ドラマ

マーガレット

真実は、私の闇に光を与えた

悲惨な交通事故に関与した少女は、すべてを賭けて真相を公にする決意をした・・・。絶望の中で彼女が見つける真実と希望に心が震える!

ストーリー:何不自由ない生活を送っていた高校生のリサ(アンナ・パキン)。ある日、出発したバスを止めようと運転手の気を引いたために、人身事故が起きてしまう。動揺した彼女は、事故の原因は歩行者の信号無視だったと嘘の供述をする。その日から罪悪感に苛まれ、事故のことが頭から離れないリサは、真実を打ち明けることを決意。しかし被害者の親戚を訪ねるも取り合ってもらえず、追い詰めつめられゆく。頼れる人を失った彼女は、高校の担任教師アーロン(マット・デイモン)に相談を持ちかけるが・・・。

出演:アンナ・パキン、マット・デイモン、マーク・ラファロ、キーラン・カルキン、オリヴィア・サールビー、ローズマリー・デウィット、J・スミス=キャメロン、マシュー・ブロデリック、アリソン・ジャネイ、ジャン・レノ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 刺さる人には確実に刺さる映画

低評価なレビューが多いのですが、好きな人には刺さる内容の映画だと思います。私はとても好きな映画でした。『サンセット大通り』など、女性の主人公がおかしくなっていくような、そんな話が好きな人はきっと好きな映画でしょう。自分のせいで起きた交通事故だが、ウソの証言をしてしまう。その罪悪感が彼女をじわじわと蝕んでいきます。やる気がなく、なんとなく適当に生きていた普通の女子高生が、事故をきっかけにおかしくなっていく過程は目をみはるものがありました。脚本がとてもいいのです。おかしくなっていく様子は、母親とのケンカだったり、いい加減な処女喪失だったり、授業で一方的にある生徒を罵ったり、様々な形で露になっていきます。彼女の行動はかなり軽薄で一貫性がないのですが、それは事故の加害者になってしまったという彼女の罪悪感や葛藤のせいで、一見無駄かとも思える処女喪失シーンや教師とのセックスシーンは、そんな彼女のおかしくなっていく様を表すためのシーンです。150分とかなりボリュームもあり、シリアスな内容なので気軽に見れる感じの映画ではないのですが、俳優の演技、脚本が優れた佳作だと思います。

★★★★☆ とてもリアルに感じました。

沢山の人が悪いレビューをしていましたが、私はすばらしい映画だと思いました。この映画に共感できるかは、主人公が生きている環境、家族関係、主人公の多感で不安定な年齢、そして彼女自身が持っている性格的弱さなど、多岐にわたる彼女の問題に共感できるかが問題かもしれません。そして彼女が一生懸命「正しい事をしよう。運転手に罰を与えよう。」と奔走する理由は、「実は彼女がそもそも事故を起こさせて張本人であり彼女が一番の加害者である。」ということへの罪悪感を運転手に投影させているだけであるということです。運転手は彼女がいなければこの事故を起こさなかったであろうという葛藤を直視出来ず、あらゆる自分勝手な行動を起こし周りの人に感情をぶつけます。でもそれは、彼女の罪悪感を考えれば当然のことだと私は感じました。一人の人間の命を奪ってしまった自分の責任にどのくらいの人が正面から対峙できるでしょうか?その他彼女の母親の人生や、母親の持つプレッシャー、彼女を取りまく友人や教師との人間関係、色々な意味で本当にリアルな映画であると私は感じました。

★★★☆☆ 共感できなかった

アンナ・パキンが好き、見てみたのだが、映画の主軸となる交通事故についての主人公の考え方の変化についていけなかった。教師のマット:・デイモンの役もとても中途半端で、この映画が何を表現したいのかわからない。はっきり言って、時間の無駄でした。パキンちゃんの映画『ピアノ・レッスン』、『グース』、『X-MEN』などは好きです。

作品の詳細

作品名:マーガレット
原作名:Margaret
監督:ケネス・ロナーガン
脚本:ケネス・ロナーガン
公開:アメリカ 2011年9月30日
上映時間:150分
制作国:アメリカ
製作費:1400万ドル
興行収入:60万ドル
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