スリラー

インソムニア

その恐怖は瞼をこじあけ眠りを奪う・・・

ストーリー:事件は、昼と夜が逆転するアラスカで起きた。髪を洗われ、爪を切られ、全裸のままゴミ袋に入れられた17歳の少女の死体。L.A.から招かれた刑事ウィルは(アル・パチーノ)、地元の女性刑事、エリー(ヒラリー・スワンク)と組んで、異常殺人の捜査にかかるが、事件は思わぬ方向に展開していく。そんな中、少女殺しの犯人のウォルター(ロビン・ウィリアムズ)から刑事の元にある取引の電話が入る。電話の内容は、沈まない太陽と共に刑事の眠りを奪い、犯人を追う立場の刑事を逆に窮地に追い込んでいく。白夜の街でインソムニアに悩まされながら、犯人を追う刑事を逆に追い詰め、そしてかれが迎える衝撃の結末とは・・・。

出演:アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク、モーラ・ティアニー、マーティン・ドノヴァン、キャサリン・イザベル、ニッキー・カット、ポール・ドゥーリイ、ジョナサン・ジャクソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 眠らせない

受け入れ難い罪の意識と自己保身の挟間に懊悩する刑事に圧倒されました。欲望と自己保身の利己的な内面を過失致死という現実で一気に向き合わせたのは見事です。一方、互いの犯した罪から逃れようとする人間の小競り合い、それを見透かしたように二人を迎えに来る無慈悲な現実。寓話的構成には涙です。また、白夜、氷河、霧の世界が物語から現実感を奪い、ひ~~たすら暗いファンタジー世界を作りだすのにも成功していると思う。

★★★★★ パチーノ・ファン必見

単なるサスペンス/スリラーではなく、深みのある重厚なドラマに仕上がっていて、ちょっと考えさせられる作品。巧みな映像表現で罪悪感を鋭く描き出すクリストファー・ノーラン監督と、人間の暗部を表現することに関しては右に出る者がいない現役最高の俳優アル・パチーノのコンビネーションが素晴らしい。両者の才能によって、観ているほうはストーリーにグイグイ引き込まれていってしまう。特にパチーノの演技は過去最高と言ってもいいぐらい。めちゃくちゃ素晴らしい演技!パチーノ・ファンには大満足の作品ではないだろうか。相対するロビン・ウィリアムズは多少物足りない気がするが、人の良さそうな顔に潜む得体の知れないコワさがある意味役にハマっている。それに、彼ほどの大物でなかった。アルパチーノの相手役は務まらなかっただろう。こんな大物二人を相手にしても全く存在感が薄れることのないヒラリー・スワンクの堂々たる演技にも圧倒された。本当に凄い女優だと思う。ごくフツーの脚本をカバーして余りある映像技術と演技で魅せてくれる作品だと思う。

★★★★☆ 不眠ー崩れ朽ちていく男

『メメント』で世界の注目を浴びた、ロンドン生まれの若き俊才クリストファー・ノーラン監督作品。主演にアル・パチーノ、脇にロビン・ウイリアムズ、ヒラリー・スワンクの実力派を据えてメジャーに踊り出た感のあるが、彼の関心は前作同様、掴みどころのない「人間の意識/記憶」にあるようだ。ストーリーは、殺人事件を解決する凄腕刑事の活躍という定石通りの形を維持しながら、徐々ににドーマーという男の汚れた内面へと向かっていく。何度も挿入される拡大された繊維の表面に赤黒い血が広がるシーン。そで口に付着した血を、必死に拭き取る男の後姿など、象徴的な映像が明かしていくドーマーの過去。不眠からくる混濁した意識の中に、切り込むように表れる記憶のフラッシュバック。汚れた過去が主人公の内面を追いつめ、彼から安らかな眠り奪う。三人の主要人物たちが絡みあい、事件解決になだれ込むサスペンスの運びも良いが、真のサスペンスは、一人の男の内面の崩壊にある。老木が内側から朽ちて様子をパチーノが好演、ウイリアムズも珍しい悪役で新境地を開いた。主人公が自身を救うエンディングの倫理性にも唸らされた。

作品の詳細

作品名:インソムニア
原作名:Insomnia
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ヒラリー・セイツ
製作総指揮:ジョージ・クルーニー
公開:アメリカ 2002年5月24日、日本 2002年9月7日
上映時間:118分
制作国:アメリカ
製作費:4600万ドル1
興行収入:1億1300万ドル
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