若手記者へ舞い込んだ依頼は、〈最低〉な老婦人の〈最高〉なおくやみ欄を生前に作ること。年齢もキャリアも違う2人がもたらす人生の綴り方とは・・・。
ストーリー:広告業界で成功を収めた老婦人のハリエット・ローラー(シャーリー・マクレーン)は、何不自由なく暮らしていたが、80代に入ってから孤独と死への不安を感じていた。そこで、ハリエットは自身の訃報記事を生前に執筆することを思いつき、地元の若い新聞記者であるアン・シャーマン(アマンダ・セイフライド)に依頼する。しかし、自己中心的なハリエットのことを良く言う人はおらず、理想とかけ離れた原稿を読んだ彼女は、最高の訃報記事には欠かせない4つの条件を満たすため、自分を変えることを決意するのだった。その答え探しを手伝うことになったアンは、性格がまったく違うハリエットとぶつかり合っていたが、いつしか2人の間に芽生えていたのは、世代を超えた友情。そんなハリエットとの出会いによって、人知れず悩みを抱えていたアンの未来も変わり始めていた・・・。
出演:シャーリー・マクレーン、アマンダ・セイフライド、アンジュエル・リー・ディクソン、アン・ヘッシュ、トム・エヴェレット・スコット、トーマス・サドスキー、ジョエル・マーレイ 、フィリップ・ベイカー・ホール
★★★★★ お薦めしたい作品です。
昨年、シネスイッチ銀座で観た作品ですが再度あの余韻に浸りたくなりAmazonprimeビデオでも観てみたくなりレンタルしました。”you don’t make mistakes、mistakes make you“文字にしてしまうと陳腐かもしれませんが、忘れられないフレーズです。良い一日ではなく本当の一日を!
★★★★★ 意味のある一日を送って、
「いい一日なんかじゃなくて、意味のある一日を過ごして!」これは、作品の中のシャーリーのせりふなんですが、老いを生きる彼女からのダイレクトなメッセージのような気がします。自分になりよりも正直に生きてきた女性,それゆえに多くのものを得た代わりに、愛するものを傷つけ、いろいろな人と摩擦をおこし、憎まれ、そして気が付くとひとりぼっち。そんな女性が自分の死亡広告を依頼するところから物語が始まります。人がどう思うか全く気にも留めてこなかったであろうヒロインが、死を前にして、他者の視点から自分の人生を振り返ろうとするところがミソです。そこから彼女は多くのことを学び、大切な人と和解し、人生最後で多分初めての友情と出会います。とても素敵な映画です!
★★★★☆ 見ていて気持ちが良い映画
死後研究を学ぶと、他人の幸福のために人生を送ることが重要であることがわかるようになってくる。しかも、そういった行動をこれまでの人生で一切取ってこなかった人にも道は開かれており、たとえ80歳になっていたとしても、「今さら、人によくしたって・・・」などと拗ねる必要はない、というのである。この映画の主人公を演じる女優が、スピリチュアルブームの火付け役であるのは、偶然ではないだろう。これまでの人生で、他人に迷惑をかけ続けてきた彼女が、新聞記者の女性によい訃報を書かせるためという口実で(あれは私は口実だと思っている)、新しいことに挑戦したり、他人の背中を押したりする姿は、見ていてとても気持ちがよかった。自分はこれでいいのだと思えてくる。あと、観る前はどうかと思っていたアマンダ・セイフライドとの組み合わせも、じつによかった。
作品の詳細
作品名:あなたの旅立ち、綴ります |
原作名:The Last Word |
監督:マーク・ペリントン |
脚本:スチュアート・ロス・フィンク |
公開:アメリカ 2017年3月3日、日本 2018年2月24日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ |
興行収入:140万ドル |
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