巨匠デヴィッド・マメット監督・脚本ハリウッドと総合格闘技の裏側をスリリングに描くアクション・ドラマ
ストーリー:柔術マスターのマイク(キウェテル・イジョフォー)は賞金目当ての格闘技大会には興味を示さず、小さな道場を開いて妻ソンドラ(アリシー・ブラガ)と共に質素に暮らしていた。道場に通う警官や女性弁護士など彼の周囲が様々な問題を抱える中、マイクはバーの喧嘩沙汰で助けた相手が有名俳優のチェット(ティム・アレン)だったことから、金や思惑が絡む欲深い世界へと次第に引き込まれていく。周囲に騙され、おとしめられながらも自分の信念を曲げないマイクだったが、やがてビジネスに手を出したソンドラが多額の負債を抱えてしまう。借金返済を迫られたマイクは葛藤の末、賞金を懸けた大会への参加を決意するのだが・・・。
出演:キウェテル・イジョフォー、アリシー・ブラガ、エミリー・モーティマー、ティム・アレン、ジョー・マンテーニャ、ロドリゴ・サントロ、マックス・マーティーニ、リッキー・ジェイ、レベッカ・ピジョン
★★★★★ どれだけ世界から裏切られても、ひたすらに誠を貫こうとする武士道のような映画
魂が汚されるか、尊さを貫けるか、そういった武士道のような映画。ただ清いだけではない、思うようにならない裏切りや自身の無力さからくる惨めな現実があっても、それでも人の道を、魂の尊さを、貫けるか。そういったことがずっと描かれる。この映画はそういった武士道的な本質を持っており、他者からまともに評価されてるのを見たことが無いけれど、実はすごいテーマとその本質に迫った凄い作品だと思う。格闘技に人の生きるべき道を見出だせるか、という水準の高みにまで達した知見のある人が作っているのだと、見て実感した。
作品の詳細
作品名:レッドベルト 傷だらけのファイター |
原作名:Redbelt |
監督:デヴィッド・マメット |
脚本:デヴィッド・マメット |
公開:アメリカ 2008年5月9日、日本 劇場未公開 |
上映時間:99分 |
制作国:アメリカ |
製作費:700万ドル |
興行収入:270万ドル |
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