その真相を追ってはいけない
アン・ハサウェイが、飛行機事故を巡る不可解な謎に巻き込まれていくセラピストを好演したサスペンス・スリラー
ストーリー:飛行機事故で生き残った5人の乗客たちの心の傷を癒そうと、事故の真相を追究し始めるセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)。しかし、事故に関する新事実を口にした乗客たちが次々と姿を消していく。さらに、クレアは航空会社の人間に尾行され、大事故の後だというのに不気味なほど落ち着きはらっている男性生存者には大胆に言い寄られる。自宅へ帰れば謎めいた隣人が現れ、生活に口をはさんでくる。真相を追えば追うほど深みに引き込まれ、錯綜する現実に自分を見失うクレア。これは偶然なのか仕組まれた罠なのか―?そして彼女だけが知らなかった驚愕の真実とは・・・。
出演:アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デヴィッド・モース、アンドレ・ブラウアー、クレア・デュヴァル、ダイアン・ウィースト、チェラー・ホースダル、ウィリアム・B・デイヴィス、ライアン・ロビンス
★★★★★ 人の心がわかる人に観て欲しい映画。
人間の人生、心の機微が理解できないと作れない作品であり、それがないと観ても共感できないで在ろう作品。人の些細な心の動きや自分の感情を感じ取り、周りへの感謝を忘れずに生きている人なら、間違いなく感動できます。想像力や共感能力があまり高くない人が観ると、理解不能だったり、平坦で面白くない作品に感じるかもしれません。サスペンスって、作り込まれた分かりやすい謎そのものが好きな人が多いので、もっと複雑な心理を描く作品は理解しきれないかと思います。
★★★★★ 先入観なしに鑑賞すべき
歳を取るとだんだんと物語の結末を予測して考えてしまう癖がついてしまっているのですが、その割りに今回はすんなり導かれて結末を受け止めれた気がしました。シンプルにどうなるんだろうって素直な気持ちで観ると自然と涙が流れてくる作品だったと思います。最初は何だかホラーのような生ぬるい嫌な雰囲気の描写がこれまた違和感と不可解さが際立つようでした。最後の回想した墜落シーンの所は経験したこともないのに人が死ぬときを目の当たりにしたような自分もこうなってしまったらと疑似体験のような感覚でゾッとさせられました。悲しいけれど、大切なことを教えてくれる、そんな栄華だったと思います。またいつか観ます。
★★★★☆ 寂しさと優しさが残る映画
普通のサスペンスかと思ったら違った。血を見るような気持ち悪さなしでハラハラさせられます。そして最後、全てが分かった時、人を想う気持ちの大切さを考えさせられました。見てよかった映画です。
★★★☆☆ レビューは後から読みましょう
手垢の付いた展開故にある程度進むと先が読めてしまい、謎解きとかサスペンスといった心持で見るとつまらないと感じるかもしれません。けれど、展開が薄々わかった上で観ても、ラストは切なくなるし、現実でも残された人はそう思いたくなるのがわかるので、サスペンスというよりヒューマンドラマとして観ると満足する作品だと思います。ただ、アン・ハサウェイの演技が、自分は今一つで感情移入が出来なかったかな。この後に『レ・ミゼラブル』の名演があるので、脱皮前といった印象です。
★★☆☆☆ なぜ高評価??
オチは最後までわかりませんでしたが、サスペンスにしてもオカルトにしても恋愛モノにしてもハートウォーミング系にしても、軸がブレブレで無駄な90分になりました。この系統は本で読むと面白いタイプだと思います。映像化にあたった監督や演出家の力不足を主役の女優で押し切った感が否めません。
作品の詳細
作品名:パッセンジャーズ |
原作名:Passengers |
監督:ロドリゴ・ガルシア |
脚本:ロニー・クリステンセン |
公開:アメリカ 2008年10月24日、日本 2009年3月7日 |
上映時間:93分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:580万ドル |
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