感動の旋律が奇跡を起こす!
ストーリー:ニューヨーク市イースト・ハーレムの小学校へやってきたヴァイオリン教師、ロベルタ・ガスパーリ(メリル・ストリープ)。そこで彼女は子供たちに音楽とふれあう喜びを教えようと熱心に指導を始める。彼女のその情熱は子供たちにも通じ、やがてヴァイオリン教室は学校の人気クラスとなる。しかし市の教育委員会は音楽課目の予算縮小を決定、クラスは存続の危機に立たされる。ヴァイオリンを弾くことによって自分に誇りを持ちかけていた子供たちのため、ロベルタはある決意をする・・・。
出演:メリル・ストリープ、アンジェラ・バセット、グロリア・エステファン、エイダン・クイン、マイケル・アンガラノ、チャーリー・ホフハイマー、ヘンリー・ディンホーファー、キーラン・カルキン、ジェイン・リーヴズ、クロリス・リーチマン
★★★★★ 心が奏でる音楽
この映画が実話だということにまず驚きました。離婚という人生の岐路に立たされたロベルタ(メリル・ストリープ)は臨時職員として小学校で働くことになります。イーストハーレムの子供達にヴァイオリンを教えていく過程に興味をそそられました。苦境にあっても諦めず、大切だと信じる物の為に突き進む。とても素晴らしいことだと思います。ハーレムの子供達が置かれている環境も様々で一筋縄ではいきません。どうしようもない事情で教室を去っていく子供達もいて、ハーレムの実情を垣間見る事が出来たように思います。子供達にとって決して良いとはいえない状況ですが、音楽を通して「心」を教えることで子供は真っ直ぐに育っていく。少なくとも、努力して何かをやり遂げることの大切さを学ぶと思います。未来を担う子供達を正しく導いていくことは、非常に重要なことだと思いました。主役のメリル・ストリープやアンジェラ・バセットは勿論のこと、グロリア・エステファンが脇役に徹していることが、この映画の魅力をさらにアップさせていると思います。気持ちを言葉ではなく音で表現する事は一見遠回りに感じますが、実はダイレクトに心に響くのだと思います。
★★★★☆ よくありそうな話ではあるけれど・・・
この作品は実話を基にした、フィクションですが、『デンジャラス・マインド』ともよく似ています。違うのは、音楽であるということと、自分の子をはじめとするたくさんの可愛い子どもたちに助けられ、彼らがある意味で主人公的存在であるということです。メリル・ストリープは凛としていて、綺麗とか可愛いとかではなく、自立した女性であったところが、美しく現れています。子どもたちもとても可愛いです。よくある話。すごく驚くということもありません。ですが、何か心が潤うというか、安心する映画です。
作品の詳細
作品名:ミュージック・オブ・ハート |
原作名:Music of the Heart |
監督:ウェス・クレイヴン |
脚本:パメラ・グレイ |
公開:アメリカ 1999年10月29日、日本 2000年9月9日 |
上映時間:124分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2700万ドル |
興行収入:1500万ドル |
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