ドラマ

複製された男

ノーベル賞作家が挑んだ世界最高峰ミステリー文学を映画化!

ストーリー:大学の歴史講師アダム(ジェイク・ギレンホール)は、ある日同僚から1本のビデオを薦められる。応じるままに鑑賞した彼は、その映画の中に自分と瓜二つの端役の俳優を発見する。あまりのことに驚きを通り越し恐怖を感じたアダムは翌日から取り憑かれたようにその俳優を探し始める。アンソニーという名前を突き止め、気づかれないよう遠くから彼を監視するうちに、どうしても会って話がしたくなり遂にアンソニーに接触する。その週末二人は対面し、顔、声、体格に加え生年月日も同じ、更には後天的に出来た傷までもが同じ位置にあることを知る。どちらが“オリジナル”でどちらが“ダブル”なのか―、なぜ自分と全く同じ人間が存在するのか・・・。後戻りできない極限状況に陥った彼らは、それぞれの恋人と妻を巻き込みながら、想像を絶する運命をたどっていくのだった・・・。

出演:ジェイク・ギレンホール、メラニー・ロラン、サラ・ガドン、イザベラ・ロッセリーニ、ケダル・ブラウン、ダリル・ディン、ジョシュア・ピース

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ カナダテイスト満載

クローネンバーグもそうですが、カナダ映画は独特の雰囲気が有りますね。脚本ストーリーもそうですが、全体的な色合いや情景にどことなくフランステイストが有りつつ、でもヨーロッパでもない描写が良い感じにトリップさせてくれますね。原作はともかく映像として何回でも楽しめる作品です。私の解釈では、変身願望を含んだ大人向けのダークファンタアジーと思っています。

★★★★☆ そこそこに楽しめました。

静かな画面運び、セピア色の渋い色彩、クラシカルなBGM、そこに潜むミステリアスな設定。多くを語らず何度か観返して考えろみたいな映画です。ですから内容に決着がついていません。そういう曖昧感が好きじゃない方はダメでしょうが私は楽しめました。こういう映画は嫌いじゃないです。主人公役のジェイクギレンホールが渋い演技をしているのでかなり救われていると思います。後、登場人物の周りに女が絡んでいるところがエロチックでグッドです。一人で観る事をオススメします。セピア色の背景に建ち並ぶビル街など美術的な画面が楽しめる映画です。

★★★★☆  面白ければいいと思うのです

もし自分がもう一人いたら?やはり自分こそがオリジナルで相手が偽物だと信じたいでしょう。顔も声も傷も髭型まで同じなので入れ替わっても誰も気付きません。宇宙人の仕業なのか悪魔的なものなのか或いは・・・そんな奇々怪々な映像もチラホラ盛り込まれていますが、私は二人のジェイクギレンホールとそれぞれの妻と恋人が醸し出す不安感と緊張感、理解不能な現実に対する焦りと苛立ちにぐいぐい引き込まれました。勿論物語として完璧にまとまっていたなら誰もが楽しめる傑作となるでしょうが、理解出来ないから詰まらないというのでは勿体ないと思うのです。「ああ楽しかった」で終わってしまう映画よりずっと語り合える作品ではないでしょうか。個人的には蜘蛛でなく、もっと衝撃的なオリジナルの生命体にして欲しかったと感じますが原作を読んでいないので蜘蛛に対するこだわりは分かりません。

★★★☆☆ 複製された男

全く瓜二つの男に出会い、物語は進展していく。世にも奇妙な物語で描かれそうなストーリー、終わり方のドキッとする切れ味はブニュエルの昼顔を思い出した。この映画においてはその結末の展開に目が行きがちだが、90分という短さに価値がある。気楽にすっと観られる作品だ。

作品の詳細

作品名:複製された男
原作名:Enemy
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:ハビエル・グヨン
原作:ジョゼ・サラマーゴ『複製された男』
公開:カナダ 2014年3月14日、日本 2014年7月18日
上映時間:90分
制作国:カナダ、スペイン
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