アクション

クローン

地球に侵入したクローン人間と疑われた男の闘いを描いたSFサスペンスアクション

ストーリー:西暦2079年、地球は異星人ケンタウリとの衝突を繰り返し、人々は防御シールドに守られたドーム都市での生活を余儀なくされている。ある日、極秘プロジェクトの爆弾兵器を研究開発する天才科学者スペンサー(ゲイリー・シニーズ)は地球保安局のハサウェイ少佐に捕らえられる。彼はケンタウリが創り出したクローン人間であり、彼の体の中には、目的のターゲットに近づくと自動的に爆発する爆弾が仕掛けられていると告げられる。必死に否定し抵抗するスペンサー。軍病院の医師である妻マヤ(マデリーン・ストウに本物の人間であることを証明してもらうため、ハサウェイらを蹴散らし、逃亡する。果たしてスペンサーは”偽物”として処理されるのか?自らの存在を証明しようとするスペンサーの闘いが始まった・・・。

出演:ゲイリー・シニーズ、マデリーン・ストウ、ヴィンセント・ドノフリオ、メキ・ファイファー、トニー・シャルーブ、ティム・ギニー、リンゼイ・クローズ、ゲイリー・ドゥーダン、エリザベス・ペーニャ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 人間には本当に魂があるのか?

あなたは本当に人間ですか?クローンでありながらそれを知らないクローン人間ではないですか?しかも胸には魂の代わりに自爆装置が埋め込まれていたとしたら。原作者のフィリップ・K・ディックの時代には想像の産物に過ぎなかったクローンが、にわかに現実味を帯びてきたのはここ数年のことです。各国の科学者たちは一番乗りをあげようと、倫理的議論を尽くさぬまま研究開発競争に明け暮れています。この映画の中で、人間とクローンを区別する唯一のものは人間の魂だと、地球防衛機関の長は言います。しかし、生命を弄ぶ科学者たちに魂はあるのでしょうか。ディックが描いたアンドロイドやクローン人間たちの悲しみを、想像すら出来ない人間に本当に魂などあるのでしょうか。

★★★★★ 感激のラスト

「偽者」には自分が「本人」か否かの自覚が無い。「この設定が見事」。この一言に尽きる。この設定で話が進んで行く事は、早々に保安局のハサウェイ少佐が口にしてしまう。ここがミソだということに気が付いてしまうと、先が見えてしまい面白みも半減する。しかも映像のほとんどはスペンサーが逃げ回るシーン。ストーリーとしては、もう一捻りもふた捻りも欲しいところだった。しかしながら、「オチ」のすばらしさに、それまでの物足らなさがふっ飛んだ。このインパクトの大きなオチがあったからこそ、全体としてこの作品の総合的な印象がプラスに転じた。製作と主演を兼ねたゲイリー・シニーズの計算が当たったということか。

★★★★★ 見終わった後に何を思うか

この映画の恐いところは、自分が本物である確信が持てなくなるところ。ロボットは地球人と同じ血を流す(合成物だが地球の技術では見抜けないという設定)、恐怖を感じる、本物と同じ知識と知能と性格をしているなど、心臓の中に小型原爆を抱えている以外は本物と遜色がない。そうすると、私は本物なのかな?と思ってしまいます。本物と変わらない偽物なら、本物と同じように生きているだけ?とか。ディックが死ぬまで人々に問い続けてきたことを忠実に再現している、隠れた名作です。

★★★★☆ これぞ、隠れた佳作!!

クローン、という今日的な題材で、しかも2000年の制作。 に、しては良い意味で手作り感覚満載の良作。主演が地味(G.シニーズ、好きな役者です)だからか、フィリップ・K・ディック原作の映画化作品の中では不当?な評価を受けているけど、これはなかなかの出来。 巷で云われるようにほぼ同時期公開の『マイノリティ・リポート』と好対照な作品。自分的には、こちらの方が好き。M.ストウも相変わらずの美貌だし。 ラストのどんでん返しは必見!

★★★★☆ ラストは秀逸

久しぶりに観ました。やはりCGはイマイチな印象ですが、ストーリーが良く、テンポ良く一気にラストまで観てしまいます。俳優陣の演技も素晴らしく、細かい表情の演技を見ると、何度もリテイクを繰り返し作り上げた作品だと思います。有名ではないですが、シニーズは良い俳優さんですね。私にとって、ラストのインパクトは一生忘れないでしょう。
今まで結構な数の映画を観てきましたが、数少ないお勧めの映画です。

★★★☆☆ トラウーマになりますが何か?

公開当時と最近DVDで見ました。地味で暗いところがいいんです。ハリウッドのアクションものとは一線を画しています。ストーリーは面白い。爆弾を取り出すとことラストはトラウマになります。子どもには見せたくないね。現代においても、情報をはじめとして芸術作品などの総デジタル化の衝撃を少なからず受けていますが、タンパク質などあらゆる分子組成のすべてがクローニングされる時代がいつかはやってくるでしょう。この映画の設定は2050年ですが、21世紀中盤にかけて、宗教と魂の時代が加速する様が目に浮かびます。あーこえーよ。まったく別の視点からですが、皆さん書いてるように、マデリーン好きにもお勧めです。

作品の詳細

作品名:クローン
原作名:Impostor
監督:ゲイリー・フレダー
脚本:キャロライン・ケイス、アーレン・クルーガー
公開:アメリカ 2002年1月4日、日本 2001年10月27日
上映時間:102分
制作国:アメリカ
製作費:4000万ドル
興行収入:800万ドル
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