ニュー・イングランドの名門校に編入したフットボール奨学生を中心に、若者たちの友情・恋・裏切りといった切ない青春を描いた作品
ストーリー:労働者階級に生まれたデヴィッド・グリーン(ブレンダン・フレイザー)は、奨学金を得て歴史ある大学進学予備校に入学。やがて彼はアメフトでスター選手となり、上流階級に属する美しい女性(エイミー・ロケイン)の心を射止めることにも成功する。だが彼がひたすら隠していた秘密が暴かれた時、新しく築いた友情が砕け散ってしまう。その秘密とは、彼はユダヤ人だったこと・・・。人生の中で最も重要な決断を迫られたデビッド。彼がここで断固とした立場をとらなければ、多くの人々の人生を変え、彼自身の未来をもエイ永遠に変えてしまうことになるのだった。
出演:ブレンダン・フレイザー、マット・デイモン、クリス・オドネル、ランダル・バティンコフ、コール・ハウザー、ベン・アフレック、アンソニー・ラップ、アンドリュー・ロウリー、エイミー・ロケイン、ジェリコ・イヴァネク、ケヴィン・タイ
★★★★★ 何度も見たい映画です
この映画のブレンダン・フレイザーは、とても格好良くて、私はもうメロメロです!! 背の高さ、端正な顔立ちというのが、とても良く分かります。美しいだけでなく、とても真面目な映画で、人の心の奥にある差別意識をさらけ出してしまう後半はいろいろ考えさせられる所がありました。
★★★★★ 難しい問題
日本人の私には難しい内容の作品でした。宗教、人種差別、エリート社会、アメフト・・・日本で暮らしているとなかなか議題にしない問題ばかり。ユダヤ人のブレンダー・フレイザーが超エリート高校にスポ薦で入学し、ユダヤ人の身分を隠して生活する。劣等生でポジションを奪われたマット・デイモンは彼女までも奪われてしまう。その後ある事件をきっかけにマットの小さな復讐が始まる。いつもなら主役よりマットに感情移入してしまう私ですが、今回はブレンダーの演技に引き込まれ、人種差別というものを考えさせられました。日本ではユダヤ人とはどんなもので、アメリカではどういう風に差別されているのかなんて分からないけれど、作品中ではかなり汚いものとして描かれている。イメージ像と実際の人物とのギャップ、本物を見極める力と言うのが大切なんではないかと考えさせられる映画でした。ちなみにこの映画のマット論は、高校生の年齢ではないものの子供らしい姿が見えたり、珍しく憎らしい役を演じているところが見ものでした。
★★★★☆ 深い内容の面白い映画です
人種宗教問題を扱った作品です。日本人にはなかなかピンとこないかもしれませんが、面白かったです。人間的な弱さを抱えた人物を若きマット・デイモンが演じています。優秀な主人公デビッド・グリーンに対する複雑な気持ちをよく表現しており、この頃から人目を引く演技力だったのだなと思いました。最後にデビッドを学生たちが審判(審議)するシーンに全てが要約されているように思います。アメリカでの「人の見方」がそのまま台詞になっています。宗教、人種、日々の行いによる評価は全て個々人の偏見によって形(カタチ)にされ、時に真実とはかけ離れているものです。若いながらも自分のアイデンティティに対して回答を求めるアメリカ社会は良くも悪くも日本とは違いますね。
作品の詳細
作品名:青春の輝き |
原作名:School Ties |
監督:ロバート・マンデル |
脚本:ディック・ウルフ |
公開:アメリカ 1992年9月18日、日本 1993年5月8日 |
上映時間:106分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1800万ドル |
興行収入:1400万ドル |
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