ハッとするほど切ない純度100%のラブストーリー!
サンダンス映画祭ほか各国の映画賞を受賞した心温まるラブ・ロマンス
ストーリー:天体オタクのアダム(ヒュー・ダンシー)は、アパートの上の階に越してきた童話作家のベス(ローズ・バーン)と恋に落ちる。空気の読めないアダムはどこに行っても天体の話ばかりで、自己中心的なアダムとの付き合いを彼女の両親は反対することに。そんな中、アダムに天文台の仕事がカリフォルニアで決まり、一緒に来て欲しいとベスに頼むのだが、彼女はある想いを胸に秘めており・・・
出演:ヒュー・ダンシー、ローズ・バーン、ピーター・ギャラガー、エイミー・アーヴィング、フランキー・フェイソン、ステファニー・ハッカビー、マーク・マーゴリス、アダム・ルフェーヴル、マディ・コーマン、カリーナ・アロヤヴ
★★★★☆ アスペルガーを知る人間には良く理解できる映画
同じアパートの住人のアスペルガー症候群のアダムと言う青年と、童話作家を目指すベスが、恋に落ちると言うストーリー。普通のラブストーリーとして観るには、ちょと分かり辛いというか、いまいちかもしれませんが、アスペルガーの配偶者を持つ私から見ると、主人公アダムの表現のされ方や、映画にちりばめられたアスペルガーならではのヒントが手に取るようにわかり、見ていて面白かったと言うか、共感できるところが沢山ありました。ただ、字幕が少し実際の台詞と表現が違う部分とかがあって、ちょっと残念に感じるところもありました。映画全体の評価としては、アスペルガーを知る人間が見ればかなり楽しめるものではないかなぁと思います。私は「モーツアルトと鯨」も好きでしたが、こちらの作品のほうが彼の社会とのつながり方、回りの考え方が(良くも悪くも素直に)表現されているのが良かったと思いました。価格もとてもリーズナブルなので、購入して良かったと私自身は思っています。
★★★★☆ 遠い昔の自分。
かつて、この映画を観て自分はアスペルガー症候群なのだということを再確認しました。宇宙マニアのアスペルガー症候群アダムと定型発達ど真ん中のベスとの恋物語なのですが、この映画はアスペルガー症候群を知るのにも定型発達者を知るのにも最適な映画だと思います。恋物語としてはどうなのかな?定型の方たちにとっては胸がきゅんとするのかな?この映画を観た当時の私はやっぱ定型の人って人のためと言っておきながら結局自分のためじゃん。とか恋している自分に酔ってるだけじゃん。とか思ってましたけど今の自分ならどうなのかまた観てみることにします。同じアスペルガーでも、同じ定型でもいろんな人がいます。脳ミソのでき具合なのでしょうが生まれつきプラスその後の人生で味というものがでてくるのでしょうね。この映画は、二人を取り巻く環境も必見です。結局、人は一人では生きて行けないのだなぁ。
作品の詳細
作品名:恋する宇宙 |
原作名:Adam |
監督:マックス・メイヤー |
脚本:マックス・メイヤー |
公開:アメリカ 2009年7月29日 |
上映時間:99分 |
制作国:アメリカ |
製作費:320万ドル |
興行収入:260万ドル |
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