時間が彼を追い詰めるのか?彼が時間を追い詰めるのか?
ストーリー:フロリダの小さな町、バニアン・キーで起きた若い夫婦の殺人事件。被害者の女性と情事を重ねていた警察署長のマット(デンゼル・ワシントン)は、自分の置かれた立場に愕然とする。通信記録、事件の目撃者、そして死亡保険金の受取人になっていたこと・・・。全ての証拠は彼を犯人だと示していた。しかも、捜査する刑事は別居中のアレックス(エヴァ・メンデス)。時間と証拠が彼を追いつめる中、マットは真犯人を探すことができるのか?
出演:デンゼル・ワシントン、エヴァ・メンデス、サナ・レイサン、ディーン・ケイン、ジョン・ビリングズリー、ロバート・ベイカー、アレックス・カーター、アントニ・コローネ
★★★★★ 序盤からクライマックス
面白い。非常に面白い。ただ、結構複雑です。メインの事件も普通に面白いんですが、主人公が浮気やら横領みたいなことをしているせいで、話が複雑になっています。周囲にバレないように嘘をついて隠そうとして、それが余計に状況を悪くしてしまう。事件よりもそっちがバレないかが気になってしまったり。主人公が色々やりすぎてて、どうなってしまうのか。ハラハラドキドキの連続です。
★★★★★ 10回以上観てます
本当に飽きないですねこれ。面白い。小さな島の警察署長のお話ですが、島の雰囲気もオシャレ、音楽もいい!ちょとした緊張感、ちょっとしたセクシーさ、ちょっとした脱力感、この配分が実に素晴らしい。男と女、テーマはずばりこれ。主人公の男は高校時代の元カノ(ちょっと年齢設定に無理があるけど)に対していつまでも情があり愛はなくとも体の関係から、いつからか彼女を苦しみから救おうとする。一方女は迫真の演技で涙を流しながら男をハメる。女の恋愛は上書き修正とはよく言ったもので、デンゼルが見事に情けないけどどこか可愛らしい大人の男を演じてくれます。いつもかっこいい知的で誠実で硬派な役柄が多中、こんなデンゼルが見られるのはこの映画だけなのでは?クールな悪役も結構やっているようですが私はいまいちハマらなかった。が、この映画のデンザルは最高におまぬけで最高に素敵!一番の見どころはなんといってもFAXが届くシーン。ハラハラドキドキ、でも何故かすごく滑稽。すっごい真面目な顔して仕事中に何してんの、と思うけどそりゃ必死になるよね。別居中で離婚協議中の妻とのやりとりもいいです。最後に救急車に乗せられる主人公と妻の会話、男の返事に呆れ顔になる妻(この顔が素晴らしい演技)。愛する夫を持つ妻ならとても感情移入出来るのではないでしょうか。「ああ、、、なんて情けない、単細胞でどうしようもなくお人よし、、、、だがそこがいい!!」みたいな。男の優しさ、未練、妻への甘え、すごく男女の深いテーマ?があってそれは面白い展開で楽しませてくれます。(同僚もいい味出しちゃってます)ちなみに夫と鑑賞しましたが冒頭ではまさかああなるとは、、と中盤からの展開に笑っていました。
★★★★☆ 予測不可能な展開に満足
軽快なメロディーとともに、ユーモア溢れる内容を予感させるオープニングに惹かれました。優しさと寂しさから過ちを犯した田舎の署長デンゼルが、追い詰められ深みにはまっていく様はコメディーそのもの。彼のおどおどと落ち着きない表情のアップが何度も登場。実にスリリング。検死官チェイ役のジョン・ビリングスリー、いい味を添えていました。
★★★★☆ けっこうワルも似合います
ディーゼル・ワシントン主演のサスペンスですが、マイアミも片田舎の警察署長が事件に巻き込まれて、真犯人たちに、容疑者に仕立てられていくという筋書きで、アリバイのないディーゼル刑事は、署内の捜査とはまったく別行動で犯人を追い詰めようとしていく話です。話は結構はらはらどきどきですが、実際、冷静に考えるとディーゼルワシントン演じる署長は『身に覚えのある』ことがきっかけではめられる訳で、決して降って沸いたアクシデントでもないんですよ。ところが、Dワシントンがやると、なぜか「説得力」があるんです。きっと訳があるんだろうと。多分、Dワシントンが、ヤク中で、拳銃振り回して、か弱い女子行員を人質にして、強盗働く瞬間ですら、「これは何か深い考えあってのことよね、ワシントンさん♪」と思わせる何かがあります。当人もそれに嫌気がさして、最近悪役じみた役が多いんですが、なかなか壊しきれないようです。
★★★☆☆ これはお笑いか!?
サスペンス映画と聞いて劇場に足を運んだのですが、どう見てもドタバタコメディ。緊迫感と言うより、D・ワシントンのダメx2男ぶりを、おもいっきり笑う映画みたい。やることなすことすべて裏目。仕方なく自分で後始末。まさに一人相撲。よく、D・ワシントン、出演を承諾したもんだ。彼の作品にしては極めて異例、作品レベル低すぎです。にしてもなぜ彼は浮気する? どう見ても愛人より、妻である、エバ・メンデスの方が数倍素敵。不思議です。
作品の詳細
作品名:タイムリミット |
原作名:Out of Time |
監督:カール・フランクリン |
脚本:デイヴ・コラード |
公開:アメリカ 2003年10月3日、日本 2004年4月10日 |
上映時間:105分 |
制作国:アメリカ |
製作費:5000万ドル |
興行収入:5500万ドル |
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