『2001年宇宙の旅』『ブレードランナー』と並ぶSF3大金字塔の一つが、ハリウッド屈指のヒットメーカーにより今、よみがえる
ストーリー:惑星ソラリスを探査中の宇宙ステーション“プロメテウス”。ここでは不可思議な事件が続発し、地球との交信も途絶えてしまった。この謎を解明するため送り込まれた心理学者ケルヴィンは到着したステーション内で親友の死体を発見する。一体、ここで何が起こっているのか? その後も奇怪な現象は続き、ついに見えるはずのない「何か」を彼は目撃してしまう・・・。
出演:ジョージ・クルーニー、ナターシャ・マケルホーン、ジェレミー・デイビス、ヴィオラ・デイヴィス、ウルリッヒ・トゥクル
★★★★★ 定期的に観たくなる映画
映像と音楽によるソラリスの表現が素晴らしいです。ソラリスの不思議な感覚を味わいたくなって度々観ています。観る度に好きになります。鬱っぽい気分の時や、夜に一人でまったり観るには良い映画だと思います。
★★★★★ 私は好きです
結構良い映画です。私は好きです。キラキラしたSF映画を期待される方には90分の長さと派手さが無いのでな~んだと思われるかもしれませんね。しかし原作も名作ですし内容も奥が深く(演出がうまい)大人のラブストーリとしてみてください。
★★★★★ SFというよりは・・・
なんとなく、上映時間が短いと躊躇してしまうんですが良かったです。「宇宙船」という閉鎖的な空間からもっとサスペンスタッチなものを想像していました。実際には、ラブストーリーとなるんでしょうか・・・。淡々と、静かに主人公の妻に対する思いがゆっくりと綴られています。最後に主人公のとった行動は悲しいけれど、愛に溢れています。とてもいい映画だと思います。
★★★★★ SFが苦手な人にも
SFといえば「いかにも未来的」な風景やインテリアが目に付きますが、ソラリスはとても現実感があり物語に自然に入り込めます。”惑星ソラリス”のリメイクという事でやはり比べられがちですが、こちらは主人公クリスとその妻レイアに話の重点が置かれていてドラマチックに仕上がっています。音楽も映画全体をしっとりと包み込んでくれています。
★★★☆☆ 自分が自分であることの根拠は何かを考えさせる、SFの名を借りた哲学映画
SFの形態をとっているが、SF的ガジェットや特撮は最小限で、むしろ自分が自分であることの根拠は何かを考えさせる哲学映画。ジョージ・クルーニー演じる主人公が、惑星ソラリスが作り出した死んだ妻そっくりの生き物を巡って苦悩する姿をひたすら描く。気が滅入る映画なので、元気のあるときにじっくり見ることをお薦めします。
★★☆☆☆ 深読みさせようとし過ぎの作品では?
ちょっと厳しい。原作を知っていると、もっと分かる部分もあるのかもしれませんが・・・。映画である以上、全く予備知識がない人が見ても、ある程度伝わるラインで作品を仕上げるべきではと思います。仮に「人間の存在とは?」など哲学的なところを問題にしたいとしているとするならば、すっきりとは伝わりませんでした。
★★☆☆☆ 悪くないがタルコフスキーと比べてしまうと・・・
商業性の観点から妥協というか工夫を得ざるを得ない背景もあったと思うのでこんなものかと思います。映画を商品と考えるか芸術と考えるか・・そのどちらでもあるのでしょうが。一番気になったのは説明的なせりふです。粗筋をタルコフスキーや原作で知っているので大変気になりました。わかりやすさを求めると話の厚みが飛んでしまいます。ソラリスの美しさを言われますがCG全盛になってしまった昨今ありふれたものに見えました。水が用いられるのはオマージュと思いますが表現としてはあまり・・。スノーの設定は「お客」の特性上矛盾しているのでは?。どなたかが書かれていた詩情の欠落が決定的に物足りない要因です。
★☆☆☆☆ 夢小説?
冒頭は映像の美しさやテンポの良い進みでロシア版よりも良いと感じたが、改悪が酷過ぎて最後は目も当てられなかった。オリジナルの情報が独自の解釈で片付く程の量ではなく、”ソラリス”の作品を舞台とした誰かの妄想を見ているような気持ちになっていたたまれなかった。原作へのリスペクトを欠いている不名誉な作品だと思います。『ソラリス』の魅力を知りたい人は原作を読むことをオススメします。
作品の詳細
作品名:ソラリス |
原作名:Solaris |
監督:スティーブン・ソダーバーグ |
脚本:スティーブン・ソダーバーグ |
原作名:スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』 |
公開:アメリカ 2002年11月27日、日本 2003年6月21日 |
上映時間:99分 |
制作国:アメリカ |
製作費:4700万ドル |
興行収入:3000万ドル |
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