アドベンチャー

エクソダス:神と王

〈10の奇跡〉に導かれた男の戦い

『オデッセイ』のリドリー・スコット監督が贈るスペクタクル・アドベンチャー超大作

ストーリー:紀元前1300年。古代エジプト王セティのもとで王子ラムセス(ジョエル・エドガートン)と兄弟同然に育てられたモーゼ(クリスチャン・ベール)は、カデシュの戦いで活躍し、王国での地位を確立しつつあった。そんなある日、モーゼはヘブライ人奴隷から自らの出生の秘密を知らされ激しく動揺する。王セティ(ジョン・タトゥーロ)の逝去後、王に即位したラムセスは、彼の秘密を耳にし、葛藤の末にモーゼを国外追放に処す。餓死寸前で荒野をさまよったモーゼは、ミディアンの地に辿り着きツィポラ(マリア・バルベルデ)と結婚し平和な暮らしを手に入れる。だがある時、「同胞を助けよ」という啓示に導かれエジプトへと舞い戻り、ラムセスに奴隷の解放を迫る。だが、ラムセスは拒み、暴挙は激化することに。やがて、ナイル川が血に染まり、蛙や虻が大量発生するなどエジプト全土で“10の奇跡”が猛威を振るう・・・。

出演:クリスチャン・ベール、ジョエル・エドガートン、ジョン・タトゥーロ、ベン・メンデルソーン、マリア・バルベルデ、シガニー・ウィーバー、ベン・キングズレー、ヒアム・アッバス、ユエン・ブレムナー、インディラ・ヴァルマ、ゴルシフテ・ファラハニ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 壮大な物語

要するに旧約「出エジプト記」の映画化です。見る前にはそれを知らず、そうだったのかと気付きました。旧約テーマの聖書もの映画は数多いですが、この作品は惜しむことなく資金を投入した超大作と言えます。特撮もエキストラも半端ではない。壮大な歴史スペクタクルです。

★★★★★ 人類の危機の原因を読み解く映画

出エジプトが現代で起きている。人類が天意を感じとれるか、正しい信仰に目覚めことができるかを誘う映画でもある。

★★★★☆ 虫、爬虫類嫌いの方は避けた方がいいかもしれません。

VFXはすごいですし、津波、竜巻、なんかの群れとバリエーションが豊富なのでおなかいっぱいです。ですが、中盤の描写は結構えぐいですね。災厄の表現は見事なのですが、見事すぎて体がかゆくなりました。そして、とにかく慈悲がない。ストーリーについては、なぜ十戒ができたのかを伝える箇所だけ、やたらさらっとしているので前提知識がないと辛い気がします。#インターネットで調べて理解できました。最後にクリスチャン・ベールです。見る作品ごとに体型が違いますね、この人。痩せたり、太ったり、マッチョになったりと役作りすごいですが、あまりにも変わりすぎて心配になってしまいます。

★★★☆☆ 映像がすばらしいが感動は少ない

史実を描いているかどうかは映画としてはそう問題ではないと思う。感動するかどうかで評価が分かれるとすると、私には感情が揺さぶられるものが少ない映画だった。種族が対立する人間ドラマとしても描き切れていないので、神の存在意義も含め、極端に言うと、どこかの星のSF物語のような印象だけが残ってしまった。有名な逸話だけに結末が大きく変わることはないから、その分、神の存在や人間の苦悩や心理をどう描くかがこの映画の重要な要素だと思うが、映像に頼りすぎた感がある。

作品の詳細

作品名:エクソダス:神と王
原作名:Exodus: Gods and Kings
監督:リドリー・スコット
脚本:アダム・クーパー
公開:アメリカ 2014年12月12日、日本 2015年1月30日
上映時間:150分
制作国:アメリカ、イギリス、フランス
製作費:1億4000万ドル
興行収入:2億6800万ドル
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