ビリヤードで金を稼ぐ『ハスラー』の世界を描くシリーズの続編
ストーリー:かつてのトップハスラー、エディ(ポール・ニューマン)も、もう50代になり、酒のセールスマンのような仕事をして、相も変わらず気ままな独身生活を続けていた。そんなある日、エディは若いハスラーの、ビンセント(トム・クルーズ)と出会い、彼の中に若い頃の自分の姿を見た。前作であのミネソタ・ファッツと死闘を演じてからすでに25年が経っていた。数ヶ月後に控えたアトランティックシティでのナインボールの大きな大会、エディはこのビンセントにプロのあらゆるテクニックを叩き込むことを決心する・・・。
出演:ポール・ニューマン、トム・クルーズ、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、ヘレン・シェイヴァー、ジョン・タトゥーロ、フォレスト・ウィテカー、イギー・ポップ
★★★★★ ポール・ニューマン
老練したポール・ニューマンと、若きトム・クルーズの競演が見事である。トム・クルーズの若さゆえの暴走に手を焼きつつも、真にビリヤードを楽しめているトム・クルーズへの羨望がポール・ニューマンにはあるのだと見られる一面がある。賭師でありながら、やがてポール・ニューマンの中には、トムクルーズと同じく、ビリヤードを真の勝負の場であると再認識し、『カムバック』への再出発を歩き始める。
★★★★★ トムのビリヤードの腕前がすごい!!
トムのビリヤードの腕前がすごいです。トムは約7ヵ月間ビリヤードの特訓をしたそうです。ビリヤードは全部トムがしています。この映画で、ポールがオスカーを取りました。この映画がきっかけで、トムとポールは今も付き合いがあるそうです。ポールの影響で、トムはカーレースにのめり込んだらしいです。のちに『デイズ・オブ・サンダー』を作るきっかけになりました。
★★★☆☆ トムクルーズが・・・。
年老いたポール・ニューマンかっこいい。役柄にも憧れるが、ストーリーも秀逸。ポールとトムの考え方の違いから別れ、逆転する立場。金を得るための手段を教えたはずの師は、プライドを取り戻すために目先の勝利にしか興味がない、弟子は、金を得る知恵を得て、双方がすれ違い、また交わったとき、最後のブレイクの音は忘れられない。どちらもかっこいい。小学生のころにあこがれた、大人の世界が、ここにある。
作品の詳細
作品名:ハスラー2 |
原作名:The Color of Money |
監督:マーティン・スコセッシ |
脚本:リチャード・プライス |
公開:アメリカ 1986年10月17日、日本 1986年12月13日 |
上映時間:119分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1000万ドル |
興行収入:5200万ドル |
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