Nothing But Movies

トニー賞を受けたヒット戯曲を、Ｄ・クローネンバーグが映画化した作品

ストーリー：１９６０年代の北京。フランス人外交官ルネ・ガリマール(ジェレミー・アイアンズ)は『蝶々夫人』を演じる京劇の歌手ソン・リリン(ジョン・ローン)に激しく心を揺さぶられる。やがて愛し合うようになった２人を、文化大革命の嵐が翻弄する。ソンは姿を消し、ルネは失脚して中国をあとにする。数年後、パリで失意のうちに酒浸りの日々を過ごすルネの前に夢にまで見たソンが姿を現わす。再び至福の日々。しかし、思いがけない運命の逆転が・・・。

出演：ジョン・ローン、ジェレミー・アイアンズ、バルバラ・スコヴァ、イアン・リチャードソン、アナベル・レヴェントン、シズコ・ホシ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　ジョン・ローンが可憐だ！

色々？と思うところはあるけれども興味深く観ました。ジョン・ローンの女装が過剰では無いんだけど可憐でキュンとなりました。政情が変わり追われる職業に誇りを持ちながらも気が強く、でも恥じらいがありなおかつ房中術にも長けているとは！主人公がメロメロになるのもいたしかたないかもと。特に紺のやぼったい人民服でほとんど化粧もしてない時が可愛らしかった。本物の女性だとこうはいかないんでしょうね。幻の女性だからこそ美しい…最後は皮肉な感じで終わりましたがそれもまた結末としては相応しいものだと思いました。

★★★★☆　最後のシーンだけが残念

いろいろ不思議なことが多すぎる映画。これが実話をもとにしているというのも、その謎を深めます。なぜ、主人公の白人男性は彼女の２つの秘密に長年気づかなかったのか？この中国人女性がそれほどいろいろ巧みだったということなのか？ジョン・ローンはとにかく切なく美しいです。これほど美しく才能溢れる役者が、『ラスト・エンペラー』以外には良い役に恵まれなかったことが本当に悲しい。ハリウッドは大反省してもらいたい。

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