ラブ・ロマンス

マディソン郡の橋

永遠の4日間・・・どんなに離れていても、あなたを感じる

ストーリー:ナショナル ジオグラフィックのフォトグラファーとして世界中を飛び回るロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)と、アイオワ州に住む平凡な主婦フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)は、人生にドラマなど求めていなかった。夢見る時期は、とうの昔に過ぎ去ってしまったのだ。そんな彼らが出会ってから4日後、ようやく真実の愛を見いだしたのも束の間、無情にも2人に別れの時が近づいていた・・・。

出演:クリント・イーストウッド、メリル・ストリープ、アニー・コーリー、ヴィクター・スレザック、ジム・ヘイニー、サラ・キャスリン・シュミット、クリストファー・クルーン、フィリス・リオンズ、デブラ・モンク、ミシェル・ベネス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 中年男女のつかの間の愛

この手の映画が過去にあっただろうか。二人の短い関係に全てが凝縮されています。ラストシーンは哀しすぎ。

★★★★★ 人間の心を深く感じさせる

クリント・イーストウッド監督の作品は、人情や人間本来の心などしっかり表現されていて、深く感銘を受ける。この作品はいわば不倫がテーマだが、それがいいとか悪いとかではなく、運命的な避けがたい出会いが描かれている。

★★★★☆ それから・・・音楽もよかった

イーストウッドは、時間の流れに沿って撮影したそうですね。彼は、ローコストでスピーディーに撮影する監督ですが、それが活かされたんじゃないでしょうか。イーストウッドは原作よりかなり年上なので演技が大変だったろうと思います。でも枯れた感じが漂って悪くなかった。ストリープはぴったりでしたね。私はストリープと同世代のせいか、ちょっとした仕草も「ウンウン、わかる」という気がしました。切ないです。

★★★★☆ 成熟した空間

恋愛をテーマにした作品にありがちなのが、最初から最後までを「愛」、「愛」、「愛」でゴリ押しするパターンだ。だが、この作品は原作の小説自体も秀逸だし、老齢に差し掛かったクリント・イーストウッドと、演技の神様であるメリル・ストリープが共演しているだけあって際だって特別な作品になっている。アイオワの片田舎で暮らす主婦が、家族が出掛けた家で一人家事をしていると、橋を撮影に来た男と出会う。二人の会話は弾み、ほんの四日間というわずかな時間で心の底まで互いを大切に思うようになる。そして別れへ・・・。正しくない行い(不倫)と家族の間で葛藤するメリル・ストリープの演技がなによりも素晴らしく、彼女がいなければこの映画の魅力も半減するだろうとさえ思うほどだった。一方のイーストウッドも難しい役どころを難なくこなしてしまうのだから、さすがだ。私はこの作品を彼らの年齢になったときにもう一度観てみたい。『スタンド・バイミー』を子供のときと、大人になってから観ると全く味が違うというが、『マディソン郡の橋』も同じことが言えるのではないだろうか。この映画に対して細かい説明など不要だ。ただ、二人の成熟した俳優が見せてくれる演技に魅了されて、拍手を送ればよいと思う。

作品の詳細

作品名:マディソン郡の橋
原作名:The Bridges of Madison County
監督:クリント・イーストウッド
脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
原作:ロバート・ジェームズ・ウォラー『マディソン郡の橋』
公開:アメリカ 1995年6月2日、日本 1995年9月1日
上映時間:134分
制作国:アメリカ
製作費:2200万ドル
興行収入:1億8200万ドル
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