その恋が私を変え、私の絵が世界を変えた
ピーター・ラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターの半生を、レネー・ゼルウィガーが演じたヒューマン・ストーリー!
ストーリー:1902年、ヴィクトリア朝の英国。上流階級の女性が仕事を持つことなどありえない時代に、ビアトリクス・ポター(レネー・ゼルウィガー)は大好きな動物たちの絵本を世に出すという夢を実現していく。彼女が描いた「ピーターラビット」の物語は驚異的なベストセラーとなり、やがてビアトリクスは編集者ノーマン(ユアン・マクレガー)と恋に落ちるが、身分違いの許されない恋の行方には、思わぬ運命が待っていた・・・。
出演:レネー・ゼルウィガー、ルーシー・ボイントン、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、バーバラ・フリン、ビル・パターソン、ロイド・オーウェン、ジャスティン・マクドナルド、オリバー・ジェンキンス、アントン・レッサー
★★★★★ 憧れ、共感できるミス・ポターの生き方
来年、憧れのイギリス湖水地方の旅行が決まったので、湖水地方に関係のある本や写真集を探している中で、有名なピーターラビットの作者であるビアトリクス・ポターの映画があると知り、購入しました。映画の中で湖水地方が映っているだろうな・・・くらいのつもりで購入しましたが、正確に再現された時代考証とともに、素晴らしい愛のストーリーに感激しました。美しい自然と、女性の自立、切ないととめき、そして自然を守り愛する大切さ。改めて、ピーターラピットをすべて読み返したくなりました。
★★★★★ ミス・ポター
ピーターラビットの作者の半生を描いたもの。美しい、本当に美しい映像。イギリスの田園風景、アンティークのドールハウスを見るような調度品。そして、絵の中からピーターラビットが飛び出してくる作者のイマジネーションの素晴らしさ。純粋な心に打たれます。
★★★★☆ ある提案
ミス・ポターは編集者と恋に落ち、結婚を望むが、当時は身分違いの結婚など許されない事であった。しかし、娘のあまりにも強い希望に胸を痛めた父親が、彼女の結婚に際して、ある提案を持ち出す。その提案を聞いた時、上流階級でも話の分かる人はいるのだな、と感心してしまった。彼女の本が出た時にも、彼女のアーチストとしての才能を非常に喜んでくれたし、ミス・ポターが作家として大成出来たのも、この物分りのいい、優しい父親の存在が大きかったのではないだろうか。彼女が描いている動物たちが、まるで息を吹き込まれたかのように時折自然に動き出す。それが、この物語になんともいえない深みを出している。ミス・ポターはその動物たちに語りかける。小さい時から彼女の目には、絵に描いた動物たちが動いて見えていたのかもしれない。うさぎたちがずっと友達だった、と言っているように。
作品の詳細
作品名:ミス・ポター |
原作名:Miss Potter |
監督:クリス・ヌーナン |
脚本:リチャード・モルトビー・ジュニア |
公開:イギリス 2006年12月13日、日本 2007年9月15日 |
上映時間:92分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
製作費:3000万ドル |
興行収入:3500万ドル |
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