1971年のイギリス映画『狙撃者』をリメイクしたスティーヴン・ケイ監督のアクション・エンタテインメント
ストーリー:弟の死の知らせを聞いて、かつて捨てた故郷シアトルに戻ってきたジャック(シルヴェスター・スタローン)は、その死に疑念を抱き、独自の調査を始めるが、まもなくして彼も裏社会の組織から命を付け狙われるように。しかしジャックの正体は、彼らを上回るとてつもない過去を秘めたヤバイ奴だった・・・。
出演:シルヴェスター・スタローン、レイチェル・リー・クック、ローナ・ミトラ、ミランダ・リチャードソン、アラン・カミング、ミッキー・ローク、マイケル・ケイン
★★★★☆ スタローンの存在感はスゴイ!
弟の謎の死を巡って帰ってきた肉体派の主人公(スタローン)が数々の謎を解明しながら弟の復讐を遂げるバイオレンスアクション巨編。アイドルのレイチェル・リー・クックも熱演しています。少しサイコの悪役にはミッキー・ロークが扮しています。
★★★★☆ バイオレンス半端ないです
スタローンのワイルドさが出てます。迫力と展開が凄まじくいい感じです。ミッキーロークもボクシングの素質を最後出してました。
★★★★☆ 意外にも映像が洒落ています
作品の地味さで言えば『コップランド』にも匹敵するスタローン作品だと思います。ただ、映像表現・処理はスタローン映画の中でも群を抜いて洒落ているのではないでしょうか。音楽も透明感のある美しい曲が多く、ブルーレイ化されないのはちょっと残念です。話自体は特別盛り上がるような内容ではありませんが、追われる理由となった女性との関係や、手掛かりを追う理由となる主人公の弟の娘に対する接し方は心に響くものがあります。ヒーローではないスタローンのスーツ姿や各所で行う「処刑」の拘りもなかなか面白い作品だと思います。
★☆☆☆☆ なんだかなぁ
もともとは、この映画にも出演しているマイケル・ケインの同名映画のリメークとして作られた作品のようです。半分ゲスト出演の形でマイケル・ケインに出演を依頼したのでしょう。そこを期待して観たのですが、忘れていました。彼は、どんな作品でも出演料次第で出るのです。プロなのですね。良作、駄作、それぞれに出ている名優です。そして、この映画は酷いです。さすがスタローンです。ラジーです。まず弟の死を不審に思うことから始まりますが、どうして不審に思ったのかがわかりません。そして3人の悪人の言うことを信じて、彼らにたらいまわしにされます。悪人の間をいったりきたり、うろうろ×3。そして最後に切れて暴力でカタをつける。うーん、スタローンらしい。スタローンの魅力にあふれています。正直、マイケル・ケインが主演した古い映画の方を観たい。こんなに酷い作品ではなかったでしょうから。DVDにしてほしい。
作品の詳細
作品名:追撃者 |
原作名:Get Carter |
監督:スティーヴン・ケイ |
脚本:デヴィッド・マッケンナ |
公開:アメリカ 2000年10月6日、日本 2001年1月13日 |
上映時間:102分 |
制作国:アメリカ |
製作費:6300万ドル |
興行収入:1900万ドル |
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