人質は21人の子どもたち。彼らを救うのは、5人のスナイパー
ストーリー:フランス最後の植民地ジブチ。軍関係者の子供を乗せたスクールバスが、独立派武装組織のメンバーに乗っ取られるという事件が発生。テロリストたちは、同志である政治犯の即時解放とフランスからの独立を要求し、応じない場合は人質である子供たちの喉を切り裂くと宣言する。事態を重く見たフランス政府は、事件の早期解決のため極秘裏に特殊介入チームを編成し現地へ派遣することを決める。チームを指揮するジェルヴァル大尉(アルバン・ルノワール)を始め、集められたのは軍でもトップクラスの実力を持つスナイパーたち。彼らは一斉狙撃によるテロリストの同時排除という前代未聞の作戦を立案。しかし、現地駐留軍そして事態を穏便に収束させようと動く外交筋との連携がうまく行かず、膠着状態が続いてしまう。一方生徒たちの身を案じた女性教師(オルガ・キュリレンコ)は軍関係者の静止を振り切り、生徒たちのために、単身テロリストに占拠されたバスに乗り込んでゆくのだが・・・。
出演:アルバン・ルノワール、オルガ・キュリレンコ、ケヴィン・レイン、ヴァンサン・ペレーズ、ジョジアーヌ・バラスコ、ミカエル・アビブル、セバスティアン・ララン、ギヨーム・ラベ、ダヴィッド・ミュルジア、ベン・キューラ
★★★★☆ それは一時の安らがない幕間
日常的にこのような危険を抱えている中の一幕。閃光のようにあっという間の展開であり人物のバックグラウンドを事前に丁寧に描くなんてない。だから、その場の動きが個人であり生命である。子どもも大人も等しく、命がどう動くのかを無駄なく描くことで最後に 「成功した」 とどこかで見ていた人がいう台詞、その後の女の子を失った涙。そして次の現場が訪れようとしていることを考えると背負う暇もない重さを背負って垣間見せる感情を大切に思わずにはいられない。
作品の詳細
作品名:15ミニッツ・ウォー |
原作名:15 Minutes of War |
監督:フレッド・グリヴォワ |
脚本:フレッド・グリヴォワ、ジェレミー・グエズ |
公開:フランス 2019年1月30日、日本 2019年10月11日 |
上映時間:98分 |
制作国:フランス、ベルギー |
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