西暦2019年、人類の大半がヴァンパイアと化した世界。旧来の“人間”は捕獲・管理されていた・・・
ストーリー:西暦2019年。かつて世界中を襲った疫病により、人類の大半はヴァンパイアへと変貌していた。知性を備えたヴァンパイアたちは、注意深く太陽光線を避けながら新たな生活秩序を構築したが、すぐさま深刻な社会問題が持ち上がる。ヴァンパイアへの食料供給源である旧来の人間が全人口の5%にまで減少し、血液が枯渇し始めたのだ。ヴァンパイアでありながら人間的な良心を保つ血液研究者エドワード(イーサン・ホーク)は、絶滅寸前の人間を救う為、巨大製薬会社で代用血液の開発を急いでいた。一方、レジスタンス組織のメンバーであるコーマック(ウィレム・デフォー)は、逃亡中の人間たちの保護活動を行っていた・・・。希少な血液を巡り、各地で暴動が起き、混乱する社会。人間を狩る者、人間を守る者、そして、生き残った数少ない人間たち。人類はこのまま滅びてしまう運命なのか・・・。
出演:イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、サム・ニール、クローディア・カーヴァン、マイケル・ドーマン、イザベル・ルーカス、ヴィンス・コロシモ、マンゴ・マッケイ、クリストファー・カービイ、ジェイ・ラガーイア、ベン・シーマー
★★★★★ 面白かった!!
前情報で自分好みかどうか考えると思いますが、観ればこの作品の物語にすぐに引き込まれ、満足できる映画だと思います。ホラー映画という感じではないですが、グロシーンはけっこう強烈です。お勧め。
★★★★★ 飛び散る鮮血
そう遠くない未来の話。 しかし町を支配しているのはヴァンパイア達で、捕まった人間達は家畜に成り下がり、絶滅の危機に瀕していた。飢えたヴァンパイア達は代用血液の研究を急いでいたが成果は上がらず、中には自分の血を飲み、更にサブサイダーと呼ばれる化け物に成り果てる者も。そんな時代に代用血液の開発に取り組む主人公エドワードは数人の人間とあるきっかけで信頼関係を結び人間に戻り、代用血液より有効な手段を見つけますが・・・。青を基調にした映像などなかなかCOOLな雰囲気を醸し出しています。こういったおしゃれな画造りは好きな方です。赤や金色の目の、影のようなヴァンパイア達。更にイーサン・ホークさんやサム・ニールさんが出演という事で始まった瞬間から期待はどんどん高まりました。映像美といいストーリーといい役者といい、どれも楽しめました。代用血液の実験で投与された被験者が木っ端微塵に飛び散るなかなかグロいシーンもあるので(ジャケットを観た時にSFかと思ったのでびっくりしました)、ホラーが嫌いな人にはお薦めできませんが個人的にはしばらくぶりに面白い映画を観れました。ヴァンパイアに喜んでなった者、エドワードのようにヴァンパイアになった事に嫌悪を抱く者、それゆえにおこる家族の対立の悲劇なども絡め退屈しませんでした。ラスト直前の大勢のお食事風景などはホラー好きなら1度観てみるのも良いかも。
★★★☆☆ 新しい視点。
ヴァンパイアものは色々観てますが、これは新感覚でした。本作ではヴァンパイアは基本的に獰猛でない生き物ですが、人間の血が著しく欠乏するとサブサイダーという理性のない化け物になるという設定が良かったです。ヴァンパイア自身の「俺らこんな化け物になるんかよ」みたいな反応も今までにないパターンで良い(笑)治療法も荒治療な感じですが、新しいですね。ただ最後だけ一気にゾンビっぽくなるのはマイナスです。 あの貪りで極度の飢餓感を表したのかもしれませんが、あくまでヴァンパイア→吸血鬼ですからね。肉喰いちぎっちゃダメですわ(笑)あと勝手ながら終盤の流れは自分の予想とは違ってちょっと拍子抜けしました。てっきりヴァンパイアとサブサイダーの大乱闘的なのがあると思ってたのですが、あくまで治療メインのお話なんですね。続編も作れそうな終わり方なので、もしあれば多分見ます。
作品の詳細
作品名:デイブレイカー |
原作名:Daybreakers |
監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ |
脚本:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ |
公開:アメリカ 2010年1月8日、日本 2010年11月27日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:5100万ドル |
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