天才クリストファー・ノーラン監督が仕掛ける、幾重にも張り巡らされた伏線に次ぐ伏線と予測不可能な衝撃のサスペンス!
ストーリー:2人の天才マジシャン、アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)はライバルとしてしのぎを削りあう2人だったが、ある舞台でのマジック中、アンジャーが水槽からの脱出に失敗し、ボーデンの目の前で溺死する。翌日、ボーデンは殺人の罪で逮捕され、死刑を宣告される。ボーデンはそこに恐るべきトリックの存在を感じる。これはアンジャーが仕掛けた史上最大のイリュージョンではないのか-。やがて明らかになる驚愕の真実とは?
出演:ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、デヴィッド・ボウイ、アンディ・サーキス、パイパー・ペラーボ、レベッカ・ホール、リッキー・ジェイ
★★★★★ 何だ、この騙され続けられた感は…!?
最初はよくわからない始まりで、どういうことだ?と思い見続けていたら、中盤位から「まさか!?」の一騙し。そこから後半はこれも嘘か?こいつは何だ?テスラ?などと怒涛の騙し合戦です。実在の人物も後半から登場し、最後はちょっぴりSFっぽくなりますがおもしろい終わり方だと思います。
★★★★★ 現代の資本主義の世の中を象徴したサブストーリー付き
単なるマジシャン同士の復讐劇かと思いきや・・・!一般的に発明家と言うとエジソンの方が有名ですが、まさかのニコラ・テスラ登場。個人的にエジソンはビジネスマンとしては優れていたが、発明家としてはテスラの方が優れていると思うので楽しめました。現在国内の家庭用コンセントはテスラの推し進めた交流電流方式です。実際にフリーエネルギー・無線での電気送電を研究していたし、既存のエネルギーで富を得ている人達からすると、非常に邪魔な存在でもあったテスラ。突如出資者(モルガン)からの出資の停止、研究所が謎の火災より研究資料・機材が失われたのも事実。資本主義の歴史の闇に消されてしまった偉大な発明家でした。このサブストーリー的な事実を知った上で見ると2倍楽しめます。
★★★★☆ 映画として完璧
手品の確認、展開、偉業が映画の構成にそのまま当てはまることは皆さんお気づきのことでしょう。ノーラン作品なのでどうしても騙されないように構えて観てしまいますが、それでも引き込まれてしまう監督の力、セリフ、人物、設定、コスチューム、そして舞台の仕掛けに至るまで、巧妙に僕らが騙されるように導いていく。伏線が多い中で、序盤に出てくる中国人奇術師の金魚鉢のエピソードから二人が手品師として人を騙すために得た心構え、それが二人の確執からくる争いにも徹底して貫かれます。ミステリーのトリック好きな人々は粗を探して物語を純粋に楽しめないものですが、そんな人でも最後の最後まで映画の世界から抜け出せないのではないでしょうか。最初のほうでボーデンが「鳥が殺された」という少年に鳥籠の鳥を見せて慰める場面で、少年は「あの鳥は?(英語ではその鳥の兄弟は?と聞いている)」と聞いて「賢い子だね」と答える、なぜこんなシーンを撮ったのかも後で人間瞬間移動の話が出てくることで繋がってきます。数々の伏線が齟齬なく最後に完成する、まるで素晴らしい手品をみていたような、映画として完璧な作品でした。もちろん手品を観て下らないというのは自由ですが、その完成度は群を抜いているのではないでしょうか。テスラを演じたデビット・ボーイは孤高の天才といった風情がはまっていて、映画の良いスパイスになっていましたね。
★★★☆☆ 長ッッ
すごく長かったです。最後まで目が離せないだましあいでしたが・・・長くて寝落ちてました。もっとうまくまとめられなかったのかな、と思う。
作品の詳細
作品名:プレステージ |
原作名:The Prestige |
監督:クリストファー・ノーラン |
脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン |
公開:アメリカ 2006年10月20日、日本 2007年6月9日 |
上映時間:128分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
製作費:4000万ドル |
興行収入:1億900万ドル |
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