしてしまいました。当たり前と思っていることがどれだけ見当違いなのか、現代社会に通じる映画です。カメラワークや音楽が素晴らしく、見終わった後、余韻として心に残ります。

★★★★☆ 深くも観られる映画

浅く観ると、「ガタカ風デストピア映画」的な評価になるかもしれないが、実に深い映画。浅く観られてしまう第1の要因は日本語題。このタイトルは浅いだろう。原題はEquals。…エモーションなどという陳腐なタイトルがぶち壊したと思う。ラストはたしかに賛否がある。もっと他にやりようが無かったかなと思う。推測だが、監督の意図とは違ったはず。これでは新薬の意味がない。話の大きな流れに意識を向け、細かいことが気になりそうになったら、軽く受け流すようにすると、良い映画を観た、という観後感を持ち、時々思い出すような心に残る映画になる。

★★★☆☆ 出てくる食事が全部おいしそう。

冒頭でクラシックを聴きながら朝食をとってる段階で、むむ?穏やか、静寂という感情はあるの??と疑問に感じてからはズルズルと下降。設定にかなり無理ある~ってなって入り込めなかった。ロマンス苦手だし。結局、物語が大きく動き出す終盤までは退屈してしまった。ただこの映画、とても大きなメッセージ性を持ってるのは確かなのでそこは印象に残りました。多勢と何かが決定的に異なるマイノリティ。バケモノ扱いされる事を恐れ、抑制して生きる。制御できるものはね。そんな「現実」が世界には溢れていると思う。

★★☆☆☆ 感情は、水だ。なければ生きられない

この映画において、登場人物全員、感情に基づかない行動などひとつも出て来ません。なのでずーっと何やってんのコレ?と、鑑賞が地獄です。感情を消すならもっとロボに限りなく近くなければいけません。皆が自由行動してる時点で意思と感情が存在しているのです。なんか、この脚本書いた人おっかねえ。。。

作品の詳細

作品名:ロスト・エモーション
原作名:Equals
監督:ドレイク・ドレマス
脚本:ネイサン・パーカー
製作総指揮:リドリー・スコット
公開:アメリカ 2016年7月15日、日本 2017年3月4日
上映時間:102分
制作国:アメリカ
興行収入:200万ドル
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