欲望渦巻く街、ニューヨークをさまようコールガールたちを取り巻くドラマ
ストーリー:舞台はニューヨーク。コールガールのヴァイオレット(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)とミア(アデレイド・クレメンス)のドライバーをするジョン(キアヌ・リーヴス)は、ある時ビデオカメラを盗み、街を撮影していた。被写体を求め、ヴァイオレットとミアの元へ。はじめは戸惑っていたが、少しずつ自分のことを話し始める2人。レンズ越しに、等身大の女の姿があらわになる。そして2人は、男達が集まるホテルの一室へ消えていき・・・。
出演:キアヌ・リーブス、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、アデレイド・クレメンス、ダニエル・サンジャタ、サリタ・チョウドリー、ジェイク・ホフマン、カレン・オリーヴォ、ジョニー・オルシーニ
★★★★★ 小津風味キアヌ映画
初見は戸惑いましたが、二度目の鑑賞でじんわりと胸に浸み通る感動(あるいは感傷?)を味わいました。邦題とパッケージでずいぶん損をしてる気がしますので、本国版パッケージを添えますね(笑)娼婦とその運転手という、裏社会の最下層の人々の絵日記みたいな映画です。そう言う意味では、ヒット作『ジョン・ウィック』の影のような作品とも言えます。ここには殺し屋にならなかった場合のジョンが描かれていると感じました。絵日記映画ですので、テンポがとにかく独特です。キアヌ・リーブスが多く出演してるハリウッド大作とは全く違う間の取り方なので、退屈してしまうというか…眠気を誘うような作りになっています(笑)小津やジャームッシュみたいな…あるいはロメールの『モード家の一夜』みたいな間なので、エンターティメントというよりは文芸作品と思ってご覧になった方が適当かもしれません。とは言え、描かれてるテーマもささやかなので、誰でも好きになる映画ではないかもしれません。キアヌ制作の『サイド・バイ・サイド』がお好きな方なら良いと思います。
★★★★☆ 個人的には良かった
キアヌ・リーブスの凄さを感じました。大作でなくてもやはり役者。彼は役になりきり作品に合った雰囲気と存在感が出ていた。静かでメランコリック感じのする映画。個人的には好きです。日本で見られる海外映画のほとんどは超大作かドンチャンガチャガチャしたものなので、こういった映画らしい映画をもっと見たいです。
★★★☆☆ 普段話せないことをレンズを通して打ち明ける話
キアヌ・リーヴス主演作品。ジャケット絵から察するほどセクシー要素が多いわけではなく、普段語ることのない過去や抱えてる闇をレンズを通して語るコールガールたちが印象的でした。ちょっとしたきっかけで人との距離って近づくんだなと思った作品。
作品の詳細
作品名:シークレット・パーティー |
原作名:Generation Um… |
監督:マーク・L・マン |
脚本:マーク・L・マン |
公開:アメリカ 2013年5月3日、日本 劇場未公開 |
上映時間:97分 |
制作国:アメリカ |
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