アトム・エゴヤン監督が贈る知的で官能的なサスペンス作品
ストーリー:舞台は1972年のロサンゼルス、野心的な女性ジャーナリストのカレン(アリソン・ローマン)は15年前に起こったショービズ界のある事件の取材に乗り出す。しかし取材は難航しいつの間にかカレン自身も事件の迷宮に飲み込まれていく・・・。
出演:アリソン・ローマン、ケヴィン・ベーコン、コリン・ファース、ソニヤ・ベネット、レイチェル・ブランチャード、デヴィッド・ヘイマン、モーリー・チェイキン、キャスリン・ウィンスロー、クリスティン・アダムス、デボラ・グローヴァー
★★★★★ 複雑な織物
アメリカの50年代、ショウビズ界で人気絶頂だった男性コンビが、互いに第一線を退いた15年後に、当時のある女の死因について女性ジャーナリストから追求を受ける。ショウビジネスが孕む陰影、それぞれが隠し持つ秘密、ジャーナリストの過去と現在。イギリス人とアメリカ人、マフィアとタレント、スターとファン、複雑な織物。ケヴィン・ベーコンとコリン・ファースの演技、監督の心理描写は秀逸。映画の進む方向性を支配するオープニングの2人の表情を思いながら、ストーリーを追ってみると、単なる犯人探しとは全く違った、深い心理劇が現出する。監督は『スウィート ヒアアフター』のアトム・エゴヤンだけあって、50年代の建築、調度品、ファッションの細部にわたる再現は見事。
★★★★☆ なかなか面白かったです
この作品サスペンスですがちょっと危うい恋愛模様がちらりちらりと見えます。女性のヌードが多いですが、ああ裸なんだなという感じですね。どの人も秘密を持っていてそれがはっきりと言葉に出ない部分もあったりしてそこがまた見どころです。話してしまうと見る人がつまらないだろうし・・・想像力が膨らむ映画です、本だといろいろ想像しながら読んでいくんですが映画でそれが出来る部分の多いのはまた好いですね。ともかく良かったです、コリン・ファースいいですねぇ。
作品の詳細
作品名:秘密のかけら |
原作名:Where the Truth Lies |
監督:アトム・エゴヤン |
脚本:アトム・エゴヤン |
公開:カナダ 2005年10月7日、日本 2005年12月23日 |
上映時間:106分 |
制作国:イギリス、カナダ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:350万ドル |
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