ドラマ

キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー

アビゲイル・ブレスリンを主演に迎え、ジュリア・ロバーツ製作総指揮で贈るハートフル・ヒューマンドラマ

ストーリー:大恐慌時代のアメリカ。不況の波は、9歳のキット・キトレッジ(アビゲイル・ブレスリン)にも押し寄せた。父親が失業し、職を探しに家を出たのだ。家を手放さないため、キットと母親は下宿人を受け入れることにする。ところがこのお金を払ってくれるお客様は、揃いも揃って個性的な人間ばかり。あるとき、家の全財産をしまった母親の鍵付きの箱が盗まれる。まっさきに疑われたのがキットの新しい友達、浮浪少年ウィル(マックス・シエリオット)。ウィルを信じるキットは、仲間と一緒に真犯人捜しを始め、大騒動を引き起こす。警察は、犯人はこの家の住人の中にいるはずだという。ウィルの仕業でないとすれば、一体誰が?

出演:アビゲイル・ブレスリン、クリス・オドネル、マックス・シエリオット、ジョーン・キューザック、ジェーン・クラコウスキー、マディソン・ダヴェンポート、ザック・ミルズ、ウィロー・スミス、グレン・ヘドリー、スタンリー・トゥッチ、ジュリア・オーモンド

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ コメディなのに、感動!

基本、コメディなのに、映画の背景が大恐慌時代のアメリカで、新聞のライターを目指すキットちゃんの健気ながらも明るいキャラクターと周りのユニークな子どもや大人たちに、画面に釘付けになりました。またhoboといって、日本語で言えば、ホームレスでしょうか、川沿いにキャンプを立て、お互いを支えあいながら、そして一部の盗人のために、差別や偏見を持たれる人々のことも描かれていて、教育的でもあると思いました。人は、住まいや身なりで区別、差別するものではないという教訓を改めて教えられた気がします。よい映画です。

★★★★★ 子供たちの純粋な演技に感動し、ミステリーをコメディチックに見事に昇華した作品

ジャーナリストになりたい一人の女の子から見た1934年の大恐慌を、コメディチックに、そして心温まるハートフルムービーとして描いたこの作品は、笑えて楽しく、時には涙が出そうになる映画。そして金庫を誰が盗んだか、という一大事件を通して、ミステリーな要素も含んだ話に広がりのある映画でもあった。 ジャーナリストになりたい女の子、キットを演じるのはアビゲイル・ブレスリン(『リトル・ミス・サンシャイン』『幸せのレシピ』)。彼女とそれを取り巻く友達との深い友情。そして仕事を探すために家を離れる父親に、涙ながらに「大好き」と言うキットが涙を誘い、その深い家族の愛に感動しました。 家を持たない宿なしの人々のことを当時ホーボーと呼んでいた。差別的なニュアンスを含んだこの言葉も、幼く純粋な子供たちには関係なく、キットたちはホーボーの少年たちとも仲良くなっていく。金庫を盗んだのはホーボーだ、と決めつける警察をよそにキットたちは真犯人を突き止め、追い詰めていく。言葉で書くとシリアスな感じがするけどまったくそんな印象はなく、笑えて楽しい探偵ごっこのように描かれ、ハラハラさせてくれる。そしてその純粋な子供たちがとても愛らしい。木に乗っかったツリーハウスや、衣装やヘアースタイルなどから、1934年の雰囲気がとても伝わってきて、まるで過去を覗いているような新鮮な感覚。子供たちの無垢な演技が印象的で心癒され、色褪せない傑作だと感じると同時に、今この大不況だからこそ観て、勇気づけられる映画だと思いました。

作品の詳細

作品名:キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー
原作名:Kit Kittredge: An American Girl
監督:パトリシア・ロゼマ
脚本:アン・ピーコック
公開:アメリカ 2008年7月2日、日本 劇場未公開
上映時間:100分
制作国:アメリカ
製作費:1000万ドル
興行収入:1700万ドル
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