絶対絶命から始まった10分間の逆転ショー
『ゴーストバスターズ』のアイヴァン・ライトマン監督が、アメリカンフットボールのプロリーグ・NFLのドラフト会議を題材に、チームを率いるGMの“最も長い1日”を描いたヒューマンドラマ
“世界で最も成功したスポーツリーグ”と言われ、圧倒的な人気を誇るNFL。そのNFLでレギュラーシーズンと同様に注目されるのがドラフト会議だ。“指名権トレード”などの独自ルールや、順番が回ってきたら10分以内に指名しなくてはならないタイムリミット制などがチーム間の駆け引きを演出し、さらに、そのカウントダウンの間にもチームの戦略や新人選手の運命が激変していく。主人公サニーを演じるのは、円熟味を増したオーラを放っているケヴィン・コスナー。自らのキャリアと人生そのものを見つめ直す男の哀愁や情熱を、さすがの存在感で体現している。サニーの秘書で恋人でもあるアリに、『ダラス・バイヤーズクラブ』のジェニファー・ガーナー。さらにエレン・バースティン、フランク・ランジェラ、デニス・リアリーらが、味わい深いアンサンブルを披露している。監督は、『ゴーストバスターズ』シリーズなどのアイヴァン・ライトマン。全米に生中継されるテレビ向けの派手なショーアップもされた年に一度のビッグイベント・NFLドラフト会議で繰り広げられる、まるでチェスの攻防に引き込まれるかのようなスリリングな展開は最後まで目が離せない!
ストーリー:アメリカン・フットボールのプロリーグ、NFLに所属するクリーブランド・ブラウンズのGM(ゼネラル・マネージャー)、サニー・ウィーバーは、今まさに人生の崖っぷちに立たされていた。チームの運営と強化を一手に担う彼は、ここ2シーズンのふがいない成績に責任を感じ、3季目の今年こそは地元ファンの期待に応えたいと願っている。そのためには12時間後に迫ったドラフト会議で、超大物ルーキーを獲得することが必要不可欠だった。ところがライバル・チームのGMに苦しい事情を見透かされたサニーは、チームの未来を売り渡す無謀なトレード話に応じてしまい、オーナーの横やりや監督との対立にも心をかき乱されていく。容赦ないプレッシャーの中で孤立し、キャリア最大の危機に見舞われたサニーは、ついに開幕の時を迎えたドラフトで誰を指名するのか。サニーの人生のすべてを懸けた決断は、全米を揺るがす大波乱を呼び起こす!
出演:ケビン・コスナー、ジェニファー・ガーナー、デニス・リアリー、フランク・ランジェラ、トム・ウェリング、エレン・バースティン、サム・エリオット、チャドウィック・ボーズマン、ロザンナ・アークエット、テリー・クルーズ、P・ディディ、ウェイド・ウィリアムズ
★★★★★ 掘り出し物
NFLのドラフト会議当日の話を、スピーディーな展開で見せること見せること。GMって職種が高給取りであるのも納得のお話し。かつてのスター、フランク・ランジェラ、エレン・バースタインがそれぞれいい役やってます。ケヴィン・コスナーの元嫁役でロザンナ・アークエットも出てます。面白かったです。
★★★★★ これが「ケビン主演、圧巻の作品」となる米国人のアメフトへの思いに感慨
方針転換の秘密が「誕生会のエピソード」だったわけで、かの国の人たちのようにアメフトへの情熱を共有できない日本人には、一歩引いて楽しめました。まさにそーなんだあ!というように。『マネーボール』でもそうでしたが、監督=現場責任者というだけで、GMの相談相手にもされないところが、なんとも興味深いですね。
★★★★☆ 知らない人でも
野球と思い込んで買ってしまい、アメフトだと気づいて失敗した、途中で寝落ちパターンと思いましたが、なかなかよかったです。アメフト知らない人でも大丈夫な作品。
★★★★☆ フィールド外のチームマネジメン同士の試合といった体の映画でなかなか楽しめる
アメリカン・フットボール自体にも、そのドラフトの仕組みにも全く詳しくなかったけど、フィールド外のチームマネジメン同士の試合といった体の映画でなかなか楽しめる。例えば年俸総額を毎年リーグ全体の収入に基づいて上限金額を調整しているとか、チーム間の交渉でドラフト指名順を取り替えたりできるとか、NFLの運営方針やらドラフトの仕組み等の予備知識を入れてから見るとより楽しめるでしょう。
作品の詳細
作品名:ドラフト・デイ |
原作名:Draft Day |
監督:アイヴァン・ライトマン |
脚本:ラジーヴ・ジョセフ |
公開:アメリカ 2014年4月11日、日本 2015年1月30日 |
上映時間:110分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:2900万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
Amazonプライムで視聴する(吹替版) |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |
楽天市場で探す |