『映画』オスカーとルシンダ

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オスカーとルシンダ

オスカーとルシンダ

ギャンプルに魅せられ、人生と愛のすべてを賭けた男女を描く究極のラブ・ストーリー

ストーリー：神に身を捧げた敬虔なイギリス人オスカー(レイフ・ファインズ)は、天使のような純粋さと、悪魔のようなギャンブルの才能に恵まれていた。一方、肉親から莫大な財産を受け継いだオーストラリア人ルシンダ(ケイト・ブランシェット)は、その重荷から開放されたい一心で徐々にギャンブルにのめり込んでいく。ギャンブルによって巡り合い、やがて深い絆で結ばれていく二人・・・。だが、運命の悪戯は生涯最大の賭けに二人を導いた。それは、人生と愛のすべてを“ガラスの教会”に託した遥かなる冒険の始まりだった・・・。

出演：レイフ・ファインズ、ケイト・ブランシェット、キーラン・ハインズ、トム・ウィルキンソン、リチャード・ロクスバーグ、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・ラッセル、ビレ・ブラウン、リンダ・バセット

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 発想が面白い作品

レイフ・ファインズとケイト・ブランシェットが若くて可愛い。カードゲームにはまった二人の話ですが、見ていてハラハラします。お二人が好きな人向き。映画は個人の好みがあるのでひいき目で見てしまう事もあるんですよね。レンタルに無かったのでこちらで購入しました。

★★★★★　レイフ・ファインズの少年のような笑顔

純粋なゆえに不器用にしか生きられない二人。絵画を見るような美しい映像が印象的です。ラストは神様が下された審判なのでしょう。

★★★★☆　決して名作ではないけれど、心に残る秀作

ギャンブルに魅せられた男女、というパッケージの解説を読むと、一見コンゲームか何か、と思いがちですが、これは純粋に男女の人間ドラマ。レイフ・ファインズはここでは小心者を演じていますが、これが同情したくなるくらいうまい。でも、ルシンダ（ケイト・ブランシェット！）のために、一世一代の決意をする。その件が素晴らしい。そしてラストシーンが忘れられません。海で戯れる2人。ルシンダは、オスカーの子を我が子のように愛することでしょう。これは、あくまで「ギャンブル」という手段に魅せられた、大いなる人間のドラマ。決して傑作ではないけれど、ちょっと心にひっかかり、いつしか見直したくなる、そんな秀作です。

★★★★☆　アンバランスの妙-人格と知性と恋心

一風変わった映画でした。最後まで興味深く見ることができました。主人公オスカーもルシンダも極端な環境で生まれ育ちます。オスカーはガチガチの宗教観に縛られ牧師となります。一方ルシンダは精神的な束縛から解放されて女性資産家となって事業を起こします。二人はギャンブルを通して知り合い、オスカーは彼女の夢をかなえるために奥地にキャラバンを率いて命を落とします。二人は虜になったギャンブルを「勝つこと」ではなく、理不尽な人生との戦い、幸せのために用いようとします。目的は果たせなくとも、達成しようと奮闘努力したことでオスカーもルシンダも人生を無意味なものとすることはありませんでした。彼らを批判し、排斥した人々の生活の方が「無為」に見えて可笑しかったです。「夢」と「恋心」のアンバランス、取り巻く人々の偏見、すれ違い、行き違いが二人を結び合わせてはくれません。人生って複雑ですね。役達者な俳優さん、味のある演出で繰返し見ても飽きさせない出来上がりです。