もうすぐ私はすべてを忘れる。けれども愛した日々は、消えはしない
避けられない運命との葛藤と、家族の絆を描く感動の物語!
★ジュリアン・ムーア、2015年度アカデミー賞主演女優賞受賞! さらにゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞…等、世界の映画賞で多数受賞! ジュリアン・ムーアは本作で、女優史上初となる、世界三大映画祭<主演女優賞>を全て制覇し、本作で名実ともに世界最高の女優となった。
ストーリー:50歳のアリス(ジュリアン・ムーア)は、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者として敬われ、ニューヨークのコロンビア大学の教授として、学生たちから絶大な人気を集めていた。夫のジョン(アレック・ボールドウィン)は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男のトム(ハンター・パリッシュ)にも何の不満もなかった。唯一の心配は、ロサンゼルスで女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)だけだ。ところが、そんなアリスにまさかの運命が降りかかる。物忘れが頻繁に起こるようになって診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病だと宣告されたのだ。その日からアリスの避けられない運命との闘いが始まる・・・。
出演:ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワース、ハンター・パリッシュ、シェーン・マクレー
★★★★★ いつ誰に起こるかわからないこと
自分がなってしまったら、家族に迷惑がかかると思ってしまうけど、そのような思いも次の瞬間には忘れてしまっています。もし家族がなったら、嘆き悲しむことを超えて、残された一瞬一瞬の時間を平穏に過ごしていきたいですね。丁寧に生きること。優しく生きること。アリスのように金銭的な面や人手の心配がなければ、このように生きていけるかもしれませんが、現実的にそのような余裕をもって生きれる人ばかりではないと思います。他人事ではないと思った内容でした。
★★★★★ もしも私がと考えて…
言語学者としてキャリアを積んできた主人公アリスが、若年性アルツハイマー病に。不安が現実だと知らされときの絶望。薄れていく記憶に初めは戸惑い、闘い、いずれそれすらも忘れてしまう・・・。言語を専門として生きてきた彼女にとって、それがどれほど苦しいことか。精神的肉体的に弱っていくアリスの様子が見事に描かれていました。アリス本人だけでなく、家族の苦悩や葛藤もリアルで、子を持つ親として、女性として感情移入してしまい辛かったけれど、残された人生を大切に生きようと、そう思わせてくれる作品でした。音楽がとても美しかったです。
★★★★☆ 悲劇だが気持ちよく鑑賞できた
まったく予備知識なしで観たのだが、序盤の講演のど忘れするシーンでどういう趣旨の映画かわかってしまった。『私の頭の中の消しゴム』とか『明日の記憶』と同じ、私がホラーより恐怖感を覚えるタイプの作品・・・この世に自分の記憶が消えてしまうことより恐ろしいことがあるだろうか? 主人公が『ガンだったらよかったのに』と言っていたが、まさしく死んだ方がマシというものである。しかし、この作品はそんな悲劇をやさしく見守るように描かれていて、最後まで気持ちよく鑑賞することができた。
★★★☆☆ 重い題材ではあったけど
いい作品だったなとは思えなかった。確かに認知症を患った妻であり母である主人公がうまく描かれていると思う。でも、それだけのような気がする。ドキュメンタリーなら悪くないけど映画・作品として素晴らしいとは思えない。収穫っていうと語弊があるかもしれないが認知症って死ぬことも許されないんだなってちょっと悲しくなった。
作品の詳細
作品名:アリスのままで |
原作名:Still Alice |
監督:リチャード・グラツァー |
脚本:リチャード・グラツァー |
公開:アメリカ 2014年12月5日、日本 2015年6月27日 |
上映時間:101分 |
制作国:アメリカ |
製作費:500万ドル |
興行収入:4100万ドル |
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